古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百四十九

2017年05月06日 08時23分21秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第九十九ページ、上の五~六行目

解読 壱艘唐船江もや以、右御役人衆唐船へ御乗

    移り、いつ々々の出帆、今日入船との儀御書留メ

読み 一艘唐船へもやい、右御役人衆唐船へ御乗り

    移り、いついつの出帆、今日入船との儀お書き留め

説明 「唐船江もやい」・・・「舫う」、『もやう』は船と船を繋ぐこと。「もや以」・・・もやい。「以」は変体仮名の「い」。 「御役人衆」・・・「衆」が難解です。 「御乗移り」・・・「御乗」が小さくて読むのは困難です。この作者は行の下部の字が小さくなるのが極端です。 「以つ々々」・・・いついつ。長い「く」は繰り返しの記号。「いついつの出帆、今日入船」・・・何時出帆して、今日の入船となったのか。 「儀」・・・この字も小さくて読むのは困難。


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