猛暑が続いていましたが、昨日17日は気温30度湿度36%という爽やかな一日でした。
今日も朝の室温は22度で肌寒く感じるほどで、このまま夏が終わってほしい・・・
今日は出かけるチャンスと思い、7月20日~8月31日まで
「夏だから、明治のプライベート空間をめぐりましょう」と題して
名勝「無鄰菴」重要文化財「旧三井家下鴨別邸」史跡「岩倉具視幽棲旧宅」が
タイアップ企画で公開されています。3施設共通で1000円です。
施設の無料ガイドもあり、オリジナルのパンフレット、飲み物「KIRINソルティライチ」も一本いただきました。
交通機関は「地下鉄・バス一日券」を利用して、スムーズに乗り換え出来て、建物、庭、をゆっくり観ることができました。無鄰菴は四季に訪れていますが何度も行きたくなります。
岩倉具視幽棲旧宅
岩倉具視は、江戸時代末期から明冶時代初期に活躍した公家・政治家です。
孝明天皇の妹・和宮と徳川将軍家茂との婚姻を成功させたことが原因で京都から追放されたことから、元治元年(1864)から慶応3年(1867)までの3年間を洛北の岩倉村でひそかに暮らしました。
正門と石垣
「岩倉具視瘞髪碑(えいはつひ)」遺髪を埋葬した塚
鄰雲軒(りんうんけん)、庭の「御手植えの松」
大正ガラスを用いた障子戸
7代目小川冶兵衛の作庭した庭、具視が植えた赤松「御手植えの松」
天袋には群雀と竹、地袋には紅葉と萩が描かれている
かまどのある台所
「対学文庫」遺品類を収蔵するため昭和3年に建設された。対学とは具視の雅号。
旧三井家下鴨別邸
大正14年、三井北家第10代高棟により、三井家11家の共有の別邸として完成しました。
3階建ての望楼が特徴的名主屋は、明治13年鴨川沿いの木屋町三条上がるに隠居所として建てられた三井北家の木屋町別邸を移築したものです。
三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)の参拝時の休憩所として造営された。
玄関棟
家紋入り瓦
主屋
2階座敷から庭を望む
1階座敷
池より望む主屋
茶室
夫婦椋(めおとむく)
無鄰菴
明治27年~29年に明治・大正の元老山縣有朋が京都に造営した別荘です。
敷地面積は約950坪、昭和16年に山縣家より京都市に譲渡され、昭和26年には、近代の名園として、国の名勝に指定されている。
7代目小川冶兵衛が作庭したもの、東山を主山とし、明るく開放的な芝生空間をもつ。
琵琶湖疏水の水を引いた軽快な流れを有した自然趣向の庭園は、岡崎・南禅寺界隈における別荘群の先駆けとなった。
玄関
木造2階建ての母屋
母屋の周りの園路には変化にとんだ石を使った飛び石 が打たれている
奥に佇む三段の滝
茶室
無鄰菴の西隣にある老舗料亭「瓢亭」
京都地下鉄「国際会館駅」の大原女像