毎日暑いです、今年の猛暑はいつまで続くのでしょうか?
8月10日に佐川美術館へ開催されている開館20周年特別企画展「生誕110年田中一村展」へ行ってきました。
佐川美術館は、佐川急便株式会社創業40周年記念事業の一環として、滋賀県守山のちに開館しました。
水庭に浮かぶようにたたずむ建物は、和の印象を重視した切妻造の2棟の平屋で、それ自体がアート。
館内には日本を代表する芸術家である日本画家の平山郁夫と彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の楽吉左衛門の作品を展示。
3人の巨匠の作品を一度に鑑賞できるたぐいまれな美術館です。
今まで何度か訪れていますが、今回は2007年に完成した「楽吉左衛門館」の茶室見学をしてきました。
15代楽氏創案で葦の茂る水庭に浮かぶ茶室と水面下に埋没された楽茶碗の展示室により構成されています。
茶室は地上部分の「俯仰軒(ふぎょうけん)」と地下部分の「盤陀庵(ばんだあん)」があります。
素材にはバリの古材、古民家の煤竹、越前和紙、アフリカのジンバブエの黒石などユニークで、非日常的な空間を味わいました。
孤高の画家田中一村の絵は、日本画でも西洋画を思わせるような作品もあり、独自の構図、色彩が魅力的でした。
水庭にたたずむ佐藤忠良の作品「蝦夷鹿」
地上の茶室と水庭の葦、ガマ
買い求めた絵はがきです