クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

カットの仕方でも?

2017年08月20日 | 美容育毛
先日、初めてご来店下さったお客様にヘアカラーのトーンで髪の艶も違って見えると話しましたが、その方が「カットしても直ぐに収まりが悪くパサパサした感じになる」と言っておられました。

実は髪の切り方次第で髪の損傷は全く違います。

その方もショートヘアにしていましたが髪はセニング鋏(空きば鋏)でスカスカに空かれていて、こうなると髪の長さがバラバラになるため絡まりやすくなることで髪はドンドン損傷しやすくなります。

良くシャンプーのCMを見て分かる通り髪の艶を訴える時の髪形は決まってワンレングスですよね。

それは髪の長さが揃う事で面となり、反射率が良くなるからです。

そのため艶を強調したいシャンプーのCMではレイヤーやショートヘアの髪形は無く、決まってワンレングスの髪を下から持ち上げて「ツヤツヤ・サラサラ」を強調します(ほとんどがCGですけどね)

この点から考えても髪の長さをバラバラにする切り方では髪の艶が出にくく、損傷を避けるのには難しいのです。

それでも、いまだにそんなカットの技法が減らない背景には、空くことによりデザインが簡単になるからです(自宅でのスタイリングはどうであれ)

最近では男性のツーブロックがまた流行っていますが、これなどは最も簡単で美容師にとっては技術を誤魔化しやすい何ともありがたい技術なのです。

何時の時代もそうだけど流行になるもののキーワードは「簡単出来る」なんですね。

それは誰でもが簡単に出来きて大量生産が出来るからです。

カットの仕方で髪の損傷を減らすのは、実は難しい事なのですが、それに気づき始めた消費者もたくさんいる事を早く美容師も気づいたほうが良いかもです。

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