「f 植物園の巣穴」
梨木香歩
以前「家守奇譚」を読んだ
百日紅の木に懸想されたり
亡くなった友人と会話をしたり
と
現実と異界の境界線があやふやで
ひょいと混じり込んでしまう
その感じが面白い
「f 植物園の巣穴」もその種の作品だ
共通して登場するのは
草木といった植物
と
雨、池、川といった水
やっぱり日本的っていうか
身近にあって
導いてしまうんですな
今回のは
木の巣穴に落ちるんだ
アリス・イン・ワンダーランドだな~
しかも
いろいろ動植物が出てくる
ちょっと雰囲気があり過ぎて
恐かったりするんだ
そして
歯医者
歯医者に行って治療するんだよ
歯の治療って
音とか機具とか匂いとか
想像するだけで
異界に行けてしまうな。。。
主人公はなぜ異界へ入ってしまうのか
って思う
それは
必要だからなんだ
思い出したくない
忘れたい
そういう風に思うっていうのは
実は大切だったからなんだと思う
だから
思い出さないように
思い出さないようにしているが
忘れるわけはなくて
無くなるわけではなくて
見えなければいい
と
引き出しに放り込まれる
本当は
大切に仕舞環なければならないのだと思う
だから異界へ入って行ったんだ
そして
縁あるものと出会い
思いは辿り着く
彼は名前を与える
それはとてもとても清々しく
優しく
美しくて
感動的だった
温かい気持ちになりましたな。。。
梨木香歩
以前「家守奇譚」を読んだ
百日紅の木に懸想されたり
亡くなった友人と会話をしたり
と
現実と異界の境界線があやふやで
ひょいと混じり込んでしまう
その感じが面白い
「f 植物園の巣穴」もその種の作品だ
共通して登場するのは
草木といった植物
と
雨、池、川といった水
やっぱり日本的っていうか
身近にあって
導いてしまうんですな
今回のは
木の巣穴に落ちるんだ
アリス・イン・ワンダーランドだな~
しかも
いろいろ動植物が出てくる
ちょっと雰囲気があり過ぎて
恐かったりするんだ
そして
歯医者
歯医者に行って治療するんだよ
歯の治療って
音とか機具とか匂いとか
想像するだけで
異界に行けてしまうな。。。
主人公はなぜ異界へ入ってしまうのか
って思う
それは
必要だからなんだ
思い出したくない
忘れたい
そういう風に思うっていうのは
実は大切だったからなんだと思う
だから
思い出さないように
思い出さないようにしているが
忘れるわけはなくて
無くなるわけではなくて
見えなければいい
と
引き出しに放り込まれる
本当は
大切に仕舞環なければならないのだと思う
だから異界へ入って行ったんだ
そして
縁あるものと出会い
思いは辿り着く
彼は名前を与える
それはとてもとても清々しく
優しく
美しくて
感動的だった
温かい気持ちになりましたな。。。