黄金の朝焼けが街を染め、人間の目の色も変える。
雲一つない空にグラデーションが溶け始める。
留まることなく、刻一刻と変化している。
白露に風の吹き敷く秋の野は貫き留めぬ玉ぞ散りける
象徴であろうとなかろうと、ともに懐かしむことのできる共通のいにしえ。
血で血を洗う歴史の中にあって、歴史の緒を切ってしまえば、手にする喜びよりも付きまとう悲しみの方が大きいに違いない。
現代は、信じるな疑えという啓蒙活動が盛んで、支持されている。
直観は非科学的と敬遠され、AI的計算・判断能力がもてはやされている。いや、信じられている。
信じることも、直観も、計算・判断能力も、本来はそれぞれが対立するものではないと私は考えている。
目に見えぬ神に向いて恥じざるは人の心の真なりけり
理路整然とした行動にたどり着けないのは、信じ切れていないところに端を欲している気がしている。
「大徳は、生死を生死に任す」という先人の言葉に、直観的感銘を覚えつつ計算からくる危険が寄り添い付きまとってくる。
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