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京都・葵祭2011@京都御所

2011年05月21日 13時07分35秒 | 好きなもの
京都で、葵祭を見ることができました。
混雑できっと見ることはできないかな…と思いつつ1時間くらい前に堺町御門の近くに行ってみると、
幸運にも、見物スペースを得ることができました。
タクシーの運転手さんから聞いた話では「今年は震災の影響で観光客が例年より少ない、とのことでした。 

路頭の儀(行列)の先頭は京都府警察平安騎馬隊の女性騎馬警官でした。
勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など、
平安貴族そのままの姿で列が京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へ向かいます。
その道のりは約8キロにもおよぶそうです。

総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、輿1台とのこと。
人生の中で一度にこんなに沢山の馬を見るのは初めてのことでした。
茶、黒、白、斑、さまざまな毛色の馬は良く訓練されていて、粛々と歩いていました。
沢山のお客さんに驚いたのか数等の馬はちょっと興奮気味で鼻息が荒く、
大丈夫かな?という思いでしたが、
調教師さんの巧みな綱さばきで、何事も起こらずホッとしました。 

葵祭は毎年5月15日に行われ、古くは賀茂祭、または北の祭りとよばれていました。
平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名な祭りであったそうです。 
今年の斎王代は金井志帆さん↓
 
清少納言『枕草子』の一節にある 
 「四月。祭りの頃、いとをかし。」 
※平安時代の4月は、現在の5月になります。

路頭の儀は華やかで美しく、王朝絵巻を見る思いでした。