「箱根十二たまご」の工房をたずねて
箱根・湯本、入生田駅(箱根登山鉄道)には「箱根ろくろ細工」の田中一幸さんの工房があります。ごく薄く挽いた木製のたまごは、すべて入れ子になっていて、12個のたまごがキッチリと収まるという驚くべき技術です。湯本に江戸時代から伝わる「十二たまご」、この素晴らしい技をこの目で確かめたいと思い、田中さんの工房をお尋ねしました。
※田中さんの工房で撮影した「十二たまご」(手前)、後の大きな2つは「三十六たまご」の一部です。
江戸時代の旅のお土産は、軽くてかさばらない物が好まれたので、このように木を薄く挽いてて加工した入れ子細工が発展したのだそうです。
7cmほどの一番外側の「親」と呼ばれる無彩色のたまごをあけると、次々に彩色された「たまご」が出て、最後には高さ7mmの可愛い「ひよこ」が出てきます
目の前で「豆ゴマ」のナスを作っていただきました。紫の彩色をしているところです。
こちらはリンゴ、最後のツヤ出しの工程です。ヒヨコも豆ゴマのナス・リンゴもミリ単位の驚異の世界でした!
※完成した「豆ごま」と、更に小さい「花ゴマ」、目の悪い私はメガネなしでは見えません。
十二たまごの姉妹品?の「ふくろう」です。
丸い目、ちょっと表情の違う「ふくろう」です。
こちらは工具置き場、これらの工具もすべてご自身で作られるのだそうです、「鍛冶屋もやるんですよ」と田中さん。やはり繊細な加工に使う道具はご本人でないと作れないのでしょう。江戸時代から続くこの技術ですが後継者が無く、田中さんは「最後の匠」と呼ばれています。
続きは「箱根十二たまご②」へ
「十二たまご」は、受注生産で製造に約1ヶ月程度かかります。
田中一幸さんの連絡先
〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本7番地
ろくろ細工の店・たなか 電話0460-85-5084
箱根登山鉄道 入生田駅下車 徒歩3分
この記事の関連グッズいろいろ
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※田中さんの工房で撮影した「十二たまご」(手前)、後の大きな2つは「三十六たまご」の一部です。
江戸時代の旅のお土産は、軽くてかさばらない物が好まれたので、このように木を薄く挽いてて加工した入れ子細工が発展したのだそうです。
7cmほどの一番外側の「親」と呼ばれる無彩色のたまごをあけると、次々に彩色された「たまご」が出て、最後には高さ7mmの可愛い「ひよこ」が出てきます
目の前で「豆ゴマ」のナスを作っていただきました。紫の彩色をしているところです。
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※完成した「豆ごま」と、更に小さい「花ゴマ」、目の悪い私はメガネなしでは見えません。
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〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本7番地
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