超訳マンガ百人一首物語第六十二首(清少納言)
最後の三人は清少納言。枕草子を描いたキャリア組の清少納言。紫式部が一番ライバル視していた相手、「紫式部日記」にもさんざんに清少納言を貶しておりました。
〇=「夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ」
「夜の明かないうちに鶏の鳴きまねをして函谷関の関は通れたとしても逢坂の関は決して通しませんよ」(あなたにはお逢いしませんよ!)と冷たい返事の歌でしたが、さすがプレイボーイの藤原行成でしたその返事の歌がこれまたご立派
「逢坂は人越え易き関なれば鶏鳴かぬにも開けて待つとか」
「逢坂の関は越え易い関なので、ニワトリが鳴かなくとも開けてまってるとか」この返事にさすがの清少納言も腰軽い女にみられぎっくり腰になったとか・・・さすがの定子さまもこの歌を見てお笑いなさったとか・・・