CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ドライブトレインの重要性(3)

2015-02-17 05:10:03 | ロードバイクの科学
 駆動系のエンジンが人間そのものである自転車の場合、急激なパワーアップは見込み薄です。従って、限られたパワーをいかに効率よく路面に伝えるかが重要なファクターになります。そこで、重要なのが駆動部分の重量。特に直接路面にパワーを伝えるタイヤとそれを支えているホイールの重さは、ふじいのりあき氏の『ロードバイクの科学』によれば、タイヤで車体の1.9倍、ホイールで1.3~1.6倍だそうです。
ロードバイクの科学―明解にして実用! そうだったのか! 理屈がわかれば、ロードバイクはさらに面白い (SJセレクトムック No. 66)
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 特にタイヤの場合は自転車の大外に位置し、路面に直接接してもいるので、重量に加え摩擦抵抗(転がり抵抗)も問題になります。タイヤは消耗品と考え比較的手頃な製品を選ぶことが多いようですが、ロングライド時にはタイヤの重量と質で脚の疲れが大きく違ってくるので、タイヤ選びも重要になる訳です。
ミシュラン プロ4 サービスクルス 700×23C(622) レッド 2本セット
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ミシュラン

 個人的には重量と転がり抵抗の少なさでMICHELINのPRO3とPRO4を使っていましたが、耐久性にやや難があり、ロングライド用にVITTORIAのRubino Proを一昨年の夏頃から使用しています。ただ、耐パンク性能は高そう(昨年は1度もパンクはありませんでした)ですが、乗り心地はやっぱりMICHELINのPRO4の方が優れていると感じています。
Vittoria(ヴィットリア) Rubino(ルビノ) Pro 3 Folding Clincher Tyre レッド/ブラック 700×23C 2本セット
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Vittoria(ヴィットリア)

 タイヤやチューブは消耗品ですが、価格の安い製品は総じて重量があるので、お財布の中身が少し軽くなりますが、ある程度以上のグレードのタイヤを選択すれば、走りはもっと軽くなるはずです。練習をすれば自分でも手軽に交換ができるので、価格が安いwiigleなどの海外通販を上手に利用すれば1グレードや2グレード上の製品を利用することができるはずです。
 現在、私が最も注目しているタイヤはVittoriaのOPEN CORSA CXです。MICHELIN PRO4が新たに登場し早速使用し、一応満足してはいたのですが、耐久性に難があるのがネックになっています。PROシリーズのタイヤは軽量のため薄く、サイドが立った形状になっているので、サイドカットのリスクが高くなるようです。但し、乗り心地は抜群です。パンクが苦にならないのならお奨めの一品です。なお、MICHELINの製品でも比較的軽量で耐久性が高いのはリチオン2でしょう。
MICHELIN(ミシュラン) リチオン2 700×23C(622) Dグレー 2本セット [並行輸入品]
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 OPEN CORSA CXはヨーロッパのプロサイクリングシーンを牽引してきた、ヴィットリアの定番レーシングタイヤのクリンチャー・バージョンモデル。2013年モデルからは、最高峰モデルと同様の「ISOgripコンパウンド」を採用しリニューアルが施されました。タイヤのしなやかさの鍵となるケーシングは、評判の高い従来の320TPIコアスパンケーシングを引き続き採用。新コンパウンドとの組み合わせによって快適性や低い転がり抵抗、ドライ・ウェットを問わず安定したグリップを可能にしているといいます。また、高密度のアラミド繊維を採用した「PRB2.0」耐パンクベルトを装備し、乗り味を妨げずにプロテクション機能を確保しているとのこと。トレッドはセンター部にヤスリ目、サイドに斜め模様が入れられたCORSAシリーズの伝統パターンを採用し、重量はクリンチャーで210g(700x23c)と比較的軽量なのも魅力的です。
(レース用タイヤチューブセット) ビットリア OPEN CORSA CX3 700×23C ビットリア 700×19~23C (仏式バルブ42mm) ブチルライトチューブ ブラック/レッド
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 ホイールにはお金を使ってもタイヤがダサダサではせっかくのホイール効果も半減してしまいます。ロードバイクにあって、駆動系で最も重要なパーツがタイヤなのです。また、高価なロードバイクのパーツ群の中でも比較的手頃な価格で交換できるパーツでもありますので、タイヤへの拘りは大切だと思っているところです。

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