ダンボールるんるんブログ

ダンボールに関する情報ブログです!

3つの国をつないだダンボール2

2024-12-25 12:08:06 | ダンボール
長谷川新氏のコラム、
【連載】イザナギと呼ばれた時代の美術 #9(最終回)にて、
ダンボールが取り上げられています。

なお、#1~#8までは、ベトナム戦争(1955年11月1日~1975年4月30日)と
共に歩んできた日本美術が、世界情勢や世の中の動きを
どのように取り込んできたのかを解説するコラムを読むことができます。

ダンボールにかかわるコラムは、
中見出し「コンテナ革命」からはじまります。
1967年、神戸で物流改革が進む中、
神戸港に日本初のコンテナ船が停泊します。
「コンテナ」という新しいツールの登場により、
大量輸送と人員削減の両立が実現できたことは、
物流業界にとっての大改革となりました。
さらに翌年の1968年8月には、
日本初のコンテナ船「箱根丸」が出航したそうです。

ベトナム戦争時は、
カリフォルニアから沖縄を経由してベトナムへ物資が運ばれ、
空になったコンテナには、経由地となった横浜や神戸で、
日本製の電化製品が詰め込まれ、
アメリカに戻るというルートが確立されました。

一方で、コンテナ登場よりも前の1951年には
吉田茂内閣による「木箱からダンボール箱への切替」が閣議決定され、
ダンボールの存在が大きくなっていくのです。


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3つの国をつないだダンボール

2024-11-26 11:50:53 | ダンボール
インディペンデントキュレーターである長谷川新氏が、
日本戦後美術を題材に連載コラムを掲載しました。

10月25日に最終回を迎えたコラムのタイトルは、
「ベトナムー沖縄―アメリカを結んだコンテナと段ボール
【連載】イザナギと呼ばれた時代の美術#9」です。

これは、第二次世界大戦以降、復興を遂げ、好景気へと突き進んだ日本で
どのような美術が生まれていたのか、
その時代の背景と共に振り返るコラムです。

「#9」という数字からもお分かりになるかと思いますが、
連載は9回に及んでいて、
ダンボールに関する記述が登場するのは、最終回のみです。

連載が始まった1回目と2回目では、
目を背けたくなるような凄惨な出来事を取り扱っています。
一方で、目を背けるなと警鐘を鳴らした
アーティストの方々や、世論の動きなどが書かれています。

第二次世界大戦後に起こったベトナム戦争を経て、
現代へと続く平和を模索する動きへと世界が変わっていく様を
美術の変遷とともに追いかけたコラムは、
一度読んだだけでは内容を消化しきれないほどの情報量をもっています。

かくいう紹介記事を書いている当ブログでも、
概要を説明するだけで精いっぱいです。
第9回の内容については、改めて紹介します。
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ダンボール横のコラージュ

2024-10-24 11:51:55 | ダンボール
新聞やチラシの文字を切り抜いて手紙を作る、
コラージュというものがあります。

平成から令和にかけて、デジタル化が加速し、
結果、歴史ある夕刊が終了するというニュースも流れてくる中、
時代を逆行して昭和を感じさせる話がSNSでバズっていたので、
紹介しようと思います。

その話が拡散された理由は、
興味をそそられるタイトルが動画につけられていたせいかもしれません。

「ヤバそうな雰囲気を放つ、母のイチオシが届いた」
というタイトルと共にYouTubeで公開された動画は、
雰囲気ある和室と丸いちゃぶ台の上に乗せられた
一つのダンボール箱を映すところから始まっています。

よくある実家からの仕送りダンボールなのですが、
箱に違和感があります。

カメラが寄っていくと、
文字がはっきりと見えるようになります。

そこにあったのは「母のイチオシ」の文字。
もともとは「和のイチオシ」(三幸製菓株式会社)の箱なのですが、
ご丁寧にも、すべての商品名の上に「母」の文字が貼りつけられています。

若干箱が歪んでいるため、
ヤバそうというタイトルになったのでしょうが、
中身は果物や野菜、お菓子やお酒と手紙など
まったくヤバくはないものがぎっしりとつまっていました。

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ダンボール防音の最適な形が発見される

2024-09-25 11:48:51 | ダンボール
避難所におけるダンボール活用について関心度が高まる中、
より快適な空間を作る方法を考える動きも出てきています。

とはいえ、とりあえずの形を整えるばかりという
段階の避難所もあるかもしれません。

そんな中、目隠しという役割しかないパーテーションで
防音機能を高め、よりプライバシーを尊重できる空間は
実現できないだろうかという実験を行った高校生たちがいます。

問題に取り組んだのは、愛媛県立宇和島東高校に通う、
高田剣志さん、大加田元輝さん、中西玲雄さん、吉岡大我さんの4人です。

パーテーションといえば、垂直な壁はあっても天井がないため、
視覚は遮れても、音は外に聞こえる状態でした。

そこで、壁の形状を高速道路の湾曲した壁をヒントに、
垂直型、カモメ型、Tの字型の3つで防音効果を測定したそうです。

測定の結果、垂直型は音が駄々洩れだったのに対し、
カモメ型とT字型は、内側にこもりやすい形状であることがわかりました。

その後、カモメ型とT字型を実物大にしてシミュレーションを行い、
より高い防音性が実現できる返し幅を計算したそうです。

結論「壁の高さ180cmの場合、T字型の屋根になる部分の幅は52.5cm」という
具体的な数字が導き出されたのです。
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ダンボールコンポストの輪

2024-08-26 12:49:06 | ダンボール
新潟県新潟市にある3か所の保育園と
小学生を対象とした白根北児童館で、
ダンボールコンポストを作り、
実際に野菜を育てる試みが行われています。

この取り組みは、
SDGsの考えかたやサイクルを学ぶだけでなく、
自分たちが実際に取り組むことができる実体験を通して、
SDGsの目標を達成していくものです。

SDGsの目標は、大きく17項目に分けられています。
生ごみコンポストは、
「2.飢餓をゼロに」「12.つくる責任、つかう責任」
「15.陸の豊かさも守ろう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」
にかかってくるものの中でも、
特に「12.つくる責任、つかう責任」に含まれる
「廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再生利用により、
廃棄物の発生を大幅に削減する」
を達成するものとして注目されています。

なお、この取り組みに利用されているコンポストは、
「サイチョのマジックダンボール」という商品で、
新潟市が専用セットの内容を企画し、
区役所などで販売を行っているものです。
とてもかわいいコンポストなのですが、
市内に住所があるか、居住していないと購入できません。

ちなみに、サイチョとは
新潟市のごみ減量推進キャラクターの名前です。
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