な~んにもない

もう、わけわからんわ。

疫病神は本当に神様なのかもしれない

2024-05-11 11:03:21 | 小太り爺さん
新たな春をまたひとつ経験した陽射しが、降り注いでいる

駅には半ズボン姿のアジア人も現れた。

しばし役割の全てを忘れて、揺れる葦となる。




直線だらけの空間に身を置いて、科学技術の発展に関心する。

細菌やウィルスの力を借りて成り立っている身体と、駅空間に相似性を感じ始めていた。

大小様々な電子音に支え導かれて電車が出入りして、人も流れ行き過ぎていく。



限られた虫しか住めない環境作りは頭脳に心地よく、増えるアレルギーや身体のダルさなんてのは、新たなクスリでどうにかなるのだろう。

自己免疫や治癒力などは古い観念で、血液のすべてを、そのうちサプリメント成分みたいなものに置き換えていくつもりなのかな。

科学であらゆる物は、やがて管理できるようになる?



車窓が移り始めてビル群を縫って、次の停車駅へと電車は動き始めた。

居合わせている人々を眺めていると、また社会的役割がちょくちょく顔を出し始める。

「意識は後追いである」という論文説が今はお気に入り。

無意識の中でうごめいている、私の知らない闇を心待ちに揺られて行く。



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