横濱・櫻木町コティベーカリーぶろぐ

街のこと店のこと今昔物語

松坂屋のアールデコ♪

2008年07月10日 14時12分28秒 | 街のアート
2004年に横浜最古の百貨店として「横浜歴史的建造物」に指定された横浜松坂屋。アールデコ調の建物が古き佳き時代を感じさせます。
                
               ※1階~3階までのエレベーター表示
横浜松坂屋のシンボルとも言うべきアールデコ・エレベーター表示。いまや他では見られない貴重な表示板です。時計の針のようにクルクル動く様子はYouTubeでご覧下さい。

                 
                       ※全体の様子
これらの表示板はいつ頃作られたものなのかなと思い、松坂屋に問い合わせてみました。「記録が残っていないのではっきりは分かりませんが、昭和初期の頃に作られたものと思われます」とのことでした。
ゆったりとした時代だった昭和、その時代の象徴でもあるアールデコ装飾を店内で探してみました。
            
             ※4階~7階は、シンプルなタイプ
                    
                   ※エスカレーターの装飾
          
                   ※階段にある階数表示



上野松坂屋のエレベーターも素敵~♪横浜松坂屋は10月で閉店してしまいますが、なんとかこの表示板だけでも、どこかで保存して欲しいものです。横浜最古の百貨店、たくさんの人の、いろいろな思いをのせて動き続けたエレベーターですからね~♪

お祝いのお返しや、お中元・お歳暮、娘の学校の制服など、嬉しい買い物はいつも松坂屋でした。幼い頃は横浜の郊外に住んでいた私にとって、伊勢佐木町はキラキラ輝く大都会でした。前身の野沢屋だった頃オモチャを買いに来た思い出、大食堂にあった「入り九」マークの入った大きな急須と湯のみ茶碗。そんな時代の事を店内のアールデコ装飾が、思い起こさせてくれます。

                   
今年のお中元の買い物のサービス品、建物の全体がプリントされています♪

          
中は木綿の「ふきん」、松坂屋の「伊藤」マーク&野沢屋の「入り九」マーク入りで、私にとって貴重な記念品になりました。


【松坂屋のマーク】
最初の屋号が創業者・伊藤蘭丸祐道の苗字からとった「いとう屋」だったため、「井桁」の中に「藤」の文字になっています。伊藤蘭丸祐道の祖先は織田信長の小姓をしていたと伝えられているのだそうです~~イケメンだったのでしょうか?!





                    
       横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP  
コメント (4)
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