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ロードレーサーへの道(7)TCR2 2011年モデルを選択する理由

2011-02-16 10:03:24 | ロードバイク

 TCR COMPOSITE SEに後ろ髪を曳かれながらも今TCR2を選ぼうとしている理由は、先にも記したようにTCR COMPOSITE SEでは先々の楽しみが限られるだろうと考えるからです。
Apex01  SRAMのコンポーネントは確かに魅力的ですが、先々のアップグレードを考えると国産のSHIMANOに比べ非常に割高になります。またSRAMのコンポーネントを語る上でも、せめてSHIMANOの105程度のコンポーネントを利用しておく必要があるのではと考えていることもあります。Tcr2wh01
 一方、今年のTCR2には改良のバリエーションが沢山あると思ってます。それは初期費用が少なくて済む。つまり、比較的手軽に手に入れられるロードレーサーだからということも含まれています。おそらくどのクラスの完成車を購入したとしても、ロードレーサーを手にした人なら、必ず何かしらのアップグレードを考えるはずです。これは、そこそこのロードバイクを手にしたことのある人なら誰もが考えることでしょう。
 まずはホイールとタイヤ交換をして、次にコンポをアップグレード。「クランクとブレーキを○○にすれば車体がここまで軽くなり、走りが間違いなく変わるはず・・・」と誰もが考えるのがロードバイクなのだと思います。従って、初期投資が大きいとアップグレードの費用も倍倍ゲームになり、初期費用が20万円なら40万円。30万円なら60万円と膨らんで行くことになるはずです。
Ultegra01  私自信、TCR2をFULL105にするマイナーチェンジではなく、SHIMANOならULTEGRA、SRAMならRIVALかFORCEへの全交換を考えてるのですから。流石にアルミフレームでDURA ACEやSRAM REDまでは考えてはいませんが、SHIMANOの105を体験できれば、次はULTEGRAを試して見たくなるでしょうし、SHIMANOとSRAMの違いも味わいたくなるに違いありません。ロードバイクの世界に一歩脚を踏み入れたら、おそらくそうした欲は際限の無いものになるでしょう。
 個人的にはおそらくホイールもコンポもULTEGRAして、それに5年乗ったら身体に優しいカーボンフレームの完成車へ乗り換えるという長大な計画を妄想しています。まさに妄想なのですが、TCR2である程度SHIMANOのコンポを学習したら、SRAMのコンポへの交換を考えて見たくなるはずなので、おそらく5年後の究極型はSRAM FORCE搭載のTCR ADVANCED SEになると予想しています。2011年モデルは何故かホイールまでSRAMの S30 RACEになっています。GIANTとしてはSRAMの可能性を重視していることは分りますが、正直現状では少しやり過ぎだと思っています。Tcr_advanced_se_2011_02
 フレームがアルミなのにFULL ULTEGRAかよ・・・とお思いの方も少なくないと思っています。が、逆に何故今アルミフレームではダメなのかと問うてみたいと思います。確かに世の中の趨勢はカーボンですが、何故アルミじゃダメなのかと問われて、即答できる人はどれほどいるでのでしょうか?「流行だから」というのは答えになりません。現に数年前まではプロツアーでもアルミフレームが主流だったのです。従って今のアルミフレームは進化の極限にあるのに対し、カーボンフレームは未だ進化の途上にあるに過ぎないのです。私に言わせれば未完成なものを有難がっている人々の方が不思議に見えるのですが・・・
 一方後5年もすれば新しい素材のフレームが誕生し、カーボンフレームも完成形になるはずです。価格もさらに下がっているに違いありません。なのに、何故ここまでカーボンに拘るのか、理解に苦しみます。5年はともかく2年でも3年でもアルミフレームのバイクに乗ってから、カーボンにしても決して遅くはないと思います。中にはアルミのクロスバイクには何年も乗っているよとおっしゃる方もいるでしょう。クロスバイクとロードレーサーではフレーム構造が異なりますから、単に素材だけの違いでは語れないことが多いということも忘れないでいただきたいと思っています。私が今アルミフレームのTCR2を選ぶのも、先に待っているカーボンフレームの良さを知るためなのです。
 ツーリングのイベント等に参加するとアルミフレームの方が少数派かもしれません。でも、肩身を狭くする必要は全くないと思います。ロードレーサーのビギナーなら胸を張って、「カーボンの良さを知るために、今はアルミで修行中です」と言い切る自信を持ちましょう。速さだけを競うならホイールやコンポーネント交換でいくらでも対応が可能です。快適性には多少やせ我慢は必要になりますが・・・修行の身であればそれも已む終えないことと割り切りましょう。

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