パレスチナとの和平を望むイスラエルのリベラル・左翼とタルムードを放せない超正統派、偽善の人権団体「ADL」と右翼政権の同性愛承認:Jews for Peace & Hypocrisy of "ADL"
出典(経由):「World Literature Today」
出典:パレスチナ情報センター
(「占領ノート」掲載地図、著作者:現代企画室「占領ノート」編集班/遠山なぎ/パレスチナ情報センター)
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パレスチナとの和平を望むイスラエルのリベラル・左翼とタルムードを捨てられない超正統派、偽善の人権団体「ADL」と右翼政権の同性愛承認:Jews for Peace & Hypocrisy of "ADL"
シオニズムに反対し、イスラエル国家の即時解体を要求し、現イスラエルが存在している地は全てパレスチナの土地であると主張し、イスラエルの旗を燃やすデモンストレーションを行い、論争の激しい、超正統派のユダヤ教グループ、ナトレイ=カルタ(Neturei Karta)。
ナトレイ=カルタのロンドン支部に取材記者が入らしてもらう様に頼むと、ナトレイカルタの信者は一瞬考えて躊躇う(ためらう)。記者と一緒に支部に入ると、しきりに弁解して誤魔化すかの様にして、旧約聖書の「十戒」が書かれている壁掛けを指して述べる。ナトレイカルタのユダヤ教の信者も、自分達が教典として重んじているバビロニア・タルムードに書かれている内容の事を、如何わしく、不道徳、非人道的である事を自覚しているので、堂々と内部を公開する事に躊躇いを感じているのであろう。少なくとも、右翼のユダヤ教の信者たちよりは良心が有りそうなので、その様な躊躇いに繋がっているのであろう。しかしそうではあっても、所詮、そのタルムードを捨てる事は無く、また、イエス様を救世主(キリスト、メシア)としては捉えていない。
ドイツ・ナチスによるユダヤ人のホロコーストが神話であると堂々と述べられた、イランの元大統領アフマディネジャド氏への支持等と、他のユダヤ人たちは彼らを過激派と呼ぶことが多い。また、イスラエルの超正統派は、徴兵制に抗議して、度々政府に対するデモを行う。
イスラエルでは、不道徳の象徴である「同性愛」が合法化されており、左翼・リベラルでは無く、「右翼」とされる現イスラエル政府が、それを認めている。また、現イスラエルにおいてユダヤ人と認める事において、本来は「男系男子」の血統がユダヤ人であるにも関わらず、入植者を増やす為に「母系ユダヤ人」、「女系ユダヤ人」を認めている。
世界的にもリベラルは、グローバリズムの一環として、フェミニズムやジェンダーフリー、ウーマンリブ、LGBTQ、家族の破壊、そして神・創造主から離れる「世俗化」等と、「自由の履き違え」をして何でも自由にしようとして、伝統や文化、歴史と、それらに基づく価値観、秩序を破壊しようとしているので、勿論、悪いものである。
しかし、イスラエルにおいてはそれだけでは判断出来ない。「右翼」の政権自体が、それらのリベラル的な事をも政策として含めている。また、却ってリベラル派は、良い意味で、「タルムード」に縛られていな事が、良い方向に向いている事が言える。非人道的で不道徳の「バビロニア・タルムード」を無視しているリベラル派は、パレスチナ人たちに同情し、共感する事が出来るのである。故にイスラエルでは、パレスチナとの和平を望んでいる左翼やリベラル派の方が、却って、少なくとも、その点においては良い様に思える。日本においても、同様に、左翼やリベラル派には、貧しい人達や身分の低い人達、病弱な方々の目線に合わせる様な、人間的には良い方が多い。
以下は、「The NewYork Review of Books」における、アメリカ合衆国最大のユダヤ人団体・名誉毀損防止同盟(ADL:Anti-Defamation League)のエイブラハム・フォックスマン(Abraham H. Foxman)最高責任者(全国理事で委員長)のコメントに対する、インド言語学者として世界有数の権威の一人であり、且つ、平和活動家であり、ザ・ジョイント・イスラエリ―パレスチニアン・ムーブメント(the joint Israeli-Palestininian movement Ta'ayush)の創立メンバーでもある、デビッド・ディーン・シュルマン(David Dean Shulman)氏による返信。
フォックスマン氏
「イスラエル・パレスチナ紛争の2国家解決のADLのサポートは、1990年代のオスロ合意(1993年)のための公的支援にさかのぼり、ほぼ二十年間一貫して推移しています。両方の公式声明やプライベートの会合では、ADLは明らかにサイド・バイ・サイド、イスラエルのユダヤ人国家と平和に暮らす当事者間の直接交渉の結果として作成された独立したパレスチナ国家の支持を表明しています。」
シュルマン氏
「ADLは、イスラエル・パレスチナの2国家解決をサポートしていることを聞いて心温まれます。私は、これは彼ら(ADL)がすぐに占領地で、東エルサレムのすべてのイスラエルの入植活動を非難する明確な公式の声明書を発行されることを意味するものと仮定(想定)します。
かつて、ずっと前に、アメリカのユダヤ人たちの生活の中での必要性(を満たす事)と立派な役割を果たしたADLは、パレスチナ人とパレスチナ人が懸念している基本的な人間の良識と社会正義との歴史的な理想を裏切ったことが、私に大きな悲しみをもたらす原因です。」
参考文献
・2012/07/12付・The NewYork Review of Books:「The ADL & Palestine Abraham H. Foxman, reply by David Shulman」
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