古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百四十七

2017年05月04日 08時02分55秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第九十九ページ、上の一~二行目

解読 致候趣ニ御座候、右日本之山相見へ候而三日目長崎へ

    入津、尤沖ニ而風無之故、少々間取候歟と覚へ候、

読み 致し候趣に御座候、右日本の山相見え候て三日目長崎へ

    入津、尤も沖にて風これ無き故、少々間取り候かと覚え候、

説明 「致候趣ニ御座候」・・・溺死者の供養の為のしきたりだと言う事である。「趣」が難解です。 「入津」・・・『にゅうしん』、港へ入る事。「津」は港の事。 「尤」・・・もっとも。「但し」と同じ意味です。 「沖」・・・ここの「沖」も読むのは困難です。 「風無之故」・・・「故」が難しい。 「間取」・・・手間取り。時間がかかった。 「候歟と」・・・『候かと』。「歟」は変体仮名の「か」です。ちょっと読めません。 最後は「候」。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿