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【ダンスポ】No.42終刊号 カーニバル演劇【野戦攻城】本日終演

2014年06月13日 06時00分00秒 | ★第一篇 断トツに面白いダンスポ

№42 【断トツに面白いダンスポ】終刊号
■カーニバル演劇【野戦攻城】本日終演
(ダンボール新聞社 2013-07-20 03:32:34

本日2013年7月20日(土)20時でもって参議院選挙の選挙運動期間が終了します。ダンボール新聞社がネット選挙期間中に配信してきた【断トツに面白いダンスポ】の創刊号からこの終刊号までの全記事。これらは本日20時をもってすべて削除致します。そして更に【断トツに面白いダンスポ】は本日をもって廃刊します。廃刊と同時にこれまで配信したすべての記事がインターネット上からは消滅するということです。

しかしながら時間というものは複雑な構造を有しています。一元的に時間は流れるわけではない。たとえばこのメッセージを2014年の6月13日に読む人もいるかもしれない。その人にとってインターネット上から1年近く消滅していたはずのダンスポとは何なのか。時間こそ謎を生みそして謎を解く唯一の地母神ではないか。こういう考え方もできる。だが、これはまた別の問題だ。未来圏に属する課題です。道草せずに論題に戻りましょう。

ダンスポの終刊ならびに記事全削除の主な理由は公職選挙法違反の嫌疑による摘発を逃れるためです。ネット選挙は今回初めて実施されました。今回の選挙でもし野党が与党に対して脅威を与えるほどに善戦したならば、見せしめ逮捕は必ずあります。ダンスポ関係者でなくとも誰でもいいのです。とにかく誰かを逮捕して起訴すればそれが市民への警告となる。支配秩序は維持されるのです。ネット選挙運動を行なった多くの市民が選挙違反で今後逮捕・起訴される事態がおきるでしょう。おそらく大半は無罪になります。しかし後で無罪になっても起訴されれば勤務先は免職になります。効果はあるわけです。

ネット選挙ではなにが許されておりなにが許されていないのか。選挙結果が出た後ではそのことが議論の話題とならねばならないのです。今回の参院選がネット選挙の皮切りでした。これからの国政選挙でもまた地方選挙でも、ネットを利用した選挙の可能性は追求されていくことでしょう。

そのゆく果てに何があるか。ネットを利用できる世代が選挙権を行使する中心となった場合、現行の選挙形態=投票所まで足を運んで投票するオンリーのやりかたではなく、不在者投票と同様の権利として、一定の申し込み条件をクリアすればネットでの投票が可能になるでしょう。

これはべつに憲法を改正しなくとも、現行の公職選挙法を改正すれば、いまでもすぐにできる投票方法です。もちろんネットによる投票方法をいざ採用するとなれば、不正な投票が行われないようどのような技術的条件が必要か。その研究には手間ひまと費用が要るでしょう。

どれほど費用がかかり、手間ひまがかかろうとも、ネット投票は確実に民主主義を堅固なものにする以上、是非とも実施すべき重要な課題です。技術先進国である日本は先行モデルがないこの「ネット選挙の完全実施」に向けて動くべき。 世界にさきがけて日本は民主主義の成熟形態を指し示すべきです。

国政選挙に於ける一票の格差是正の裁判が最高裁で争われています。しかし選挙権の平等を真に図るためには地方と都会の格差を是正するだけで終わりと考えていけない。世代の実質的投票率を平均させるような工夫をして初めて選挙権の平等の理想が達成されるのです。若年層の投票率を上げるためにもネット投票を実施するべきです。選挙権の形式的平等ではなく実質的平等を勝ち取るためにネットユーザーの自覚とそれに続く行動が必要ではないでしょうか。

我々ネットユーザーが試行錯誤を繰り返しながら、たたき台を作り、世論を盛り上げて、最後の調整を国民の代表である先生方にお願いする。こういう段取りになろうかと思います。ダンスポの発行はその目標に向かっての一つの試みであったとご理解頂ければ幸いです。

以上、終刊につき今後のネット選挙の見通しを述べさせて頂きました。これまで【断トツに面白いダンスポ】をご愛読頂きましてほんとうにありがとうございました。またいつかどこかでお会いしましょう。それまで皆さま、お元気で。さようなら。 (文責:ダンボール&ダンスポ編集部一同) 

【反撃のハイデッガー】    ヘルダーリンの詩「イスター」朗読    by マルティン・ハイデッガー  

  

断トツに面白いダンスポ  【終】   

◆電子ネットワーク時代の文学と思想の新機軸を創出
 ⇒ 『断トツに面白いダンスポ』全四十三編目次


※お知らせ ダンスポは終了しましたが、あす6月14日より評論「橋川文三の文学精神」の連載が始まります。評論は15回連載で6月28日に完結します。ご期待下さい。 著者  


【ダンスポ】No.41 天声を聞け・・・地獄の釜の蓋も開く

2014年06月12日 06時00分00秒 | ★第一篇 断トツに面白いダンスポ

№41 【断トツに面白いダンスポ】
■天声を聞け・・・地獄の釜の蓋も開く
(ダンボール新聞社 2013-07-18 10:39:48

天上からの声を届ける。いまから私が申すことをよく聞きなさい。もし聞かぬと地獄の釜の蓋も開く。だから天声をいまは聞いてほしい。人語はこのさい無視していい。

我が使徒たちによって編集されたこの音声録音をお聞きなさい。この音声録音8分11秒をもしあなたが心を込めて聞くならば、そのときあなたは真の信仰とは何かを完全に知る。日本が神に喜された国であることも知る。

いよいよあと三日後に迫った平成25年7月21日(日)。その日にあなたは何をなすべきか。マガツビの悪霊アベノミクスに味方し世界を滅ぼすべきか。それともナオヒの神に従い世界を救うべきか。その判断を下すよすがともなろう。であるから心して聞け。我が声に耳を傾けよ。

もし日本が滅ぶべき定めなら、そう願うのならば、悪霊アベノミクスに加担せよ! 日本が神国であり、いつの日にか世界平和を建立する優れた国と信じるなら、悪霊アベノミクスに反旗を翻して戦っている良き党派に投票せよ!!! 

アベノミクスに反対している党派=つまりすべての野党は、平成25年7月21日(日)の時点では、すべて良き神の使いである。どの党を選んでもそれは神の意志に叶っている。

そうであることは不肖出口王仁三郎があなた方にお約束いたしますぞ。

悪魔を恐れるな。悪魔はあなたの肉体を滅ぼすことはできても、あなたの魂を滅ぼす力は持っておらぬ。

ただひたすら神を畏れよ。神は現界が汚れたならば善き人も悪しき人も一網打尽に滅ぼす力をお持ちである。そうなってはもう遅い、万事急須だ! 日本は全滅するぞ!!!  (文責:出口王仁三郎)

 【反撃の大霊能師】 出口王仁三郎 ★奇跡の肉声★(8分11秒)


【ダンボールシアター 野戦攻城編】は、三幕四十二場からなるカーニバル演劇です。明日6月13日午前6時の更新をもって終幕となります。長期間、欠かさずご観劇頂きましてありがとうございました。目次【ダンボールシアター 野戦攻城編】全三幕四十二場


【ダンスポ】No.40 世界最終戦争勃発・・・立ち上がれ正義の乙女!!!

2014年06月11日 06時00分00秒 | ★第一篇 断トツに面白いダンスポ

№40 【断トツに面白いダンスポ】
■世界最終戦争勃発・・・立ち上がれ正義の乙女!!!
(ダンボール新聞社 2013-07-14 23:40:35

    
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   乙女戦争を断固戦い抜こう!!!

▼モノノフ総決起集会(於:日本武道館 2013/07/14)▼
ももクロ不動のセンター百田夏菜子の演説全文

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     赤い衣装を身にまとい 正義の乙女登場

             
             ももクロ不動のセンター 百田夏菜子


いいか、オメ~ら、なめてんじゃねーぞ!(⇒武道館のモノノフたち、オーと応じて会場はたちまち興奮のるつぼと化した。一声で観客の心をわしづかみの百田夏菜子。神の子の異名を取るもむべなるかな。記録:つむじ風のジョー。)

我々は~、いまここに~、厳粛な覚悟を持って~、正義の乙女によって主導されるところの~、世界最終戦争の~、勃発を~、報告しなければならない!!!(万雷の拍手。舞い落ちる数万枚の紙吹雪)

世界人類は~、いままさに、深刻な危機の中に~、あるあるある♪(爆笑)

かし~、ですけど~、みなさん~。ついについに、正義の乙女が立ち上がった!!!!(大拍手パチパチ。花火ドカンドカン。礼砲ズドドーン。札束乱れ飛びブンブンブン。花柄パンティもなぜか一枚飛んだヒラヒラヒラリン)

我々の~、敵は~、ただひとつだあ!!!(キッパリ)。われわれの~、打倒すべき~、敵は~、怪獣アベノミクスだ!!!(ブーイングの嵐。嵐アレクルウ!)

あ~、みなさん。まだ、石は投げないでください~! 今夜は前夜祭です。世界最終戦争は、まだ、もうちょっとだけ先で~す。今夜投げるのは、紙吹雪か、パンティのみにして下さ~い。

あ、冷え性の貴女はパンティなげちゃダメよ。投げたらラメラメ~、ダメポ~。

みなさ~ん、今度の日曜日~、2013年7月21日に、怪獣アベノミクスが、大量発生します。みんなで~、力をあわせて~、怪獣アベノミクスを退治しよ~~~!

正義の乙女は~、先頭に立ってえ、たたかうぞ~~~!!!
気分は~、世界最終戦争だからああああ!!!(拍手パチパチ鳴り止まず)

ハーイ、それでは自己紹介。まず私から。

はーちはちでこっぱち、えーくえくぼは、恋の落とし穴。怪獣アベノミクスは地獄の穴に落としちゃえ。落とし穴に落としちゃえ!

ハイ。それではここらで、メンバーも全員決意表明を述べよ。

小さな巨人、ももかちゃんから。
「チビだからってナメんなよ。どっからでもかかってこい!」

お次ぎはしおりん。「みんなのいもうとでえーす!」

次はあーりん。「あーりんのほっぺはー?(ぷにっぷにー!)」

最後にれにちゃん。「ぴーぽぱーぽぴぽ ビリビリ感電!」

ありがとう。みなさんとてもおバカですね。バカでよかったあ(^○^)

   「あんたがいちばんアホや」との杏果の口撃(?)に反論できず、
    うひょうひょ顔で防戦するだけの百田夏菜子。

        
 

やってやんぜ~! さー、立ち上がれ~、正義の乙女!!!

世界最終戦争の火ぶたを切って、乙女戦争、戦闘開始!!!
                    
   (文責:茶畑のシンデレラ)


【反撃のももクロ】  世界最終戦争を正義の乙女が先頭に立って戦う! 百田夏菜子


【反撃の北一輝】 我が霊告を聴け!世界最終戦争を世界革命に転換せよ。北一輝


【反撃のリヒャルト・ワグナー】 世界最終戦争は勿論ジークフリートが主軸である!
ジークフリートの聖なる剣が怪獣アベノミクスの喉笛を突き刺して殺す! R・ワグナー


【ダンボールシアター 野戦攻城編】は、三幕四十二場からなるカーニバル演劇です。あと二回更新、6月13日をもって終幕します。内訳はこちらにて。今この演劇こそ世界最先端なのです。
 ⇒ 
【ダンボールシアター 野戦攻城編】全三幕四十二場

 


【ダンスポ】No.39 アベノミクス三本の毒矢・・・流れを変えるのはあなた!

2014年06月10日 06時00分00秒 | ★第一篇 断トツに面白いダンスポ

№39 【断トツに面白いダンスポ】
■アベノミクス三本の毒矢・・・流れを変えるのはあなた!
(ダンボール新聞社 2013-07-14 08:34:57 )  

本日は7月14日ですので歴史的なネット選挙が解禁されて11日目となります。選挙期間は残すところあと7日しかありません。残念なことに与党自眠党圧勝の流れは変えることはできていません。事態がこのまま推移するとどうなるか。自眠党による単独過半数獲得=与党圧勝の構図です。これが今朝の時点でのシミュレーション結果です。悲しい結果ですが、もしこれが事実ならば事実として我々は受け入れなくてはなりません。

だが、一縷の望みはあります。まだ態度を決めていない層があり、その層は意外と厚いことです。その層が何かに気づき、自らが流れの転換を作ることを考えはじめるならば、自眠圧勝=日本破滅の流れをくいとめることは、あるいはもしかしてできるかもしれません。

そのように考えることはもちろん幻想かもしれない。それは私も認めます。だが希望が完全に消えたわけでもない。マララさん国連演説を聴くならば。マララさんの思考、マララさんの意識の推移、その流れは私たちはそのまま辿ることができます。すべての日本人は義務教育で英語を習っているからです。中学2年生程度の英語力でじゅうぶん彼女の英語は聴きとることができます。これは素晴らしいことです!!!

彼女の「教育が唯一の解決策」という主張を、完全な形ではないにせよ、一部叶えているのが日本でした。でしたと過去形でいうしかないの残念です。ほんとうに残念なことに、その唯一の解決策はこの日本で完全に否定されようとしている!!! マララさんのような自立した個人の出現を阻止することこそアベノミクスの教育政策なのです。アベノミクスが掲げる三本の毒矢は教育の完全な否定を柱にする政策です!!!

アベノミクスの掲げる三本の毒矢の本質とは何でしょうか。阿部晋三総理に直接確認してみました。以下は、阿部総理の(心の中にある)発言をそのまま一語も変えることなく再現したものです。



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  阿部総理日本国民に約束する三本の毒矢とは何か

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アベノミクス第一の毒矢
 → アジア各国。アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、トルコ、インドを手始めに、今後私たちはアジア全域に原発を輸出します。そしてアジアに私たちは第二、第三のフクシマを作ります。いやアジアだけではない。いつの日にか私たちは全世界に無数のフクシマを輸出し、世界滅亡のカウントダウンを一緒に聞きたい、その日を迎える準備を着々と進めているのです。私たちは実行力ある政党です。私たちはその流れを力強く作り出します。まずアジアを廃墟にせよ。人の住むことも立ち入ることもができない地域をアジア全域に拡大せよ。そう願っている政党が我が自眠党です。約束します。私たち自眠党はアジアを必ず滅ぼします。原発輸出の秘められた野望はそういうことなのです。

  アベノミクス第一の毒矢 → 原発輸出!

アベノミクス第二の毒矢 → 自衛隊を「国防軍」に昇格させます。憲法第九条は廃止します。国防軍を海外派遣可能にする。なんでも問題は武器で解決する。その流れをアジア全域に拡大する。強い日本がアジアをリードする。全世界を憤激させよ。暴力=武器による解決だけが、幻想によらない、現実的な唯一の解決作である。大人の知恵を持った私たちはそう主張します。マララちゃん、きみはまだ子どもだ。大人のいうとおりのことをハイハイって聞いてればいいの。いいね、わかったね。もしわからなければどうなるか。もう一度わからせてあげるよ。タリバンの次は、自眠党がね。テロル=武器による解決。タリバンと自眠党は同じ思想で結ばれた政党だ。だから黙れ! この小娘!!! 憲法改正したら一番最初にパキスタン全域を戦場に変えちまうぞ。それでもいいのか。よくないだろう? 今度はお前だけではない。君の家族、同級生、同じ街にすむ全ての住民に対する無差別テロを開始するぞ。黙りますか、どうしますか? 黙らないとどうなるか。警告はした。あとは君の判断しだいだ。なに? 黙らない? ( ゜,_ゝ゜)バカジャネーノ。ふん。そうかい。わかりました。なに言ってもダメなのね。アベノミクス第二の毒矢は、マララちゃんに向けて放たれる。これを公約として我が党は掲げよう。

  アベノミクス第二の毒矢はこうだ!!! → マララを黙らせろ!


アベノミクス第三の毒矢
これはすでに述べたことだ。アベノミクスの経済政策。我々は最終解決の手段をしかと持っている。「労働者は死ぬまで働け!」がそれだ。この「死ぬまで働け!」の理念こそ、じつはアベノミクスの柱である。これは先日述べたばかりなので詳述は避けるが、「死ぬまで働け!」の理念は某ブラック企業で実験され奇跡的な成功を収めた。「死ぬまで働け!」の意識を注入した労働者は某ブラック企業でほんとうに死ぬまで働いた!!! 素晴らしい!!! アベノミクスの勝利は約束されたも同然なのだ。一企業で成功した政策は必ずや日本全域でも成功する。日本全域で成功するならばアジア全域で「死ぬまで働け!」の経済政策は実行できるはずだ。我々はいつの日にか「死ぬまで働け!」のアベノミクスの政策を全世界に敷くことを願っている。我らの願いはかくまで大きい。かくまで崇高である。有権者の皆様に訴える。三本の毒矢はすでに放たれた。この毒矢は参院選の我党勝利でもってますますその効果を増大させることができるのでございます。

  アベノミクス第三の毒矢 → 労働者は死ぬまで働け!

    
     シュプレヒコール!

  我々は原発を全世界に輸出するぞ!

  生意気な小娘マララを黙らせろ!

  労働者は死ぬまで働け!

  日本の偉大なリーダーは阿部晋三だ!

  アベノミクスにあなたの清き一票を! 

  野党には一票たりとも入れてはならぬ!                    


【反撃のマララさん】 マララさん国連で好戦狂の阿部総理を糾弾!
戦争の準備に金を使うより、教育の振興が急務と正論を主張!!!


※この記事は 》拡散自由《 です。ご自身のブログへの全文転載可。ツイッターでのリンク付け、SNSへの投稿、その他ありとあらゆるメディアへの転載を歓迎します。皆で戦争狂の阿部総理を応援しよう!!! ネット選挙の可能性をとことん追求しましょう。 by ダンスポ編集部                                   


 【ダンボールシアター 野戦攻城編】は、三幕四十二場からなるカーニバル演劇であり、6月6日更新分より三幕目へと入っています。三幕四十二場の内訳はこちらです。この演劇こそ、今、世界最尖端なのです。
 ⇒ 
【ダンボールシアター 野戦攻城編】全三幕四十二場


【ダンスポ】No.38 エロスの革命か、革命のエロスか?・・・新旧の革命家超絶対談

2014年06月09日 06時00分00秒 | ★第一篇 断トツに面白いダンスポ

№38 【断トツに面白いダンスポ】
■エロスの革命か、革命のエロスか?・・・新旧の革命家超絶対談!!!
(ダンスポ新聞社 2013-07-11 00:14:03

エロスの革命か、革命のエロスか?
このような論題を掲げ、新旧の革命家がWEB上で論戦を行った。

言葉は言葉を呼び、言霊が舞い飛ぶ、本格的にしてシュール、また、技巧的にして誠実。これぞ本物の革命家同士の対談と評判になり、ネット界はこの話題で持ちきりとなり騒然としている。

対談を行ったのは70年代から執筆活動を続け左翼のみならず右翼にも大きな影響力を持つ古参の革命家千坂恭二氏と、つい最近アジア主義の復活を掲げて論壇に彗星のごとく登場したダンボール氏(本名:川端秀夫=長谷川如是閑賞作家)。

ダンスポ編集部では両者の同意を得て、ここに過日行われた論戦の記録を全面公開する。「論戦を振りかえって」という、後日の感想文も、両者にご寄稿をお願いした。原稿到着次第、掲載をさせて頂く段取りを組んでいる。論戦の中味について編集部があれこれ感想や評価を述べることは差し引かえさせて頂きたいが、ただ一言だけ。

ここには、かっての埴谷・吉本論争に見られた薄っぺらさはまったく存しない。存在論の奥義が語られているからだ。この対談によって開示された存在論の位相を無視して今後いかなる思想的創造も望めないであろう。控えめに言ってもこれだけのことは述べておいて差し支えないであろうと編集部は考えている。

以下、本文です。クリックし、音楽を聞きながら両者の対談をお読み下さい。(文責;編集部)


【反撃のシェーンベルク】エロスの革命か、革命のエロスか?音楽による一つの回答


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≪対談≫   エロスの革命か、革命のエロスか?

       千坂恭二(革命家) × ダンボール(アジア主義者)

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千坂恭二:それにしても、昼間からシェーンベルクの『浄夜』などを聴いていると、日常のことから諸般の生の雑事など(生など雑事の集合体だが)、何もかも、どうでもよくなってくる。『浄夜』は、確か、森の中で伴侶の浮気の現場を目撃し、精神が狂っていく月夜の夜の発狂というテーマがある。

ダンボール:シェーンベルクですか。私は、昼間からジュース=ジュースを聴いています。何もかもどんどんよくなってくるぞという気分です。いったいどうして貴兄と私の差異はかくも大きくなってきたんでしょうね。ちなみに私は貴兄の昔話がさっぱり面白くありません。   

ほぼ同世代。感性がちょっと違うだけでその思想は離れてしまう。理性なんぞ感性の幇間に過ぎないということでしょうね、多分。ジュース=ジュースはこちらでリンクを掛けてあります

【反撃のJuice=Juice】 裸の裸の裸のKISS!アジア主義者と裸の裸の裸のKISS!


千坂恭二:それは貴方と私のユーモアの感覚の違いにあるのかもしれません。   

ダンボール:なるほど、そうかもしれませんね。それにしても、いつも私は、あなたのメッセージに、慇懃無礼に、ほとんど全否定のニュアンスに近い形で、コメントを付けていますのに(これは意識的にやっています。内心ではあなたを尊敬しています。秘密にしておいてください)、こんな鮮やかなレスが届く。脱帽!   

それにしても、私からユーモアのセンスを取り除いたら、あとにはなんも残らない気がしてきた。これでいいんでしょうか>人生相談係千坂様。それではダメですと言われても、他の特技の持ち合わせは、何もないんですけど。
・・・困った(´△`)   

千坂恭二:存在には根拠が無いのですから、それでも存在するにはユーモアしかないのではないでしょうか。ユーモアとは現代の存在論ではありませんか。   

ダンボール:「存在には根拠が無い。それでも存在するにはユーモアしかない。ユーモアとは現代の存在論ではないか」。この規定により、ダンボールは非存在の暗闇から引き出され存在の明るみへと浮上することができました。千坂導師にはかたじけなくもグルとしてシャクティパッドを不肖ダンボールにお施し頂きました。   

今回の論戦につきましては、ダンボール試練の七番勝負の第六戦目として、その記録を既に某神社に奉納いたしてございます。グルにおかせられましては、いやますますのご活躍、現代有数の論客としてご活躍なされんことを、不肖ダンボールこころから祈っております。   

 「千坂導師対ダンボール戦」、第六試合としての奉納の経緯については、こちらをご参照願いたく ⇒(略。リンク先、ミクシーのため) 

千坂恭二:何がどうなろうと、どうでもいいという存在論的で本質的な物ぐささこそ秘法です。努力などというつまらないことなど一切無視し、事態の方が問題を自己解決するまで、果報は寝て待てば良いのではないでしょうか。   

ダンボール:「革命」という領域においては、あるいは千坂さんの仰ることはそうなのかもしれませんが、私は「エロス」を「革命」の上位概念とみなすがゆえに、あなたの戦略はいまだ、女性性の限界をもつものとみなします。   

果報は寝て待てば良いのではないでしょうか、とは必ずしも言えません。寝所が、エロスの戦場であることは、その通り。対戦相手がいなければ、寝所は寝所たりえません。対戦相手を「寝所」に引っ張りこむ、あるいは不意を襲って乗り込む。エロスの戦場を拡張するために最大限の努力を払うこと。これが私の革命論の中核です。   

千坂恭二:むろん何事も、果報は寝て待ては奥義であり究極であり、その前に種を撒き、水や餌をやる必要はあります。ただ、最後まで能動的である場合、偶然にしかならず必然には到達しえません。エロスの相手は、向こうから来襲してくる外部でなければ、自慰の範疇を越えられないと思います。   

ダンボール:奥義であり究極であり、ですね。それなら、同感です。ただ、人事を尽くして天命を待てとどう違うのでしょうか。この場合の「天命」もまた、向こうから襲来するものであり、外部にほかなりません。人事を尽くさずして、手に入れられるものは、棚から落ちてくるボタ餅くらいでは?    

千坂恭二:人事を尽くして天命を待てという場合は、人事にウエイトがあり、やるだけのことはやったので後は天命を待とうということですが、ウエイトは天命と言う外部にあり、天命をして天命たらしめるには、人事を尽くさず、天命のみを待つ必要があります。その意味では真の果報は、棚から落ちてくるボタ餅以外にはないと思います。   

ダンボール:私は、幼稚園中退(=校舎器具を友人と総破壊しかけて退学処分)レベルの教養しかないので、私にも理解しやすい「人事を尽くして天命を待つ」をクレドに掲げますが、根は怠惰なこの私へのいましめのような言葉です。実態は人事を尽くさずして天命を待っております。「これでいいのだ!(天才バカボン)」

ボタ餅は、「ボタ餅、怖い」と唱えるだけでも、長屋のいたづら好きが、運んでくれてきますが、呪文を唱えるのも、これは「人事を尽くす」の範疇に入りますか? 長屋の革命論議は奥深い。落語の形式で永久革命論が語られていようとは! 江戸は遠くなりにけりですね。・・・・外出します。では、又。   

その「ボタ餅」と、この「ボタ餅」は、違いますね。失礼しました。ボタ餅違いでした。絵に描いたボタ餅はバカボンの口に合わない。「ボタ餅が違うのはよくないのだ!(天才バカボン) 」 

千坂恭二:私は10代後半から20代そして30代まで、女性には能動的アプローチで、正妻、内妻を含めれば何度かの伴侶を持ち、また恋愛をも重ねましたが、近代的自我の主観性からすれば、能動的アプローチでは駄目なのだと分かり、私なりに竜樹やアウグスティヌスのような開眼に至りました。それが奥義としての、待つことでした。

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◇ 対談を振り返って1 ダンボール ◇

日本政治思想史の研究者であり、三島由紀夫から「社会科学の分野で唯一文体を持った人」とリスペクトされた橋川文三は、自らの世代を「死に損ない」の世代と位置づけ、死に損ないの〈半存在〉という位相から、近代日本の思想史を構築した。

橋川文三は、自らの『きけわだつみのこえ』の精神について、それは「死に損ないの〈半存在〉による、死んだ〈半存在〉の供養」であると述べている(橋川文三「幻視の中の「わだつみ会」)
「死に損ない」という言葉を尊称と受け取れない戦争世代は「生き残った」ことを恥じることのない人間だ。そんな奴らに私はこう言ってやる。「お前は既に死んでいる」と。ちなみに橋川文三は肉親を広島での被爆で亡くしている。したがって橋川文三にとって、「死に損ない」は、言葉の綾ではなく、事実そのもの、いわば極限の真実であった。

アジア主義の思想は橋川文三に学んだ私が習得した唯一の財産である。至宝と信じている。そんな橋川文三の弟子として私は千坂氏との論戦に応じた。私はよく戦いえたであろうか。分からない。惨敗を喫したような気がするし、堂々と戦い引き分けに持ち込めたような気もする。いずれにせよ私は千坂氏に論戦で勝てなかった。千坂氏は事前に予想していたよりも、ずっと巨きな人だった。包容力のある人だった。戦った後のこれは私の実感である。


◇ 対談を振り返って2 千坂恭二 ◇

   (寄稿依頼済み。原稿到着次第更掲載。)

  ◆新刊◆ 思想としてのファシズム   2015/7/24   千坂 恭二  

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■『来たるべきアジア主義』は世界を変えるための書物です。この本は無料で公開します。アジアの新しい歴史の創造を祈念しつつ。
■全体を俯瞰するページ ⇒ 『来たるべきアジア主義』序文&目次