たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

夏の終りとダンシング・ドールズ

2013年08月24日 | 日記

昨日8月23日は処暑でした。二十四節気のひとつ。暑さが落ち着く時期の意、とあります。この美濃地方は午後から雨の予報が夕方になって少し降りました。ようやく夏の終わりです。
猛暑日連続16日となり、暑さ日本一の県内多治見より、平均気温はこの岐阜市近くが暑く、苦しい夏を過ごしました。気象庁のデータでは(8月24日現在)
       前30日間の平均気温      前20日間の平均気温
岐阜  29.7度、平年比+1.6度      30.5度平年比+2.4度
多治見 28.8度、平年比+1.3度      29.6度平年比+2.1度 
となっています。
多治見は今年四万十市にトップの座をゆずり、市長は「いさぎよくトップの座を譲ります」とコメント。街おこしの、ゆるキャラの「うながっぱ」は「う~ん、ちょっと残念」と言っています

土曜日の今日は午後図書館へ行き、瀬戸内寂聴さんの本、「夏の終わり」を司書に探して貰いましたが、古い本で紙焼けした文庫本で、目に負担で借りることは諦めました。
語呂合わせ探したのではなく、8月31日封切りで映画化され、今度の映画が一番原作に近いと、寂聴さんが映画をよいしょされているから興味を持ったのです。
1週間ほど前、読売新聞の文化欄でも寂聴特集をしていて、「夏の終わり」は寂聴さんが、夫や子供もありながら不倫に走り、平穏な生活に渦巻く嫉妬、憎悪、心の荒涼をえぐった体験的私小説とあります。この小説の10年後に得度し仏門に入った。評論家平野謙氏はこの小説を「金ムクの私小説」と激賞したそうです。
その寂聴さんは今年卒寿の90歳だとか。新聞は寂聴さんを支えてきた長年のスタッフ4人が、若い子だけ数人を残し、この春いっせいに引退した。
経済的に寂聴さんに負担をかけないためと書いていました。すごい!寂聴さんを支え文筆活動するには4人のスタッフがいたのかと驚きです。
その少し前NHKの番組で、EXILEのセンターHIRO(ひろ)君が希望し寂聴庵を訪問したテレビを見ました。HIRO君が遠慮して外して訪ねたのを、「サングラスをどうぞかけてください」、と気を遣ったり、「あなたは物事を少し難しく考えるほうね」、「愛は革命よ」と説教していました。その前に若い子に勧められてEXILEの公演を観に行った映像まで映していた。

ついでにモールへ映画のパンフを貰おうと寄りましたがありませんでした。モールでは中京テレビの中継車が来ていて、24時間テレビ「愛は地球を救う」を生中継した後でした。
中央ステージには記念行事で8組のアーチストが出演していて、北海道出身の北川あゆみさんがこの8月24日に初リリースする「星の願い」など3曲を歌ってくれました。
喫茶休憩した後行くと、大阪から来た高校1~3年生と自己紹介した、幼馴染の5人のダンスボーカル、「Dancing Dolls」(ダンシング・ドールズ)のライブを目の前で見ました。
ヘイヘイヘイ♪ すごかった、早いアップテンポの曲と入れ替わり立ち回るダンスも歌もうまいし、早く過激なダンスに圧倒され30分、5曲は儲けものでした。明日日曜ももやるそうです。募金箱に100円を寄付しノリノリの頭上拍手でした。


全断連

2013年08月24日 | 日記

昨日も閲覧数は713PV,402IPと多くの方の閲覧を得ました。多くの方にアルコール依存症の怖さと理解の手助けになればと思います。
----アルコール依存症は、回復はあっても治癒のない病気である。死亡率も極めて高い。本人の社会生活はもちろん家族への影響も深刻だ。この病気に打ち克つには文字どおりサバイバル作戦が必要である。病気の理解、適切な薬の服用、自助グループへの参加など、回復に至る戦術・戦略が不可欠なのである。
回復への全ポイントを収めたこの本「アルコール依存症に関する12章(有斐閣新書)」は、患者と家族の方々、ケアにあたる人々必読の書---(本の裏表紙)とあります。
病院の治療と退院後自助グループに参加が望ましいです。自助グループには二つの団体があり、
・断酒会(社団法人全日本断酒連盟) 実名を名乗り断酒活動する団体 私が受けた病院長はこっちをお勧めでした。
・AA(アルコホリクス・アノニマス) 匿名で断酒活動する団体 匿名なので例会発言や活動が上滑りすると言われました。

どちらも真面目な同士意識・一家意識の強い、宗教活動に似た雰囲気があります。わたしは断酒会に2年所属し遠くは四国まで、各地の記念例会を聞きに連れて行っていただきました。今でも何人かの方と年賀状の交流をしています。

治療はどの病院でもいいというわけではありません。全断連のホームページに推奨病院が掲載されています。きちんと治療プログラムがある病院が望ましい。一般的に、はじめは精神疾患の患者と同じ閉鎖病棟へ入れられ、1週間程度のアルコール抜き生活を強いられ、その後開放病棟へ移されるようです。治療教育がない一般精神病院では診察と禁固生活で自覚を促されるだけでしょう。これでは治療になりません。
私の住む岐阜県では各務原病院、名古屋の八事病院(ここは本格的で院内例会も厳しいと体験談を何度も聞きました)、わたしが治療を受けた2004年当時から良心的ホームページをアップされている、富山市民病院の吉本先生 など有名です。

とにかく、私のように酒が弱いくせに、酒好き、すぐ酔っ払う、適度にほどほどに飲めない、二日酔いはしょっちゅう、時にはからむ、要は酒癖が悪い、こういうのも立派なアル症なのです。
ガード下に酔っ払って寝転んでいる人ばかりがアル中患者ではありません。朝から酒びたり、飲んでは家族に当り散らす、これは重度のアル症です。

とにかくお酒の奴隷となって命を縮めるか、酒を断ち普通の善良な人間に戻るか、本人の自覚が難しければ、とりあえず家族が地域の断酒会例会へオープン参加して、会員の話を聞いて見てください。会員が順番に発言し、どんな酒を飲んできたか「体験談に始まり、体験談に終わる」例会です。聞いた話は会場に置いて行け、どんな頓珍漢な発言でも、毎回同じ内容でもいい、批判禁止です。気楽なものです。