いい映画でしたね。日米合作の映画ではなく日本人俳優がたくさん出るアメリカ映画(2012年)でした。原題はEMPERER、邦題「終戦のエンペラー」、オープニングはサイパン島の隣の島、テニアン空港から原爆を積んで飛び立つB29エノラ・ゲイ号、やがて広島上空に達し原爆が投下され原爆雲が眼下に広がる実写映像から始まった。
”1945年、太平洋戦争終結。
その時、日本は終わった。そして、再び始まった。
終戦直後の日本で、マッカーサーが命じた極秘調査とは?
日米の名優が豪華共演!ハリウッドが壮大なスケールで描く、歴史サスペンス超大作!
1945年8月、日本が連合国に降伏し、第二次世界大戦は終結した。まもなくマッカーサー元帥率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が日本に上陸。日本は再建されるが、そこには語り尽くせない、驚きの真実が秘められていた。
それはマッカーサー元帥が部下のボナー・フェラーズ准将に命じた、ある極意調査から始まった。この戦争の真の意味での責任者を探せ。それは日本文化を愛するフェラーズにも危険で困難な任務だった。やがて連合国、マッカーサー、フェラーズ、そして日本の元要人たちの思惑が激しく交錯するなか、謎がひとつひとつ解き明かされていく。
・なぜ、開戦直前に首相が交代したのか? ・パールハーバー直前の御前会議で語られたこととは? ・戦争を始めたのは本当はだれなのか? ・終わらせたのは誰なのか?
・玉音放送前夜のクーデターとは? ・その放送に込められた天皇の想いは?
・連合国側の本音と、マッカーサーの真の想いは? ・マッカーサーと天皇が並ぶ写真が写された理由とは? ・そして、崩壊した日本の礎は、いかにして築かれたのか?
日本の運命を決定づけた知られざる物語・・・―――。“(以上パンフから)
マッカーサー元帥 トミー・リー・ジョーンズ(GHQの最高司令官)逃亡者でアカデミー助演男優賞
フェラーズ准将 マシュー・フォックス(マッカーサーの軍事秘書官、マ元帥の特命を受ける)実在の人物は後で勲2等瑞宝章を受けた。
鹿島大将 西田敏行(駐在武官、フェラーズに日本文化を説く)
アヤ 初音映莉子(戦前、アメリカへ留学、フェラーズと恋に落ちる)、この映画で抜擢
高橋 羽田昌義(フェラーズの専属通訳)
昭和天皇(片岡孝太郎)、東条英機(火野正平)、木戸光一(伊部雅刀)、関谷貞三郎(夏八木勳)
監督 ピーター・ウエーバー
プロデューサー 奈良橋陽子と息子野村祐人がフィクションを交え企画
とにかく戦後史を勉強するにもいい映画でした。土曜日の17時から、観客は15,6人。同年齢のシニアが多かった。是非若い人に見て欲しい。