寒い日が続いていますが、いい天気なので出かけました。
「京の冬の旅」非公開文化財特別公開の寺院をたずねました。
今日は「本法寺」と「建仁寺両足院」です。
本法寺は室町時代に日親上人が創建した日蓮宗本山の一つで、本阿弥光悦の菩提寺。
桃山時代の代表的絵師・長谷川等伯が本法寺塔頭に寄宿していて京都で最初に手がけた「日暁上人像」や「波龍図屏風」「京都三大涅槃図」の一つに数えられる「佛涅槃図」の複製が展示されています。「佛涅槃図」は10m×6mの大きさです。春季特別寺宝展で正筆が展示されます。
光悦が作庭したと伝わる斬新な図形的意匠の「巴の庭」も見どころとなっています。
寺の正門である山門前の小川通りには、茶道の表千家・裏千家の家元邸が並んでいます。
石畳が敷かれた小川通りは風情があります
表千家「不審菴」
裏千家「今日庵」
本法寺
本堂
長谷川等伯の銅像
本阿弥光悦のお手植えと伝わる松
十(つなし)の 庭
庭に置かれた医師の数が九つですが見る人の心にもう一つの石(意志)が存在することから名付けられました
本阿弥光悦が作庭した「巴の庭」
半円二つの円形石と切り石による十角形の蓮池で「日」「蓮」を表しています
三箇所の築山で巴紋を表現することから「三巴の庭」と呼ばれます
石組の枯瀧と縦縞紋様の青石によって流れる水を表現しています
薄焼き煎餅「白川路」で知られる老舗和菓子店「田丸弥」堀川店で昼食をいただきました
生湯葉がのった極細のにゅうめんです
建仁寺両足院
建仁寺は建仁2年(1202)栄西禅師が開いた京都最古の禅寺であり俵屋宗達の代表作「風神雷神図」(国宝)を所蔵することでも知られています。
今回3つの塔頭で狩野・長谷川・若冲の特別公開されており、今日は両足院を訪れました。
長谷川等伯の「竹林七賢図屏風」伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」は良かったです。
書院前の池泉回遊式庭園 亀の頭の石
鶴が羽を広げた池
半夏生(はんげしょう)の庭園
半夏生は半化粧とも言われます。開花のころ、周りの葉っぱが緑から白く色が変化し、水芭蕉の花が咲いたようになります。そして開花が終わればまた緑に戻ります。