世の中には呆れるほどの倹約家がいて、ゴルフコンペの表彰式・兼反省会で、注文自由のコーヒーとかの飲み物を巌として注文しない人がいます。
無駄な出費は一切しないという主義です。使っている道具のクラブも20年も使い古したもので、新モデルのドライバーや巷に話題のクラブなどにも目もくれず、古い中古クラブで過ごしています。こういう仲間が一人いるのです。
で、ゴルフの腕前のほうは、昔はなかなかのもので私など太刀打ちできなかったのが、最近老いて私と似たようなスコアになってきています。ネットにケチ学のうんちくが書いてありました。
ケチ:むやみに金品を惜しむ事
倹約:むだを省いて出費をできるだけ少なくすること
似ている意味に思う人もいるかもしれないですが、決定的な違いがあります。
それが「むやみに」と「むだを省いて」という所の違いです。
ある時期までは彼から誘われるままに、付き合っていた時期がありますが、あるときちょっとした言葉に彼が激高してから、コンペ以外のゴルフは断りました。
幹事さんには迷惑ですが、彼とはなるべく同組にしないよう頼んでいます。
昨日のOB会コンペから、ゴルフ場に頼まれてコンペパック料金500円が全員に請求されることになったのです。表彰式の飲み物代(コーヒーとかアイスクリーム)を、希望のメニューを注文する小さな値上げです。
私は売り上げ協力と、反省会の雑談も楽しく、いつも不味いコーヒー450円を頼んできました。50円の値上げになった次第です。
倹約家の彼は渋い表情でコーヒーを飲んだのでしょう。表彰会場に用意された氷水と紙タオルだけ使って、出費なし。
過度な吝嗇(りんしょく)家は当然従業員にもモテません。吝嗇とは、簡単にいうとケチです。
「過度に物惜しみをすること」という意味で、必要な物の購入でも、お金を出さない人のことを言います。とネット問答にあります。
こういう人と結婚した奥さんは幸せでしょうか。お金は死後どっさり残してあると思いますが・・。
彼は反省会でもむっつり右門です。
昔からショットに失敗すると、クラブを芝に叩きつけて悔しがる悪癖もあり、亡くなった先輩は後ろから見ていて「ほらほら始まった」とか、頭脳明晰で現職時は偉いさんだった会長は「真面目な男なのに・・惜しい」とつぶやかれたことがあります。