総タイトル:【根源からのお金への問いは、規範を背景にし「喜捨」を行なうイスラムに答えがある・・・「エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと」を読んで】
現在は、利子が利子を生む複利、金本位制から離れて金融規制緩和、ヘッジファンドやデリバティブ等の金融派生商品への投資、マネーゲーム等と、お金が指数関数的に自己増殖して膨張を続け、お金が人を支配し、人間が絶滅してもコンピューターの中でお金は増殖し続ける状態になってしまっています。それは福島原発事故で露呈した、核分裂連鎖反応の制御不能や事故後の対応不能と同様のものであり、核兵器を含めて人間の手には負えないものとなってしまっています。金融の暴走、科学の暴走、現代のその様な終末的な状態の中で、人は生きています。
次の本を読みました。
「エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと」(著者:河邑厚徳氏+グループ現代、出版:2011/3/20、出版社:講談社(2000年にNHK出版から刊行された単行本を一部修正した文庫版))
ファンタジー作家のドイツのミヒャエル・エンデは根源からお金を問い、お金や物を豊かに所有しても心には空虚感が生じる事、大事なのは時間的ゆとりを持つ事を作品の中で唱えて来ました。そのエンデの問いの答えは、私は「イスラム」にあると思うのです。
イスラムの銀行は人にお金を貸しても、利子を取りません。それはイスラムの規範である「コーラン」によって、人から利子を取る事を禁じられているからです。ムスリム(イスラム教徒)の実行すべき義務であるコーランの「五行」の内の「喜捨」により、利子を取る事が間違いである事、そして逆に貧しい人に施し分け与える事、寄付をする事が定められています。イスラムは平等主義で、共同体意識が強く、共生の精神を持ち、階級や格差が生じにくい社会を築いています。その様に「コーラン」の絶対的規範を基にしたイスラム社会の中に在るイスラムの銀行とお金の在り様は、それとは反対で対照的なユダヤ人の支配する欧米の金融システムを根本的に問題視するものであり、イスラム社会にその根本的解決策が有る様に思います。
リビアの正義の故カダフィ大佐は「緑の書」によって直接民主主義を唱えていました。勿論リビアでのローンは、全て利子0%と法律で決まっていました。そしてカダフィ大佐はドルの支配から逃れて、本物の金貨を使用して独自のアフリカ統一通貨システムを構築しようとしていました。その事が紙切れを錬金術によってドルに変えて基軸通貨としてそのドルを守ろうとしている米国や、英国・仏国・イスラエル・NATOに狙われる一因となりました。そのカダフィ大佐の考えていたアフリカ統一通貨こそが、本書で言っている「地域通貨」であった訳です。
「地域通貨」は現在のお金の支配から逃れる為に考案されているもので、共同体の中での共生の精神から生まれ、また本来のお金の役割として物々交換の間に媒介者として入って血液の様に滞りなく循環して物を分配する為に、時間の経過と共にマイナスの利子が付いて減額していくお金の使用で利用を促し、循環を促進して地域の活性化を図るもの等です。
本ブログの、過去の関連記事↓↓
2013年1月15日付「欧米・日本のマスコミが流さなかった、正義のカダフィ大佐の『真実』」
関連動画↓↓
現在は、利子が利子を生む複利、金本位制から離れて金融規制緩和、ヘッジファンドやデリバティブ等の金融派生商品への投資、マネーゲーム等と、お金が指数関数的に自己増殖して膨張を続け、お金が人を支配し、人間が絶滅してもコンピューターの中でお金は増殖し続ける状態になってしまっています。それは福島原発事故で露呈した、核分裂連鎖反応の制御不能や事故後の対応不能と同様のものであり、核兵器を含めて人間の手には負えないものとなってしまっています。金融の暴走、科学の暴走、現代のその様な終末的な状態の中で、人は生きています。
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「エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと」(著者:河邑厚徳氏+グループ現代、出版:2011/3/20、出版社:講談社(2000年にNHK出版から刊行された単行本を一部修正した文庫版))
ファンタジー作家のドイツのミヒャエル・エンデは根源からお金を問い、お金や物を豊かに所有しても心には空虚感が生じる事、大事なのは時間的ゆとりを持つ事を作品の中で唱えて来ました。そのエンデの問いの答えは、私は「イスラム」にあると思うのです。
イスラムの銀行は人にお金を貸しても、利子を取りません。それはイスラムの規範である「コーラン」によって、人から利子を取る事を禁じられているからです。ムスリム(イスラム教徒)の実行すべき義務であるコーランの「五行」の内の「喜捨」により、利子を取る事が間違いである事、そして逆に貧しい人に施し分け与える事、寄付をする事が定められています。イスラムは平等主義で、共同体意識が強く、共生の精神を持ち、階級や格差が生じにくい社会を築いています。その様に「コーラン」の絶対的規範を基にしたイスラム社会の中に在るイスラムの銀行とお金の在り様は、それとは反対で対照的なユダヤ人の支配する欧米の金融システムを根本的に問題視するものであり、イスラム社会にその根本的解決策が有る様に思います。
リビアの正義の故カダフィ大佐は「緑の書」によって直接民主主義を唱えていました。勿論リビアでのローンは、全て利子0%と法律で決まっていました。そしてカダフィ大佐はドルの支配から逃れて、本物の金貨を使用して独自のアフリカ統一通貨システムを構築しようとしていました。その事が紙切れを錬金術によってドルに変えて基軸通貨としてそのドルを守ろうとしている米国や、英国・仏国・イスラエル・NATOに狙われる一因となりました。そのカダフィ大佐の考えていたアフリカ統一通貨こそが、本書で言っている「地域通貨」であった訳です。
「地域通貨」は現在のお金の支配から逃れる為に考案されているもので、共同体の中での共生の精神から生まれ、また本来のお金の役割として物々交換の間に媒介者として入って血液の様に滞りなく循環して物を分配する為に、時間の経過と共にマイナスの利子が付いて減額していくお金の使用で利用を促し、循環を促進して地域の活性化を図るもの等です。
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YouTube: カダフィの真実を知ってほしい リビア 新世界秩序 NATO
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YouTube: リビア : カダフィが殺される3つの理由 衛星 通貨 統一 #midjp #libjp #seiji
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YouTube: リビア: カダフィ NATOの狙いはアフリカ統一通貨阻止 ドル維持 #midjp #libjp
エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社プラスアルファ文庫)価格:¥ 880(税込)発売日:2011-03-22 |