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私達、日本人である以上は正しい日本語を使うべきと思いますが、特に相手を気づかう気持ちは、日々の暮らしの中で、人と人との関係をより円滑にするために、長年大切にしてきたものです。
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特に、東京オリンピック開催にあたり「おもてなし」の日本人の精神的伝統は、この「大和言葉」に結集しています。
まず、「あいさつ」のときの言葉として、
「お目にかかる」このたびは、お目にかかれてとてもうれしゅうございます。文字通りの意味は「目上の人の視界に入る」ということで、「会う」の謙譲語です。「お目みえ」も同様の言葉で、役者や商品が客の前に出るときなどに使います。
「おかれましては・・・」〇〇様におかれましては、その後おかわりなく?目上の人のことを尋ねるような場合、失礼がないように響きを和らげ、敬意を感じさせる言い方として、主語の部分を「~におかれましては」と曖昧に言うようになりました。
ごく簡単な例ですが、役立つ言葉ですので是非覚えておきたい「大和言葉」ですね。
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