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茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

お宅の家紋は何ですか?

2016年11月08日 | Weblog
「お宅の家紋はなんですか?」と尋ねると「さ~なんだったかな~・・・」などと応じる人が増えています。特に若い人はあまり関心が薄いので知らない人が多いようですね。  でも現在も暮らしの中に立派に生きています。
日本に於いての冠婚葬祭にはきってもきれないものなのです。日本人としての伝統に対する郷愁と愛着の念がこの家紋にうかがわれます。私は仕事が呉服屋なので常にお客様と家紋については縁が切れません。かって日本伝統文化交流として海外に行きパーテイに紋付羽織袴姿で出席しますが、きもの姿は勿論ですが、家紋について大変な興味があるようで、「このデザインは大変美しい、日本人のセンスは素晴らしい!」と大変好評でした。
家紋はもともと「家」と苗字の独自性を象徴したマークであり、家中が一つの同じ紋を使用するのが建前です。
この家紋は千年の歴史をもち、平安時代、公家の間で神輿や、牛車、衣服に、好みの文様を用いたのが始まりとされて、その後武家の間には戦場における混乱を避けるため、敵味方を判別し、自分の武功を際立たせ、恩賞にあずかるためにも、標識が必要だったわけです。
家紋を天下万民等しく持っているのは日本だけで、西洋にも紋章はありますが、王侯貴族に限られています。
このように家紋はその家を代表するものですから、もしご自分の家の家紋がわからない時は故郷の菩提寺を訪ね、墓石、位牌、過去帳などを見せてもらえば宜しいでしょう。
現在、基本的なものだけで、200種類もあり、その変形バリエーションは5000種以上もあります。
「たかが家紋、されど家紋」さ~お家の家紋をよく見てみましょう。
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