クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

マスコミの力は凄いけど・・・

2015年11月13日 | ヘアケア
先週、ある週刊誌に「脳脊髄液マッサージ」と言う記事が掲載されていました
そこには脳脊髄液を流すためのセルフマッサージまでも書かれていましたが、実はこの脳脊髄液のコントロールはとても難しく危険性があることも覚えておいて欲しいと思います

いずれにしても、脳脊髄液が健康との深いかかわりがあることだけは、この記事により分かりやすくなりました。

ただ、力加減や方法を間違うととても重篤な症状になる事があります
先日もアメリカのサッカー協会が10歳以下の子供にヘディングを全面禁止と法律で定めた事が話題になりましたが、それは頭蓋骨への衝撃で脳震盪を起こし、重篤な病になる可能性がある事が確認されたからです

それと、同じぐらい美容室での強い力のシャンプーや頭を叩くようなヘッドマッサージには危険性がある事を覚えておいてくださいね

さて1985より脳脊髄液の循環不良により免疫低下が起こり、そのため原因不明の女性や小児の脱毛症が起こる事の研究をはじめた美容師さんがいました。その人が『日本予防医学美容家協会』会長の関先生(会長)であることは、このブログを読んで下さっている方々ならご存知の事かもしれません

その研究はやがて確実な結果を生み、安全で安心な美容を楽しむために水圧育毛(ハイドロセラピー)の誕生となりました
その技術を、より多くの美容師に伝えるために研究所を開き、その活動を私もサポートさせて頂きました

当時、その理論をまとめ私が作ったマニュアルの一部です。後は上級・師範とあります。(15年以上も前ですが、今は日本予防医学美容家協会へ変わりました)
  

この時、既に脳脊髄液と自己免疫の恒常性について多くの美容師さんに伝えてきましたが、講習の実技の中でも、ほんの少しのポジションのずれや力の強さにより体調不良を起こす人もいるほどでしたそれ程、良くも悪くも影響があるからこそ、美容室でのシャンプーは気をつけないといけません

だからこそ、しっかりとして勉強が必要になるのです

今でこそ「脳脊髄液減少症」が病気とし健康保険適用になりましたが、当時はそのような病気があることすらあまり知られていなかった世の中で、そんな時に既に関先生は安全な美容を行うために、その事を深く研究し広めてきたのだと思います

先日も、このブログで取り上げましたが、この本の中に安全な美容室を選ぶためのヒントが隠されています


関先生も今までに様々なマスコミのオファーがありながら、それが正しく伝わらなかった時の事故を考えると・・・
との懸念から、出演依頼を全てキャンセルしてきました

今後もマスコミの力(一時的なブームになる)に惑わされない確かな技術を伝えられる美容師の育成に力を注がれる事と私は思っています
コメント
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