世界遺産ポンペイ遺跡です。ナポリの近郊にある南イタリアを代表する観光スポット。
古代都市、ポンペイは、紀元79年8月24日(何と驚きは日本の弥生時代に存在していた都市)、10㎞ほど離れたヴェスヴィオ山の大噴火によって噴火開始からわずか19時間で滅亡した悲劇の都市なんですね。
街には一昼夜に渡って火山灰が降り続け、翌25日には火砕流が発生、すでに火山灰に覆い尽くされていた街を完全に飲み込んでしまったと言うことです。
当時ポンペイには2万人ほどの市民が暮らしていたそうですが逃げ遅れた人々約2千人が犠牲になったと言われています。
古代ローマの姿を今に伝えるポンペイ遺跡、1784年に開始された本格的な発掘によって、約2000年前の姿で時が止まってしまったポンペイ、その当時の高度な生活がリアルに蘇っていました。
悲劇の都市ポンペイですが、この大噴火の火山灰が街を隙間なく覆い尽くしたことで壁画や美術品の劣化が最小限に食い止められ、街は非常によい保存状態のまま保たれる事になったと言われています。
当時の様子が垣間見える遺跡、その広大な遺跡をすべて見るには3日余りかかると言います。
僅か2時間余りのツアーでしたが、それでも、古代ローマ時代にタイムスリップ、そのリアルな姿が目前に迫ってきました。
今日は古代都市ポンペイ遺跡レポです。
当時禁止されていたディオニソス信仰に関わる儀式を秘密裏に行っていたとされる建物です。