栃木県・小1女児殺害事件裁判は殺人罪に問われた男性(33)に対し無期懲役の判決を言い渡した。
こんな可愛い小1(7)の女の子を裸にして刺し殺した真犯人は死刑にしてほしい。が、8日に無期懲役を言い渡された男が本当に真犯人なのか、事件は10年以上が経っているというから当時23歳くらいだったのだろう。
事件の概要は ウィキニュース 栃木県小学生女児殺害される
ウィキペディア 栃木小1女児殺害事件 に詳しい。
勝俣容疑者とはどんな男なのかは、その1、その2、その3 に一端をうかがうことができる。
被告は母と共に日本に帰化した元台湾人、10歳までを台湾で過ごし日本人と結婚した母が呼び寄せた連れ子。はじめ言葉ができなかったが、今は日本語が理解できると通訳なしで裁判は行われた。
テレビは逮捕時のこの男の、やや心細い表情の写真と、林道交差点を映し続けるが、林道は遺体発見現場の茨城県・常陸大宮市の現場だろう。事件発生は下校途中の栃木県・今市市(現日光市)で、60キロも離れているという。
さて、ともかく昨日の裁判は、「自白の信用性」ということが大きな論点になっている。
元警察官の小川泰平さんが「取り調べの可視化」について、体験談から物申しておられる。
今日の読売新聞は、可視化法案は今国会で可決される情勢にあると報じ、可視化されると容疑者が黙秘することが多くなる、弁護士が黙秘を勧めるようになるというデメリットを、検察側は今回の栃木事件のように物的証拠がない事件を、取り調べの録画を犯罪事実の立証のために、証拠として提出し有罪の判定材料にする可能性を指摘していた。
今回の公判では取り調べの様子の録画が異例の4日間・7時間以上にわたって再生され、それが決定的証拠になった。
読売や中日を読むと録画は80時間分もあり、裁判員も「最初の自白が抜けていてやるならやるで録音・録画は徹底的にやるべきだ」とか「もうちょっと見たいと思った」と述べている。(朝日)
夕方のTBS「報道特集」でも、裁判員が後20分分を見たいと思っても、公判前整理で証拠が決められていて、追加証拠の提出を裁判員が求めることはできない現行法だと、元裁判員経験者で法改正を求める運動をしている人が話していた。
と、いう次第で個人的感想を軽々に言うべきではないが、この事件は控訴審や上告審でひっくり返る冤罪の可能性も多く含んでいると感じた次第だがさてどうなるだろうか。