「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

埼玉県新座市の雨漏り修理1~千葉県野田市必殺雨漏り修理人の防水工事記録

2023-05-08 18:47:50 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

千葉県野田市の職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

埼玉県新座市、以前は戸田市美女木に事務所があったので、遠く感じることはなかったのですが、千葉県野田市から下道を通って片道50kmはちょっと距離を感じます。現場近くのコンビニで1杯のコーヒーを飲んでから現場に到着。施工開始は9時です。

今回は特注のジャバラホース1.2mの横型改修用ドレンを取付をします。改修用ドレンを作っているメーカーは数社ありますが、私はその中から取付時、取付後も安心できるものを選んで使用しています。値段だけで安い物を選ぶのは、正しい選択の仕方ではない、と思っています。

鉛ドレンとジャバラホースの取付部は信頼できるのか、耐久性は十分なのか、ジャバラホースの端末部分に工夫はされているのか、検討した後、私は1社の改修用ドレンを選びました。私が使用する改修用ドレンは、株式会社山装の改修用ドレンです。

 

それでは、今回の施工現場を見ていきましょう。

トタン屋根から雨水は側溝へ落ちて、排水口を通過します。今回この排水口に欠陥があることが確認できたので、改修用ドレンの取付をします。

トタン屋根を固定している釘を抜き取り、トタン屋根をめくりあげて、施工ができる状態にします。トタン屋根の下には黒い防水シートがありますが、アスファルト系の防水シートは既にボロボロでなくなっている所があり、木部むき出しの状態です。

まずは側溝部分の汚れを落とすところから始めます。ナイロンたわしで汚れを落としてから、掃除をします。

まず、シーリング、ウレタン防水が接着できるようにプライマーを塗布。改修用ドレンをちょうどよい大きさにカットしてから、特注の長いジャバラホースを既存の排水口の中へ入れ込んでいきます。

私は長い塩ビパイプを使用して、排水口から下の長さを測定してから塩ビパイプの長さを確認した後に改修用ドレンのジャバラホースを塩ビパイプの中へ入れています。

ジャバラホースは、見えない軒天井の中にある塩ビパイプの中を通過して、外部の塩ビパイプのエルボ(塩ビパイプの継手で、曲がっているヤツ)までいけば、OKです。

改修用ドレンを取付けた後は、ズレないように固定をして、ウレタン防水を塗布します。側溝の横幅は100mm、トタン屋根取付けるために、垂直に100mm立ち上がった部分からトタンが折り曲がり手前に突き出しているので(上の写真の右側)、とにかく施工がやりにくかったです。

改修用ドレンの取付けで、屋根から側溝へ落ちた雨水を側溝下の見えない部分を通過して軒天井下の塩ビパイプへ落とすことができるので、これで確実に排水できるようになります。

排水口と塩ビパイプの取付部分に欠陥があることが確認できているので、ここに関しては、改修用ドレンを取付けることで解決できますが、ただもともと経が小さい排水口なので、排水口の経が更に小さくなってしまいます。そのため、定期的に排水口の点検を行うことが必要です。

雨漏り調査時には、建物の天井、外壁、内壁を大胆に壊すことができないので、天袋から天井裏へ入って、ライトを当てながら原因を探したり、外部から雨漏りの原因になる箇所を探したりしますが、やはりすべてを見ることができません。

時には今回の雨漏りのように、手探りで原因になっている箇所を探すこともあります。改修用ドレンを取付けたので、次回は水を流して確認をしますが、想定外のことが起こります。

 

それでは、次回の「職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人の仕事~埼玉県新座市の雨漏り修理 2」で、お会いましょう。

ごきげんよう。

職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤

(2023.05.08)

 

 

 

 



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