狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

今見直す維新近代化時の独国見習い・・・59回の憲法改正、財政規律、医療、哲学

2016-07-21 05:16:17 | 憲法改正
 日本は憲法改正をきっかけに、アメリカの戦後体制から離れて、今一度、国の存亡の危機を乗り越える為の明治維新後の国の近代化を進めていた頃の様に、ドイツを見習うべきではないか。
 日本と同様、第二次大戦中に同じ枢軸国として戦い敗戦国となったドイツとイタリアも、戦後の同じ頃に憲法を制定した。
 2012年までの間に、ドイツはなんと59回も憲法改正し、イタリアも20回も憲法改正をしている。そして日本はと言えば発議すらした事が1回も無く未だ明治憲法から現憲法を国際法違反の上で占領軍アメリカGHQに押し付けられて変えられて以来、憲法改正をした事が無いのである。この事は誠に異常な事態である。
 ドイツやイタリアを見ても解るように、憲法改正を何十回と行ったからと言って、侵略国家にはなっていない。また、独裁国家にもなっていないのである。憲法改正したからと言って、戦前の様にそれぞれヒトラーやムッソリーニの居た頃の様なファシズムの体制には戻っていないのである。
 NATO(北大西洋条約機構)の中心を占めて中東や東欧で「悪さ」をしているのは、アメリカ、イギリス、フランスであり、ドイツやイタリアはその中心では無い。ドイツやイタリアは悪さしていないのである。因みに国民を形容する言葉として、ドイツ人が哲学である事に対して、フランス人はセックスであると言う事を見聞きした事を思い出す。フランス革命以来、仏国はフリーメーソンの国となっているのである。
 またドイツは健全財政化を努めて来たが、2015年の予算案で新規国債発行額を「0(ゼロ)」とした。2014年度の対GDP比の債務残高の割合は、ドイツが83.4%、イアリアが146.7%、日本が231.9%となっている。
 明治憲法(大日本帝国憲法)の制定にあたっては、伊藤博文氏らがドイツ(プロイセン)の立憲主義の理論とその憲法体制を見習って、日本の独特の長い歴史とその上で培われた伝統と文化を礎にしたのであった。明治維新後の日本の近代化において、国の体制や産業等、ドイツを見習いながらのものであったのである。
 かつて日本の医療においては、カルテはドイツ語で書かれていた。しかし戦後、英語で書かれるように変えられた。それと並進する様にして、抗癌剤や様々なワクチン・薬が販売される様になり、製薬会社は巨大な大企業に成長し、健康な人に検診等の「予防医療」を行って「医原病」を作り、医者・高額医療機器・抗癌剤・薬・「予防医療」が増え続ける事に比例して、患者も減るどころか却って増え続け、国の支出に占める医療費の割合は大きくなるばかりで、医療費も比例して伸び続けているのである。
 以上の様に、日本は今一度、明治維新後の頃の様に、ドイツを見習うべきである様に、私は思うのである。

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