何をすべきかでもなく、何をしたいかでもなく

布団の中の居心地がより良く感じる季節となった。

家人は皆、まだ布団で寝息をたてていた。

スタートだけでも早めにきろうと、

カフェオレに菓子パンとバナナを朝食に

朝のひとときを味わった。




休みの日の朝はいとおしい。

先ず私的に言えば、

いつものトリオがあまりやって来ない。

そして週末や休日の通勤路や電車には、

平日にはない、柔らかな空気間がある。

一人一人からにじみ放たれるオーラが違うのだろうか。




また、自分の中の時間軸が勤続疲労から歪み、

一週間が一日の感覚になってしまったお陰だろうとも考えている。

噂には聞いていたこの感覚を得たという事は、

最早中年ではない、という証しでもある。




その証しへ免罪符的響きを勝手に忍ばせて、

新たなる覚悟みたいな顔をした、勲章風錯覚に酔い出したら、

いよいよ御迎えも近くなった潮時なのだろう。




今日は座禅体験なるものに出掛けるつもりでいたが、

本日会社へ届く荷物の受取と配付の為に見送った。

今はまだ機が熟していない様子。

またの機会を楽しみに待とう。

普通

普通という日常は
別の誰かにしてみれば奇跡である。

普通という当たり前は、
サラッと差別の罪を隠す。

普通という安定は
シレッと誰かの苦労や犠牲を楔に
辛うじて成り立っている。

普通という生活様式は
イキイキとしてくるほど、反って普通でなくなってしまう。



普通という強がりは
情熱を傾けたい対象への憧れのシグナルであり。

普通という考え方は
考えることを止めさせるのに使われる。

普通という説明は
聞く側の普通をむしり取る。




普通という名の列車は
自己と役割を区切る命のミシン目を今日もなぞる。

普通という言葉は
その絶対的な余韻に多くの人々を今日も酔わせている。

言葉あそび

この世の中のものには、変わらないものなんて無いらしい。
地球上に限らず、宇宙だって変わり続けていると聞く。

この世の外の事は、今はまだ確かめる手段がないけれど、
ひょっとしたら変わり続けているのかもしれないという説が、
裏付とともに語られる日が来ないとも限らない。

そう考えて行くと、
誰の運命だって変わり続けているはずだ。
だけど、理屈ではそう言う事になっている的な話はたくさんあるし、
運命は定まっているのか変化しているのかなんて、
その場その場での感情が強すぎて、
実感の欠片すら見付けられた事がない。

また、宿命と言う言葉があるけれど、
定めも変わり続けているのならば、
この言葉は矛盾概念となる。

それでもまた、
宿命も矛盾から解放されるはず・・・。



一途な想いの美しさ
武士道の美しさ
ルーティンの美しさ

自然の摂理なんて人間には真に理解はできないのかもしれない。

理解はできなくとも、魂で人々が感じ続けてきた何かはあるのだろう。

それは淡く儚い特性を持つが故に、
愚かさに似ている。

あめ

暖かな空気が冷たい空気に押し退けられて
冷たい雨が降っている。

大小に関わらず、
望む望まないを問わず、
自然であろうが不自然であろうが

欲を充たそうとする時、
心満たそうとする時、
身体のバランスを取ろうとする時、
心の空気がにわかに動き出す。

やがて冷たい空気が暖かな空気に押し退けられて
暖かな雨が降る。

そんなこってす

昨夜は７時半で仕事を終えた。

業務体質改善に取組中の我が社。
なかなか上手く進まない。

取引先からの事業引継依頼があり。
従業員からの雇用条件見直し依頼があり。

課題にこと欠かない毎日。
仕事が落ち着いて来ると言うことは、
黒字化への道から遠退くことでもある。

が、しかし
ガリガリやり続けて行く事は
どこか違う気もする。

まぁ、休めるタイミングが来たのだから
名一杯遊んだり休んだりするか。