雨漏り修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
埼玉県川口市の雨漏り/屋上防水工事の現場施工で説明をさせていただきます。
前回はウレタン防水通気緩衝工法の通気緩衝シートの貼付けと目止めまで施工しました。今日は脱気筒の取付けとウレタン塗膜防水材の塗布です。
脱気筒という小さな煙突から下地に含まれた水分を逃がす通気緩衝工法、まだ工事途中ですが、高圧洗浄から始まって、伸縮目地の撤去、バックアップ材の充填、シーリングプライマーの塗布、伸縮目地シーリング、防水下地調整、ウレタンプライマーの塗布、通気緩衝シートをボンドで貼り付け、通気緩衝シートの目止め等の施工がありました。
この毎日の積み重ねの上に、今日の施工が重なりますので、どの工程も真剣勝負です。
今日は、まず全体の清掃をもう一度行ってから、パラペット天端にプライマーを塗布します。
次に立上りにプライマーを塗布します。
プライマーが乾くのにも時間がかかるので、最初にプライマーを塗布しました。プライマーが乾く間に脱気筒の取付けをします。施工する時は、空きの時間がないように計画して進めていきます。
通気緩衝シートを貼る前に伸縮目地を撤去して、バックアップ材を充填してからシーリングをしました。そのため、シーリングの下は空洞になっています。後で説明をしますが、この空洞も重要な役割を果たすことになります。
伸縮目地を撤去してシーリングをした目地が交差する箇所に脱気筒を取付けます。穴あき通気緩衝シートの穴の部分はウレタン防水材が下地と密着していて、穴がない部分はボンドで下地に接着しています。
この部分に穴を開けた理由は、縦横に走る伸縮目地を撤去した箇所を通気の通路としています。この通路を通過する湿気と通気緩衝シートを通過する湿気と脱気筒から抜きます。
これで下地に含まれた水分が抜けやすくなります。
十字に切り取った部分の真上に脱気筒が付きます。
プライマーを塗布してから、速乾シーリング材を適量使用します。
シーリング材があまり多いとロスが多く出るので、適量です。これで接着は十分です。
脱気筒を取り付けした後で、その日のうちにウレタン塗膜防水材と塗布するので、速乾シーリング材を使用して仕上げます。
シーリング材のロスもあまり出すこともなく仕上がりました。
1回目のウレタン防水塗布です。パラペットの天端、立上りを仕上げます。
さらに補強をするために、脱気筒の周囲はウレタン防水立上り材を塗布します。これだでより強くなります。蹴飛ばしても取れることはありません。後でこの上にウレタン防水平場材を塗布します。
昔、施工に夢中になりすぎて、脱気筒につまずいてコケたことがありましたが、痛い思いをしたのは僕だけで、脱気筒は動きもせず無事でした。今でこそ笑い話になりますが、その時は本当に痛かった。
ウレタン防水平場材の1回目の塗布です。
この後の流れとしては、ウレタン防水(1回目)の上にウレタン防水(2回目)を塗布して、その次にトップコート(防水保護層)を塗布して、完成です。
これでウレタン防水通気緩衝工法の流れが大体イメージできたと思います。
必殺雨漏り修理人、春夏秋冬、施工の途中で色々あるわけです。例えば、天気予報がはずれて突然雨が降り出したりした時、もちろん施工は中止です。
暖かく穏やかな春、午前中はきれいに咲いていた桜、ほとんど満開かぁ、って時、午後になって、急に風が吹いて花びらが仕上げたばかりのウレタン防水の上に落ちてきた時、ただ呆然とするだけで、何もできないなんてこともありました。
またある時は、さあやるぞ、と意気込んで屋上に上がると、想定外の強風で通気緩衝シートを貼ることができなかったり、・・・など、この仕事はお天気商売なので結構大変ですが、それでもこの仕事が面白いですね。
それでは、また。
(必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤)
◎雨漏り調査について:
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
毎日、マスク、うがい、手洗いの徹底。今、やるべきことはやっています。僕が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。
日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、接触が最小限になるように工夫をします。
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