先述しましたワイヤーの初期伸びについてですが、伸びが発生するとブレーキの場合はレバーを引いた時のストローク量が大きくなり、シフトの場合は、レバーでワイヤーを引いても次のギヤに変速しきれず音鳴りが生じたりします。
各パーツ類には、簡単に調整できるつまみ(アジャストボルト)が付いていて、いずれの場合も上から見て(ワイヤーが入る方向から見て)左側につまみを手で回すとワイヤーのテンションを徐々に高めていくことができます。
少し構造が異なるカンパやフロント変速機のために取り付けるアジャスターなども、要はネジを逆回しすることで弛んだワイヤーを引っ張るという原理になっています。
特に変速機のテンション調整が難しいかと思いますが、右手でペダルを回しながら左手でつまみを少しずつ左に回してみると変速仕切れなかったギヤに入り、もう少し回せば音鳴りも解消すると思います。
テンションを高め過ぎると今度はシフトアップ(重たいギヤにしていく方が)する時にギヤが変わらなくなるので、シフトダウンとアップの両方がスムーズになるように少し元に戻してみます。
このつまみは誰が回してみても決して壊れてしまうものではないので、スポーツバイクに乗られる方であれば全員挑戦してみて欲しいと思います。(この時、変速機の可動域を決める小さなボルト(+-ドライバー使用)は動かさないでください!)
次回は、調整してもどうしても音鳴りが生じてしまう場合について、考えられる原因を説明したいと思っています。
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