雨漏り修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
埼玉県川口市の雨漏り/屋上防水工事の現場施工で説明をさせていただきます。
さて、前回は改修用ドレンの取付けまで終わっているので、今回は屋上ウレタン防水工事の通気緩衝シートの貼付けです。
ウレタン防水/通気緩衝工法とは、一言でいうと、通気効果と緩衝効果を持つシートの上にウレタン防水を塗り重ねた防水工法です。
この工法の優れたところは、下地モルタルに含まれた水分が通気緩衝シートを通して移動して、脱気筒から水分が逃げていくこと、それと防水下地に地震によってクラックが発生しても、防水層の破断を防止することができる、ということ。
屋上防水3/伸縮目地撤去及びシーリングをご覧いただければ、わかりやすいと思いますが、伸縮目地を撤去すると、雨水が溜まっていたり、濡れていたりすることがほとんどです。
保護モルタル、伸縮目地の下はプールの状態だと思ったほうが良いですね。このような状態の上に直接防水工事をすると、防水層が膨れてしまいます。
こんな時はウレタン防水/通気緩衝工法が適しています。
最初にローラーでウレタンプライマーを塗布します。
次に通気緩衝シートの仮合わせをしますが、シートを貼る時は無風じゃないと貼れません。この現場の施工場所はマンションの7階屋上なので、強風で何もできない時もありました。
通気緩衝シートが飛ばないように気をつけなければなりません。貼り付けは通気緩衝シートを貼り付ける平場にボンドを塗布して、通気緩衝シートを半分貼り付けてから、残りの半分にボンド塗布して通気シートを貼り付けます。
通気緩衝シートを貼り付けたら、ローラーで転圧します。
この繰り返しで通気緩衝シートを貼り続けます。
通気緩衝シートを貼り終えたら、貼合わせ部分にジョイントテープを貼ります。
通気緩衝シートの端末は速乾シーリングで押えます。その日のうちに次の工程が控えている場合、速乾シーリング材は被膜が速いのでとても便利です。
次はウレタン防水立ち上がり材で目止めをします。
通気緩衝シートに丸い穴が空いているのが見えますか? この丸い穴の部分にウレタン防水材が入り込んで、通気緩衝シートは部分的に下地と密着している状態になります。
ウレタン防水は「面防水」と呼ばれていますが、面防水で使用する穴あき通気緩衝シートは、点で下地に密着しています。ちなみにシーリングは「線防水」と呼ばれています。
ウレタン防水通気緩衝工法はよくできた工法だと思います。
今回使用したのは、ボンドで貼りつける穴あき通気緩衝シートですが、他に改質アスファルトの自着層付の通気緩衝シートを貼りつける方法、それと通気シートを機械的に固定する方法があります。
ウレタン防水通気緩衝工法は、それぞれ施工方法が異なるので、施工を楽しむことができるので、面白いです。下地に含まれた水分を通気緩衝シートを通過せて、脱気筒から逃がす工法の紹介でした。
◎雨漏り調査について:
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
毎日、マスク、うがい、手洗いの徹底。今、やるべきことはやっています。僕が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
雨漏り調査は、家の中の雨漏りしている箇所を見せていただいてから調査が始まりますが、このご時世家の中に知らない人が入るのもちょっと抵抗があると思います。
現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。まずはご相談ください。
日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をします。
それでは、また。
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