「東洋のユダヤ人」と言われ、「血のネットワーク」を持つ客家。
次の本を読んだ。
「客家・中国の内なる異邦人」(著者:高木桂蔵氏、出版社:講談社、出版日:1991/06/20)
大勢に流されやすい中国人と異なり大勢に流されず大義に殉ずる客家。一般中国人に溶け込まずに山岳地帯・山奥に住む少数民族として、多くの文化人を輩出して来た客家。流浪の民で、土着では無く他所から来た人々という意味の客家。軍人・政治家・革命家・学者・哲学者が多い客家。
シンガポールを建国したリークアンユー元首相と二代目ゴーチョクトン前首相、元・中華人民共和国の最高指導者・小平氏、李鵬元首相、太平天国の乱の洪秀全氏、辛亥革命を起こした孫文、元台湾(中華民国)総統の李登輝氏、陽明学の王陽明氏、朱子学の朱子氏等は客家人である。
客家精神は、強い団結心、進取・尚武の精神、文化・伝統保持への自信、教育の重視、政治への高い指向性、女性の勤勉性に特徴があるとの事。また、「刻苦耐労」、「剛健弘毅」、「創業勤勉」、「団結奮闘」の4つの精神を持つとの事。また、客家人は裏切らないとの事。
科挙に強い客家人は、「読書耕田、忠臣孝子」、田を耕しつつ学問に励む事を理想とするとの事。
客家には第二次埋葬法が残る。埋葬後の4~5年後に白骨化した遺骨を椿油で清め、陶製のカメに納めてから再び埋葬するとの事。山奥に住んでいた事と移住が多かった事によるとの事。
人民解放軍は共産党の軍隊であって国軍では無く、極めて独立性が高いのであるが、本書出版当時の1991年頃において、北京中央の共産党に属するはずの人民解放軍が各地の有力者の軍隊となっており、客家が多く存在する広東省が事実上軍隊を持つ事となっているとの事。その広東省を含む広州軍区の軍隊は当時中国最強と言われていたが、北京に充分対抗出来る力を持っていたとの事。その広州軍区は香港を通じてイスラエルから近代兵器の導入を図っていたとの事。その様に当時、広東省の独立性が見えていたとの事。
その客家人が多く存在している広東省、福建省、台湾による華南経済圏が当時独走し成長していたとの事。
「客家・中国の内なる異邦人」(著者:高木桂蔵氏、出版社:講談社、出版日:1991/06/20)
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「客家・中国の内なる異邦人」(著者:高木桂蔵氏、出版社:講談社、出版日:1991/06/20)
大勢に流されやすい中国人と異なり大勢に流されず大義に殉ずる客家。一般中国人に溶け込まずに山岳地帯・山奥に住む少数民族として、多くの文化人を輩出して来た客家。流浪の民で、土着では無く他所から来た人々という意味の客家。軍人・政治家・革命家・学者・哲学者が多い客家。
シンガポールを建国したリークアンユー元首相と二代目ゴーチョクトン前首相、元・中華人民共和国の最高指導者・小平氏、李鵬元首相、太平天国の乱の洪秀全氏、辛亥革命を起こした孫文、元台湾(中華民国)総統の李登輝氏、陽明学の王陽明氏、朱子学の朱子氏等は客家人である。
客家精神は、強い団結心、進取・尚武の精神、文化・伝統保持への自信、教育の重視、政治への高い指向性、女性の勤勉性に特徴があるとの事。また、「刻苦耐労」、「剛健弘毅」、「創業勤勉」、「団結奮闘」の4つの精神を持つとの事。また、客家人は裏切らないとの事。
科挙に強い客家人は、「読書耕田、忠臣孝子」、田を耕しつつ学問に励む事を理想とするとの事。
客家には第二次埋葬法が残る。埋葬後の4~5年後に白骨化した遺骨を椿油で清め、陶製のカメに納めてから再び埋葬するとの事。山奥に住んでいた事と移住が多かった事によるとの事。
人民解放軍は共産党の軍隊であって国軍では無く、極めて独立性が高いのであるが、本書出版当時の1991年頃において、北京中央の共産党に属するはずの人民解放軍が各地の有力者の軍隊となっており、客家が多く存在する広東省が事実上軍隊を持つ事となっているとの事。その広東省を含む広州軍区の軍隊は当時中国最強と言われていたが、北京に充分対抗出来る力を持っていたとの事。その広州軍区は香港を通じてイスラエルから近代兵器の導入を図っていたとの事。その様に当時、広東省の独立性が見えていたとの事。
その客家人が多く存在している広東省、福建省、台湾による華南経済圏が当時独走し成長していたとの事。
「客家・中国の内なる異邦人」(著者:高木桂蔵氏、出版社:講談社、出版日:1991/06/20)
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