次の日、娘と二人で「6さいのボクが大人になるまで」を見に行ってきました。
他の地域では普通のシアターだろうと思いますが、
この地域はミニシアターでの上映でした。
町の中心にあるので、車で移動する私にはなかなか足が遠かった劇場なんですが、
ラインナップがとても素晴らしくて、
会員になって月二回(二週間でプログラムが変わるので)見に行きたい気分です。
予告の時点からテンション上がってた二人。
繕い縫う人の予告をみて、私、あんな人になりたいなって言ってる娘。
セッションの予告で、音楽の狂気だね。好きやわぁ。って言ってる私。
インドのサスペンス映画の予告を見て、目が輝いている娘。
また今度観に来ようねと意気投合。
三時間弱と結構長い映画なんですが、
全然そんなことは感じない。
小さな本当に幼いころからずっと、
フィクションでありながらノンフィクションのように映像が流れていく。
例えば、ずっとホームビデオを流しているような。
ドラゴンボールみてるちびっこが
数年後ハリーポッターの出版イベントに並んだり、
15歳の大人じゃないけど大人ぶってる誕生日とか、
離婚したけどずっと父親とは繋がっていて、
家庭はいろいろ変化はあるけれど
その年代で抱えてる問題を父親が相談に乗ったりクッションになったりするところとか。
今まさにシングルで育て生きている自分にとって
どの瞬間を切り取っても共感できる
リアリティー溢れる映画だった。
ネタバレになっちゃうけど、最も共感、考えたシーンが
母が、子が二人とも大学に巣立つので家を処分するから必要な物だけにしてもっていきなさい。
私の部屋にあなたたちのガラクタはいらないないから、って言ってるシーン。
と、実際に息子が大学の寮に引っ越すときの母親の台詞。
姉も弟も帰る場所がなくなるってしゅんてするんだけど、
私もあと4年後そうしようかなーって思ってて。
やっぱ傷つくかあ。
まあこだわりの強いうちの子たちはゆるさないんだろーなって感じてはいるので、よく考えよーって思いました。
そして長いと思ったらあっという間に子育て終わって、あとは自分の葬式だけだって嘆く母の気持ちにも強く共感した。
彼女は本を出版する、っていう新しい夢に向かっていくんだけど、私はそういう夢を持てるんだろうか。
いろいろ共感し、考えました。
最後の言葉がこの映画のすべてでした。
「瞬間」はずっとつながっているって。
過去も現在も未来もこうやって脈々と続いていくんだよなあ。