古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十七章 潮岬会合 その五十

2013年04月29日 07時20分37秒 | 古文書の初歩

 

 

潮岬会合「組中定書」第三ページ、上の画像の三~四行目

 

解読 仕候ハゝ組中をはづし可申候。

    一御崎御湯銭、先年より拾弐匁ニ而候得共、此度

読み 仕り候わば、組中をはづし申すべく候。

    一つ 御崎お湯銭、先年より十二匁にて候えども、この度

 

解説 (延引)「仕候ハゝ」・・・延引仕りそうらわば。お祓いが延びたら。 「組中をはづし」・・・組の仲間から外す。除名する。 「可申候」・・・下から返って「申すべく候。」 「一」・・・一つ書きの第五番目。 「御崎」・・・『みさき』は「水崎」『みさき』と同じ。御崎明神社の事。 「御湯銭」・・・お湯上げ神事の御玉串料。神社への謝礼金。 「拾弐匁」・・・「匁」が難解字です。 「候得共」・・・そうらえども。十二匁であったが。 「此度」・・・この度。このたび。今回。