私達、古典の会は、今勉強してる「徒然草」が間もなく終わりますので次は何をやろうか、と話し合い、鴨長明の「方丈記」をやることになりました。早速下調べの為、目を通しましたら、「願はず、走らず、ただ静かなるを望みとし、愁へ無きを楽しみとす」欲しがらない、あくせくしない・・・の一文が目に入りました。 山里に建てた僅か約3メートル四方の庵に理想の暮らしを見出した鴨長明、「方丈記」を書いてから約800年を経た今、「持たざる暮らし」が注目されていますが、「ミニマリスト」無駄なものに囲まれた暮らしを改めることで、生活の質を高めようとする人が増えてるという。
安元の大火、養和の飢饉、元歴の大地震、など数々の大災難を経験した長明は、この方丈記の中に、禍いの多い京に財を投じて家を建てるのはバカバカしい
と強調して、簡素な暮らしは乱世を生きる知恵だと書いておりました。
なるほどじゃー
現世のコロナ禍、又、大地震などの災害が予想される時代に似ているのかもしれませんね。
現在の自粛生活がどれほどに役立つことか・・・鴨長明先生にお聞きしてみたいですね。