昨日、お客様と化学物質過敏症について色々とお話しました。
このお客様とも長いお付き合ですが、重度の化学物質過敏症と電磁波アレルギーで今も大変苦しんでおられます。
昨日は久しぶりのご来店だったのですが、聞けばご近所で除草剤の散布により、体調不良になっていたそうです。
その方は20代の前半までは何の症状も無くヘアカラーやパーマもごく普通にされていましたが20代の後半に、その病は突然発祥したそうです。
今ではホームセンターやドラッグストアなどに入ると化学物質に反応して呼吸が困難になるそうです。
とくに美容室のような化学薬品をたくさん使う空間では、空気中に浮遊している化学物質があるため非常に危険です。
クレールでは店内の空気の浄化するために壁紙を全て特殊な素材としていますが、実はこの方に出会うまでは、その効果も確認できませんでした。
でも、そのお客様とその方のお友達(さらに重症です)から「この店だけは快適に過ごせる」と感謝の気持ちを伝えて下さいます。
何しろこの方々は美容室の換気扇の下を通っただけで呼吸困難になるそうです。
私達のように、それほどまでの酷いアレルギーを持っていない人間には感じない物でも、化学物質過敏症の方にとっては命取りになるそうです。
その方は、いつも私に「今の若い方が私と同じような病気にならないよう化学薬品の危険性に早く気がついてくれることを心から祈っています」と話してくれます。
現代では、安くて便利と言う化学の恩恵を受けながらも、人の健康はどんどん奪われていると私も思っています。
いつの日か、多くの女性が安心して美容を楽しむことが出来るよう、これからも研究し続けたいと思っています。