ドライブトレイン(Drivetrain)は動力伝達系または駆動系という意味です。エンジン(人間)から地面に繋がる部分であり、ロードバイクでいうとペダル、クランク、ボトムブラケット、チェーンリング、プーリー、チェーン、スプロケット、フリーハブ、ホイール、チューブ、タイヤに至る一連の動力伝達パーツ群ということになります
自動車やオートバイと違い自転車の場合は私たち人間がエンジンとなるため、簡単にパワーアップすることはできません。また、車重の大半が人間の体重になるので、これも簡単に軽くすることはできない訳です。 限られたエネルギーを路面に伝え、ある程度以上の推進力が得られるのが自転車です。しかも、最もエネルギー効率が高い乗り物なのです。ちなみに、普通歩行は、自転車で速度5km/hのエネルギー消費量とほぼ等しく、ジョギング(速さ12km/h)は、自転車で40km/hのエネルギー消費量とほぼ等しいというデータがあります。これらのエネルギー消費量はシティ車のデータを基準にしているので、車体が軽くかつ走行抵抗の少ないロードバイクで走る時の消費エネルギーはかなり少ないといえるでしょう。 ロードバイクを選ぶ際にどうしても気になるのがフレーム素材であったり、重量であったりする訳ですが、ドライブトレインに注目する人は意外と少ないのではないでしょうか。勿論、完成車を購入した場合、真っ先に交換したくなるのがホイールで、ホイールに拘りを持つ人は少なくないと思います。また、ホイール交換が最もバイクの乗り味を変えてくれるパーツであることも確かです。けれども、ホイール交換を遂げると、次の興味はドライブトレインからどんどんと逸れてゆくのが一般的ではないでしょうか。
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