紫式部【#源氏物語 #藤原為信女 #藤原為時 #藤原道長 #紫式部集 】
今、NHK大河ドラマ「光る君へ」が放映され話題になっています。世界的文学作品「源氏物語」の作者としてまひろ(紫式部)の生涯を描いてるドラマ、その「源氏物語」は恋愛小説といわれていますが、根幹となるストーリーは皇位継承と宮廷政治で恋愛は枝葉の話だといえます。光源氏が、父桐壺帝の皇后(藤壺)と蜜通し、生まれた子が即位するという「罪」、今度は妻(女三の宮)が蜜通して生まれた子(薫)を光源氏が育てるという「罰」、光源氏の死後宇治の姫君が出家してそれを償う「贖い(あがない)」の三部構成として理解できます。その根底にあるのが死んでから極楽へ生まれ変わることを願う浄土信仰を紫式部は強く信仰していました。「源氏物語」は罪と罰を強く表現し、描こうとした物語といえます。このような大作がいかにして完成できたのかは、やはり当時の最高権力者と言われている藤原道長の援助がなければできません・・・「道長なくして紫式部なし、紫式部なくして道長なし」まさにその通り・・・これからのドラマ展開が楽しみですね。