今回は、13日(日)に開催されたツール・ド・東北について、前回のブログ記事で書けなかった走行管理ライダーとして走った感想などについてお話します。
まず、このイベントは、他のサイクルイベントと違って、自分のベストを尽くして満足いく走りをすることを目的としているわけではなく、震災を風化させないためにも、地元の方々とふれあいながら復興が進んでいる様子を見ることにあり、そして、三陸の美しい自然を再発見することにあるので、走行管理ライダーとしては、ことあるごとに「ゆっくり行きましょう!」と声をかけ合うことにしていました。
(写真:SANSPO.COMより)
また、バイクトラブルや具合の悪い方を見つけた際には、いち早く通報をし可能な処置を行うこととなっていて、正直、大きな事故に出くわさないことを祈りながら走っていましたが、幸いにしてパンク修理、チェーン落ちなどの簡単な修理をした他は大きなトラブルはなく、むしろ各エイドステーションでは「前の管理ライダーとの距離が大きく空いているので先を急いで欲しい」との指示を受け、イベントの目的から外れてゆっくり景色を眺められなくなってしまったのがとても残念。。
(写真:ご本人に許可を頂いて撮影)
しかし、速めに走ると後ろについてくる方が必ずいて集団となってしまい、そうなるとトラブルにあった人を発見してもすぐに止まることができないという問題が生じてしまいました。走行管理ライダーは集団の後ろに位置して、ペースメーカーのように先頭を走るべきではないと思われるところ、主催者に進言しておこうかと思っています。
今回、私が担当した気仙沼⇒石巻のワンウエイフォンドのコースには、アメリカのケネディ駐日大使(下の写真)が参加され、SPを振り切るぐらい余裕で完走されたようです!また、震災時に多大な支援をいただいた在日米軍からも多くの参加者がいて、途中、日本人を含む集団の中でローテーションで協力し合いながら高速ペースで走っていました。本当は道交法違反になってしまう危険走行なのですが、しかし、何か微笑ましい光景だなぁと、後ろから来る車に注意を払いつつ容認してしまいました。しかし、石巻市街近くではさすがに危険な状況だったので一列走行を守って頂くことに。
(写真:SANSPO.COMより)
走行管理ライダーを始めボランティアスタッフとして参加すると、また違った体験から復興への想いを更に強く感じることができます。これまで一般参加されたことのある方は、是非来年はスタッフとして参加されてみてはいかがでしょうか!
さて、話は変わりますが、今回、縁あってリドレーFENIXのオーナーになっていただいた山形県にお住まいのS様(下の写真)から、南三陸フォンドの170kmを完走されたとの報告を頂きました!来年は、是非、一緒に走りましょう!
(写真:S様からご提供)
※ 最後に、今大会に同じく走行管理ライダーとして参加されていた方が、コース途中で病死されたとの悲しいニュースがありました。ご冥福をお祈りするとともに、来年はさらにいい大会となるよう、亡くなられた方の分まで貢献したいと思います。
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