古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十二章 乍恐奉願口上・その七十一同所

2012年10月30日 06時55分59秒 | 古文書の初歩

 

 

乍恐奉願口上第十六ページ、上の画像の五行目六行目

 

解読 同所出帆、同五月十日帰宅仕候義ニ御座候。

     其前私共留主中尾崎屋幸吉より富田屋廣七方へ

読み 同所出帆、同五月十日帰宅仕り候義に御座候。

     其の前、私共留守中尾崎屋幸吉より富田屋廣七方へ

 

解説 「帰宅」の「帰」が難解文字です。 「仕」の右下に「候」、続いて「義」。 最後は「御座」の次の点が「候」です。 次行は一段下がって、最初は「其の前」、これも難しい。 「私共」の次は難しいですが、「留主中」。「留主」は、現在は「留守」と書くのが主流です。 「尾崎屋」・・・「崎」が読みにくいですが、何回も出ている字です。 「より」・・・合成字。 「廣七」の次は消えていますが、「方へ」と続きます。 

 


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