エドガー・アラン・ポー原作「世にも怪奇な物語」1968年 予告篇
Histoires extraordinaires a.k.a. Spirits of the Dead (1968) Trailer (HD)
昨日自分の影を改めて見て安堵し小学生の頃観た映画を想い出し観たくなり・・・
Metzengerstien full movie-jane fonda
第一話「黒馬の哭く館 Metzengerstein」ロジェ・ヴァディム監督作品
当時ロジェ・ヴァディム監督の妻であったジェン・フォンダと弟のピーター・フォンダの姉弟主演映画。主人公の名前が題名のFrederick Metzengerstein(フレデリック メッツェンガーシュタイン)メッツェンガーシュタイン家の若く美しい女領主フレデリック役がジェン・フォンダです。その隣りのベルリフィッツィング家の当主ウィルヘルム男爵役は弟のピーター・フォンダです。ストーリーは、淫蕩で残虐な性格の持ち主な女領主フレデリックが意のままにならなかったウィルヘルム男爵に対して憤慨しウィルヘルム男爵の馬小屋に火をつけその黒馬と男爵を焼死させてしまう。そして焼死した黒馬に乗り移った男(ウィルヘルム男爵)の魂によって女領主フレデリックも死の世界に誘惑される若く美しくわがままな女領主令嬢の姿を名優フォンダ一家姉弟の妖しい男女関係で描いているのでちょっと印象的な作品です。
william wilson full movie
第ニ話「影を殺した男 William Wilson」ルイ・マル監督作品
ドッペルゲンガー(自己像幻視)の同姓同名の男の存在に脅かされるウィリアム・ウィルソン(William wilson)の末路を語った作品で、エドガー・アラン・ポー作品では重要な小説です。それはポー自身の自伝的な要素を伴っていてその主人公とドッペルゲンガーの同姓同名の男を通して自己の「善と悪」を強く浮かび上がらせている点ですので、当時のポー自身の自己批判が読み取れる作品ですので重要と思われます。作品の中の寄宿学校やトランプ賭博などの場面はポー自身の自伝的描写です。
なおこの小説「William wilson」は戦前「プラーグの大学生」(独1913、1926)として小説をベースに脚色され映画化されています。現在FCフイルムセンターで名作映画として観れます。
またこの小説「William wilson」の同年1839年にポーの代表的なゴシックロマン風幻想短編小説「アッシャー家の崩壊 (The Fall of the House of Usher」も書かれています。この作品の映画も詩的リアリズム名作映画としてFCフイルムセンターで観られます。
小説「William wilson」の詳細はwikipediaでー 「ウィリアム・ウィルソン」(William Wilson)
フェデリコ・フェリーニ「世にも怪奇な物語;悪魔の首飾り」
第三話「悪魔の首飾り Never Bet the Devil Your Head」フェデリコ・フェリーニ監督作品
、ウィリアム・ワイラー監督の「コレクター」(1965年)で有名な名優テレンス・スタンプが落ち目の時期に入りアルコール中毒依存症になり人生を転落しつつある俳優を熱演した印象深い作品。その落ちぶれた俳優が乗っている赤いフェラーリーの前に現れる少女の幻影とラストの首がとてもインパクトのあるフェデリコ・フェリーニ監督らしい作品です。
原作のポー作品は知りませんので悪しからず・・・。
映画「世にも怪奇な物語」はDVD BD共に発売及びレンタルされていますので観て下さい!
蛇足ですが、本日5月18日月曜日 13時13分は新月の瞬間です。また新しいお月さまが蘇ります!
Histoires extraordinaires a.k.a. Spirits of the Dead (1968) Trailer (HD)
昨日自分の影を改めて見て安堵し小学生の頃観た映画を想い出し観たくなり・・・
Metzengerstien full movie-jane fonda
第一話「黒馬の哭く館 Metzengerstein」ロジェ・ヴァディム監督作品
当時ロジェ・ヴァディム監督の妻であったジェン・フォンダと弟のピーター・フォンダの姉弟主演映画。主人公の名前が題名のFrederick Metzengerstein(フレデリック メッツェンガーシュタイン)メッツェンガーシュタイン家の若く美しい女領主フレデリック役がジェン・フォンダです。その隣りのベルリフィッツィング家の当主ウィルヘルム男爵役は弟のピーター・フォンダです。ストーリーは、淫蕩で残虐な性格の持ち主な女領主フレデリックが意のままにならなかったウィルヘルム男爵に対して憤慨しウィルヘルム男爵の馬小屋に火をつけその黒馬と男爵を焼死させてしまう。そして焼死した黒馬に乗り移った男(ウィルヘルム男爵)の魂によって女領主フレデリックも死の世界に誘惑される若く美しくわがままな女領主令嬢の姿を名優フォンダ一家姉弟の妖しい男女関係で描いているのでちょっと印象的な作品です。
william wilson full movie
第ニ話「影を殺した男 William Wilson」ルイ・マル監督作品
ドッペルゲンガー(自己像幻視)の同姓同名の男の存在に脅かされるウィリアム・ウィルソン(William wilson)の末路を語った作品で、エドガー・アラン・ポー作品では重要な小説です。それはポー自身の自伝的な要素を伴っていてその主人公とドッペルゲンガーの同姓同名の男を通して自己の「善と悪」を強く浮かび上がらせている点ですので、当時のポー自身の自己批判が読み取れる作品ですので重要と思われます。作品の中の寄宿学校やトランプ賭博などの場面はポー自身の自伝的描写です。
なおこの小説「William wilson」は戦前「プラーグの大学生」(独1913、1926)として小説をベースに脚色され映画化されています。現在FCフイルムセンターで名作映画として観れます。
またこの小説「William wilson」の同年1839年にポーの代表的なゴシックロマン風幻想短編小説「アッシャー家の崩壊 (The Fall of the House of Usher」も書かれています。この作品の映画も詩的リアリズム名作映画としてFCフイルムセンターで観られます。
小説「William wilson」の詳細はwikipediaでー 「ウィリアム・ウィルソン」(William Wilson)
フェデリコ・フェリーニ「世にも怪奇な物語;悪魔の首飾り」
第三話「悪魔の首飾り Never Bet the Devil Your Head」フェデリコ・フェリーニ監督作品
、ウィリアム・ワイラー監督の「コレクター」(1965年)で有名な名優テレンス・スタンプが落ち目の時期に入りアルコール中毒依存症になり人生を転落しつつある俳優を熱演した印象深い作品。その落ちぶれた俳優が乗っている赤いフェラーリーの前に現れる少女の幻影とラストの首がとてもインパクトのあるフェデリコ・フェリーニ監督らしい作品です。
原作のポー作品は知りませんので悪しからず・・・。
映画「世にも怪奇な物語」はDVD BD共に発売及びレンタルされていますので観て下さい!
蛇足ですが、本日5月18日月曜日 13時13分は新月の瞬間です。また新しいお月さまが蘇ります!