今日は定休日（作業集中日）とあって、プレスフィットBBの作業を続けて３件行いました。これまで、何十回とやってきているはずなのですが、各々状況が異なるので毎回緊張を強いられます。
さて、今日の作業は、BB８６が２件（うち１件はコルナゴ独特のBB８６）とPF30（24mmアクスル用のアダプターを使用）が１件で、この他にもプレスフィットの規格は様々あり、そして、フレーム側の材質などの違いで、より適したBBを選定したり、使用するケミカル類を決めたりします。
プレスフィットBBの装着に関しては、フレームメーカーもパーツメーカーも、他の作業に比べ明確なインストラクションに乏しく、ここは数多くの作業を行っているショップに委ねられている感じです。
例えば、写真の作業も、直接ベアリングを押さないように、見えにくいですがアダプター工具を使用したり、特別なケミカルを使用しています。
完璧に出来たと思っても、納車後に異音が発生することもあり、その後の対処方法についてもある程度の経験則で判断していく必要があります。
なお、自分で作業を行ったことのない持ち込みバイクから異音が発生した場合は、その原因や対処方法の特定が難しく、また、メーカー保証との関係もあったので、「購入された店で見てもらってください」と冷たく断ったことがありましたが、このような背景があることを分かって欲しくて敢えてここに書かせて頂きました。
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