狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

サウジアラムコ攻撃(8/9)アンサール・アッラーが報復:米国製迎撃パトリオットの役立たず、ロシアはS400を売り込む/ Useless US's Patriot, Russia pushes S400

2019-11-12 16:06:24 | 中東
 ※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.




 9.14サウジアラムコ攻撃(8/9)イエメン・アンサール・アッラーが“報復”
  ・・・米国製パトリオット迎撃システムの役立たず
      ~ロシアはS-400をサウジに売り込む
 Ansar Allah attacked against Saudi Aramco.
  Patriot made in US is useless, and Russia is pushing S-400.





 9月16日
  ロシアのウラジミールプーチン大統領 (トルコの首都アンカラで、エルドアン大統領、プーチン・ロシア大統領と3カ国首脳会談)
   「イランがS-300を購入し、エルドアン氏がロシアから最先端のS-400システムを購入することを決定したように、サウジアラビアは賢明な決断を下す必要があります」

 
YouTube: Attaque de drones : Vladimir Poutine suggère à l'Arabie saoudite d'acheter des armes russes
 UAV攻撃:ウラジミール・プーチンはサウジアラビアにロシアの武器を購入することを提案します
 2019/09/18


YouTube: اعتراف أمريكي بشل باتريوت بعد هجوم أرامكو.. إليك القصة الكاملة | Trending
 トレンド|米国はアラムコの攻撃の後、パトリオットを麻痺させることを確認します。
 2019/09/20

YouTube: Pompeo Doesn’t Have the Answers! Why Did US Patriot Missiles Fail to Defend Saudi Facilities??
 2019/09/20
 
YouTube: ¿Por qué fallaron los antiaéreos de EE.UU. en los ataques a Arabia Saudita?
アメリカの対空が失敗した理由サウジアラビアへの攻撃で?
 2019/09/21
 
YouTube: هجمات أرامكو تكشف نقاط ضعف خطيرة في أنظمة الدفاع السعودية
 アラムコの攻撃はサウジの防衛システムの深刻な弱点を明らかにします
 2019/09/22
 
YouTube: Why Patriot Missiles Are Useless
 2019/09/24



 出典:2019/09/19付・RT QUESTION MORE「Saudi air defenses like Patriot & Aegis don’t match their advertised properties, unfit for real combat – Russian Army (MAP)」

 

 9月14日土曜日未明のアブカイク石油施設周辺のサウジ防空。ドローンはPAC-2の範囲内に存在したものの、Hawkの範囲外であった。
 出典:2019/09/14付・Moon of Alabama「Attacks On Major Saudi Oil Installations Show Urgent Need For Peace With Yemen」



 アブカイク石油精製施設監視
 出典:2019/09/20・YouTube・Vesti News「Pompeo Doesn’t Have the Answers! Why Did US Patriot Missiles Fail to Defend Saudi Facilities??」

 9月14日、イエメンの最高政治評議会「アンサール・アッラー」(フーシ派)が、サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」を無人機10機によって“報復”攻撃した。今までのサウジの介入・干渉・余計なお節介としての非人道的無差別空爆の侵略に対しての“報復”攻撃であり、そして、それによる人的被害は出ていない。
 その無人機による攻撃を、サウジの防空システムは迎撃して防ぐ事が出来なかった。そして、その高価な迎撃システムを何十台もサウジに売りつけて来た米国は、その事でパトリオット・ミサイルが欠陥商品と思われて今後の武器売買に影響が出る事を恐れてか、様々な都合の悪い事態を隠蔽しようとしてか、または今回攻撃を受けた施設が丁度ペルシャ湾寄りに存在している事を良しとして、米国内の「戦争煽動推進派」がいつもの通り「イランがやった」と証拠も無く責任を擦り付けて宣伝したものと思われる。
 
 西側欧米の主流メディア(MSM)・マスコミは、イエメン・アンサール・アッラーの実力を過小評価している。しかし、「小型核兵器」も売買されているというブラック・マーケットで兵器の技術は入手可能であるし、今まで自衛の為にイランから支援を受けて来た事を基に、無人機やミサイルを「国産化」する事が出来ている。
 また、今までNATO(北大西洋条約機構)に加盟する西側欧米諸国や偽イスラエルが世界中に武器をバラ撒き続けて来た事も、「ブーメラン」となっている。ヨーロッパ出身のIS(DAESH、自称イスラム国)テロリスト達が再び祖国のEU(欧州連合)加盟国に戻ろうとしている事も、その事に当てはまる。ヨーロッパは「自業自得」である。

 そして、サウジがアンサール・アッラーから報復攻撃を受けたのは、今回が初めてでは無い。本年5月にもサウジアラムコに無人機7機による報復攻撃が成功し、8月にも首都リヤドへの報復攻撃が成功している。
 更に昨年には、イエメン・アンサール・アッラーは今回のサウジアラムコのアブカイクやクライスよりも遠方であるアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビとドバイに、ドローンを飛ばして報復攻撃に成功している。

 
YouTube: Uncle Sam’s Missiles Fail Saudi Arabia? Patriot System Not Equipped to Battle Drone Attack!
 2019/09/17

 上のYouTube「Uncle Sam’s Missiles~」によると、イエメンの最高政治評議会「アンサール・アッラー」(フーシ派)は、1日に1台のドローンを生産するという。
 アンサール・アッラーが作るプログラム可能なUAV(無人航空機:unmanned aerial vehicle)である「カセフ-1」は、最大TNT 45kg(100 lbs(ポンド))の弾頭を持ち、その爆風半径は150m(500ft)になる。
 そして、そのドローンは非常に高速で、最大速度は320 km/h(200 mile/h)にもなるという。
 ある迎撃システムの場合、レーダーで探知した後、その情報は幾つかの衛星を経て、ミサイル誘導ステーションまで転送してターゲットを割り当てるという。よって、高速のドローンに対し、その様な複雑で面倒で遅いシステムである事から、対応が遅れるという。その遅れはほんの数秒ではなく、このシステムの起動中に数十秒が無駄になるという。
 また、「カセフ-1」の高度範囲が15m~3,000mであるのに対し、地対空パトリオット迎撃ミサイルPAC-3は50m~24,000mであり、無人機の50m(164ft)未満の低空飛行に対しては迎撃システムが機能しない。
 更に、「カセフ-1」は簡単にプログラムを作る事が可能であり、高度15m(50ft)のフライトの場合、地形を考慮するという。地形に沿って飛行し、光学照準点誘導システムを搭載する。
 地形等の情報は、地図のデータ・ソースから簡単に取得する事が出来、サウジの首都リヤドのパトリオット・システムへのアクセス制限は無いという。
 この度の攻撃に於いては、アンサール・アッラーは10機の無人機を用いたが、レーダーに検出されなかったか、或いはレーダーには探知されながらも迎撃システムが作動するまでには至らなかったのかもしれない。

 またロシア陸軍筋よると、パトリオットやイージスの様なサウジの防空は、宣伝されている特性と一致せず、実際の戦闘には適さないという。

 また別の情報によると、9月14日未明のアブカイク石油施設周辺のサウジ防空に於いては、ドローンはPAC-2の範囲内に存在したものの、Hawk(MIM-23 Hawk、レーダー誘導方式の低中高度用・中距離地対空ミサイル)の範囲外であったという。低空飛行、または無人機の小さいサイズと複合材料が、検出を回避するのに役立つ可能性が有るという。
 また、1つのパトリオットシステムがカバーするのは水平線の120°のみといい、サウジアラビアのレーダーが東と南に向いている間、攻撃ドローンは西の方向から来たともいう。サウジアラビアが持っている古いPAC-2バージョンは、低空飛行ドローンや巡航ミサイルに対しても余り役に立たないともいう。
 更に、パトリオット部隊のレーダーシステムが遮断されたという奇妙な事も指摘している。そして、サウジアラビアには、南からの攻撃から石油施設を保護する防空設備が無いとも言う。想定外の地域からの攻撃、システム障害も指摘される。

 世界第3位となる莫大な軍事費を費やして米国から購入した現在のサウジアラビアの防空体制には、88台のパトリオット・ランチャーが存在し、その内52個が最新のPAC-3バージョンである。それに加えて、100台のSM-2誘導ミサイルで武装した3隻のイージス駆逐艦が、サウジアラビア沖のペルシャ湾水域に存在する。
 サウジアラビアの防空体制が破られた事は、前述した通り今回が初めてでは無く、今まで何回も防ぐ事が出来ていないのである。

 米国は、自分の国が作った迎撃システムの小型無人機に対する機能不全について恥じるどころか、更にサウジへの米軍兵士の増派、及び、より多くのパトリオット・システムの追加と終末高高度防衛ミサイル(THAAD)システムをサウジに売り付けて送っている。
 サウジは、今回までに露呈し続けて来た通り、ハイテクで超高速の小型無人機に対して役に立たない高額な迎撃システムを購入せざるを得ない程に、米国、更には偽イスラエルに媚びへつらっている事が見えて来る。サウジはその様に、米国にマネーを払わされ続ける「侮辱」を受け続けている。

 それに対して、ロシアからサウジにアプローチが行われている。そんな役立たずの米国製の迎撃システムよりも、ロシアのS-300やS-400を購入すれば良いのではないかと。
 その高高度・超長距離地対空ミサイル迎撃システムの他に、ソビエト連邦とその後継国ロシアで開発されたロシアの中・低高度・中距離防空ミサイル・システムとして「ブーク(Buk)」が在る。移動式のレーダー誘導地対空ミサイル(SAM)ミサイル・システムを搭載して、適合高度は15mの低高度以上となっている。イエメンの「カセフ-1」の場合で下限15mまでの低空飛行が可能であるので、そのロシア製の「ブーク(BUK)」であれば対応する事の可能性が有る。

 サウジは、米国製のPAC-2、PAC-3、Hawkによる迎撃システムの階層化を一応行って来てはいたものの、その小型無人機に対しては実際、機能する事が出来ていない。ロシアは米軍のその誇大宣伝には見合わない実力のシステムであるとして批判、批評すると共に、自国の迎撃システムの売り込みを図る。そのシステムの階層化については、ロシアの支援によって築かれたシリアの防空体制が参考になるともいう。

 とにかく、米国は失敗しようが役立たずであろうが、これからもサウジに莫大な価格の迎撃システムをはじめとした武器を売り付けていきたいと願っている。サウジを保護するという名目の下に、これからもサウジを米国の「金蔓」として、米国の「奴隷」として、置いておきたいと思っている。
 また、米国内の旧来からのネオコンやネオリベラリスト、シオニスト、ユダヤ銀行群らは、グローバル市場に於けるオイル・マネーを握り続けてその秩序を維持したいとも願う。しかし一方のトランプ大統領をはじめとした「反グローバリズム」派は、米国がシェールガスの開発が進んだ事もあってエネルギー分野で「独立」しており、中東の石油が必要無くなったとして、サウジをはじめシリアやイラク、アフガニスタン等からの米軍撤退を望む。また、トランプ政権は現在、ユダヤFRBに対して「マイナス金利」を要求して追い詰める。

 タイムラインに表されている通り、サウジがイエメン最高政治評議会「アンサール・アッラー」(フーシ派、「神の支持者」)の高度な“報復”攻撃を目の当たりにして動揺している事と共に、米国内に於いてもトランプ大統領による改革で大きく揺れ動いている。

 そして、サウジに売り付けて来た迎撃システムは、日本や韓国等にも売却されている。果たして、日本の米国製迎撃システムは、支那(中国)や北朝鮮、そして偽イスラエルからの攻撃に対して役に立つのであろうか?。
 また日本には、多くのスパイが紛れ込んでいる。例えハイテクな兵器を揃えていても、前述した通り国内に於いて「小型核兵器」によるテロを起こされる可能性が有り、足元に危険が潜む。
 日本は米国に依存するばかりでは無く、自立し独立して「備え」を行う必要が有る。そのステップとして、現・日本国憲法である「フリーメーソン憲法」の改正、中でも「九条改正」や「緊急事態条項新設」をする事が重要である。
 
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  ・2019/09/03付:「正義イラン仕業と偽装し偽イスラエルとユダヤの奴隷米国による偽旗謀略 2019-まとめ/False Flag by Fake Israel & Jew's slave US pretended Iran」

  ・2019/07/12付:『"Change 9" 日本の現「フリーメーソン憲法」九条改正の必要性と米トランプのタンカー自衛要求:タンカー攻撃されても未だ目が覚めない「狂信者」護憲派の九条信仰、「聖書の価値観」を基準にする憲法改正』
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  ・2016/10/16付:「欧米との石油利権で腐敗するサウジへ911テロの自身の犯罪をすり替えるイスラエル・米国・・・日本はイエメン殺戮に手を貸すのか」
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  ・2019/06/21付:「トランプはサウジ政権を侮辱し続けている…米国の「奴隷」サウジアラビア/Trump keeps insulting Saudi Arabia. "US's Slave" Saudi Arabia」

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  ・2019/11/12付:「9.14サウジアラムコ攻撃(6/9)イエメン・アンサール・アッラーが報復:もしもフーシ派によるのではない場合(2/3)アメリカの犯行/If it Wasn’t Houthis, it Was US」
  ・2019/11/12付:「サウジアラムコ攻撃(7/9)アンサール・アッラーが報復:もしもそうでない場合(3/3)サウジ自身のオウン攻撃/If it Wasn’t Houthis, it was by Saudi itself」

  ・2016/10/16付:「欧米との石油利権で腐敗するサウジへ911テロの自身の犯罪をすり替えるイスラエル・米国・・・日本はイエメン殺戮に手を貸すのか」
  ・2017/04/14付:『一次資料「古代ヘブライ語聖書原文」はアラビア半島にエルサレムを定める・・・シオニスト・現イスラエル国の論拠崩壊』
  ・2019/05/21付:「サウジ船へ偽旗、悪魔ユダヤネオコンBチーム、煽動者マスコミ/False Flag to Saudi by "Satanism Cult B team" & War Agitator Jew's NYT」
  ・2019/05/24付:『ポンペオは白状した「CIAの私達は嘘をつき、騙し、盗んだ」/Pompeo "I was the CIA director. We lied, we cheated, we stole"』
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  ・2019/08/20付:「UAEはイランに接近する。果たしてサウジは今後……?/UAE approaches Iran. How does Saudi Arabia do really from now on ?」
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  ・2019/09/03付:「正義イラン仕業と偽装し偽イスラエルとユダヤの奴隷米国による偽旗謀略 2019-まとめ/False Flag by Fake Israel & Jew's slave US pretended Iran」
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 参考文献
  ・2019/09/14付・Moon of Alabama:「Attacks On Major Saudi Oil Installations Show Urgent Need For Peace With Yemen」
  ・2019/09/16付・RT QUESTION MORE:「US defense failure… Why Washington has to blame Iran over Saudi attacks」
  ・2019/09/16付・THE IRANIAN:「Putin Clowns On Saudi Arabia While Making A Sales Pitch For The S-400」
  ・2019/09/17付・時事通信:『イラン大統領、サウジ攻撃「自衛」と擁護-トルコ、ロシア大統領と3カ国首脳会談』
  ・2019/09/19付・RT QUESTION MORE:「Saudi air defenses like Patriot & Aegis don’t match their advertised properties, unfit for real combat – Russian Army (MAP)」
  ・2019/09/19付・Moon of Alabama:「The Crisis Over The Attack On Saudi Oil Infrastructure Is Over - We Now Wait For the Next One」
  ・2019/09/21付・Moon of Alabama:「U.S. Ships More Air Defense Systems That Do Not Work To Saudi Arabia」
  ・Wikipedia:「Buk missile system」


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