現在発売中のサイクルスポーツ1月号のセルフメンテナンス特集でワイヤー交換について担当させて頂きましたが、ちょっとだけ役に立つ付け足し情報をアップします!
記事中のワイヤーの末端処理については、ここはキッチリやらないと抵抗が大きくなったり、初期伸びが出やすくワイヤのテンションが安定しなかったりするので、とても大事なポイントです!
まず、よく切れるワイヤカッターを使うということは言うまでもないのですが、ブレーキアウターの場合は直角よりやや螺旋の方向に近い角度で切断すると、つぶれることなくスパッと切れます。もしつぶれてしまっても、ニッパーできれいに切り取って、グラインダーで直角に末端処理すれば大丈夫です。結構手間がかかりますが、ヤスリでも丹念にやれば可能です。
次に、中のライナーがつぶれていてもかなりの抵抗が生じてしまうので千枚通しなどで丸く形を整え、そして誌面でも紹介したように非塩素系の潤滑剤を注入します。
ちなみに、シマノは専用グリスをインナーワイヤーに塗布することを推奨していますが、半年ぐらいで固化してしまい抵抗が大きくなるのと、インナーワイヤー装着作業時に地面に触れてしまうなどで異物が付きやすく、当店では行っていません(少なくともステンレス製のワイヤーを使う必要がありますが)。
メンテ作業については細かい点を言いだしたらキリがないのですが、少しでも経験して覚えて頂くとメカにも詳しくなり、いざという時の身の助けにもなりますので、是非挑戦されてみてください!
なお、新版の総合メンテナンス本「ロードバイクの整備と修理」が再入荷しました。こちらもどうぞバイクメンテのバイブルとしてお使いください!!
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