※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
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YouTube: US ignited unrest in Iraq to wrest control of country: Commentator
2019/10/31
YouTube: Iraqi government blames "evil hands" for targeting protesters
2019/10/06
YouTube: Why do you think the Iraq protests interest the US and Israeli officials?
2019/11/05
YouTube: US and its allies trying to hijack Iraq protests
2019/11/08
YouTube: Iraqis’ problems rooted in US aggression: Analyst
2019/10/06
YouTube: Iraq: Popular Revolt...Or Color Revolution?
2019/10/09
YouTube: مستشار الأمن الوطني فالح الفياض: سنسقط المؤامرة على العراق
Falih Alfayyadh国家安全保障顧問:イラクに対する陰謀をやめる
2019/10/08
YouTube: هل من عناصر مؤامرة يمكن تلمّسها مما جرى في العراق؟
イラクで起こったことから感じられる陰謀の要素はありますか?
2019/10/08
イラクの抗議デモの騒乱化は「カラー革命」同様の米国CIA謀略の煽動
偽イスラエルMossadの関与、UAEからのスパイセル、サウジアラビア、IS(DAESH)、旧バアス党、民間軍事会社ブラックウォーター(現アカデミ)……
Iraqi protest demonstrations hijacked by CIA-MOSSAD riotize to "color revolution"
政府、上層部の汚職と腐敗、貧困層との格差、公共サービスの不備、高い失業率等が原因となった一般大衆の中の一部が行い始めたデモは、当初は平和的なものであった。
その後、アメリカ等に乗っ取られ、煽られ、操作されて、規模が拡大すると共に暴動化し、騒乱状態に発展してしまった。
その暴動・騒乱に関与するのは、米国のCIAの他、かつて銃乱射虐殺事件等を起こした悪名高き米国の民間軍事会社ブラックウォーター(現名称はアカデミ)、その他の民間軍事・警備会社、その民間軍事会社と行動を共にしているとされる偽イスラエルのMOSSAD、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、サダム・フセインの残党と旧バアス党、そしてIS(DAESH)等が挙げられる。また、イラクの反体制派だけでは無く、イランの在外反体制派もイラン国民に成り済まして紛れ込んだりリンクしている。それらは、同じ顔、似た様な顔つきをしているので、見分けが付かない。
そして騒乱状態となった中では、武器が提供されていたり武装したテロリストが紛れ込み、警官や一般市民の抗議者に向けて発砲している。
占領後に日本を反抗する事も出来ない程に従属化し、概ね自身の意向に沿う様にして成功する事が出来た米国は、その日本のケースで味を占めた事でイラクにも同様の政策を押し付けようとした。しかし、特に最近に於いてはイラクの自己主張は強まっており、その分、米国に迎合せず、阿る(おもねる)事無く、イランとより親しく距離を縮め続け、友好関係と共に経済面での結び付きも飛躍的に向上を続けててより一層の緊密な関係となっている。
米国の成功例は第二次大戦後の日本のケースだけであり、他は皆、イラクをはじめ、ベトナム、アフガニスタン、リビア、シリア等と泥沼にハマるばかりで、尽く失敗を重ねて来たのである。
しかし現在、「反グローバリズム」を掲げて「米国第一」、「中東脱出」を掲げながら、その泥沼から抜け出そうとして米国内でもがきながら闘いを続けるトランプが大統領として存在する事は、中東地域に少し希望が見えて来ると共に、米国内にとっても負債や兵士の命の問題等で救いの兆しが見えるのではないだろうか。しかし未だまだ、米国内の旧来からのエスタブリッシュメントらに足を引っ張られ続けている。
そしてその米国の中東からの離脱を妨げる、自国をディープ・ステートの駒とし続けたいグローバリスト、ネオコン、ネオリベラリスト、シオニストらは、自立しだしたイラクを今一度米国に従順に成る様にしようとして、今回のデモを乗っ取り、操作し、煽り、利用する。
また、イラクとイランとの緊密な関係を壊す事も目的となっている。
ユダヤに握られている主流メディア(MSM)・マスコミは、デモの原因にイランの介入を挙げたり、デモが行われている中でイランの侵入者が一般市民に向けて攻撃している等と述べているが、これらは騒乱のバックに居る者達のプロパガンダであり、「でっち上げ」で、イランの悪者化を謀ったものである。
YouTube: ‘Irak busca alianzas con países que no siguen directrices de EEUU’
「イラクは米国のガイドラインに従わない国との提携を求めています」
2019/10/29
YouTube: US has long history of punishing governments that defy American dictates
2019/11/15
デモが始められた頃の10月7日には、ロシアのラブロフ外相とイラクのモハメド・アリ・アルハキム外相との会談に於いて軍事財供給に関する契約を遂行する意向が示された。昨年、当時のイラクのイブラヒム・アル・ジャファリ外相が、ロシアのS-400ミサイル防衛システムを購入する可能性を検討していることが確認されている。また、7日の会談のつい1ヶ月程前の8月末には、現「偽」イスラエルの「暫定」首相ネタニヤフが、やり直し選挙前に追い詰められて「パニック症候群」が発症し、イラクをはじめ、レバノン、シリア、パレスチナ・ガザへのサイコパスでキチガイの八つ当たり侵略攻撃を行った経緯も有る。
10月5日までに
ストップ・ザ・ウォー戦争連合のメンバー、サミ・ラマダーニ (RTへのインタビュー)
「問題は非常に深刻になり、((※2003年以来の)米国主導の侵略による)破壊は非常に大きく、イラクに米国が設置した政治的エリートは殆ど全て腐敗した。そして、これはその破壊的な占領から回復しようとする問題に追加されました」
10月5日
以下、2019/10/05付・ParsToday日本「視点;イラクの抗議デモ、疑われる外部からの陰謀(日本語のナレーション付)」より
「イラクで最近数日間にわたり、首都バグダッドを初め一部の州で公共サービスの不備や失業、行政内の汚職等に抗議してデモが開催されました。
当初平和的に行われていたこの抗議デモは、その後、一部集団の介入によって不審な方法で暴動へと発展し、この中で現在までに48人が死亡する事態を招きました。
複数の証拠から、これらの抗議デモが市民による自発的なものではなく、その発生に外国が関与していた事実が判明しました。その背景として、以下のようないくつかの理由が指摘できます。
第1に、SNSに投稿されたイラク国民による抗議行動の動画は、本物ではなく完全に捏造が疑われていること。
第2に、今回の抗議行動がシーア派3代目イマーム・ホサイン殉教の40日忌=アルバインの行進開始とほぼ同時期に始まったこと。おそらくその目的は、イラクでアルバインの行進が大々的にスタートすることを妨げ、イランなど他国の巡礼者によるイラク訪問を思いとどまらせることにあったと思われます。
第3に、今回の抗議デモが、イエメン人がサウジアラビアに頑なに抵抗し、シオニスト政権が占領地イスラエルで組閣政策の行き詰まりに陥っているのとほぼ同時に発生していること。
イラクは独立した外交政策を有しています。サウジアラビアによる対イエメン戦争、そしてアラブ諸国とイスラエルの関係正常化に反対を唱えています。
一方で、イラクの民営組織ハシャド・アルシャビはイランと緊密な関係を有しています。
以上の理由により、イラクはアラブ・イスラエル・西側の枢軸が思惑とする抗議デモや暴動を形成するための場所として考えられたのでしょう。
第4に、イラクでの抗議デモは、同国政府がハシャド・アルシャビの拠点爆破に関する調査結果を発表したこと、それにイスラエルが直接関与していたとするアブドルマハディ・イラク首相の表明とも時期的に重なること。
第5に、今回の一連の騒乱がイラクの旧バース党政権の一部因子の支持を受けているということです。今回の抗議行動の開始とともに、イラクの元独裁者サッダームの娘はツイッターにデモを支持するコメントを投稿しました。
イラク国内での経済問題や行政内の汚職を否定できないことは事実です。しかし、最近の抗議行動の中で発生した暴動や、西側・アラブ系メディアによるこの出来事を伝える報道は、イラクで現在起きている出来事がある目的を伴った陰謀であることを物語っているのです。」
(以上、2019/10/05付・ParsToday日本「視点;イラクの抗議デモ、疑われる外部からの陰謀(日本語のナレーション付)」より)
10月6日
イラクのアブドルマハディ首相
「(国民に向かって、)イラク政府の優先事項は、国民の合法かつ公正な要求を実現することだ」
10月7日
以下、2019/10/07付・ParsToday日本『イラク国家安全保障補佐官、「敵によるイラクの平穏かく乱工作は失敗した」』より
イラクの民兵組織ハシャドアルシャビのトップを兼任するイラクのアルファイヤーズ国家安全保障補佐官
「わが国の平穏をかく乱しようとした敵の工作は失敗した」
「現在イラクは、見舞われた危機を乗り越えた」
「イラク南部カルバラーのシーア派最高権威・スィースターニー師の代理人を務めるアフメド・アルサーフィー氏も、最近各都市で発生した抗議行動に反応し、三権の長に対し現実的な改革の実現を求めるとともに、衝突した国民と治安部隊それぞれに自制を要求しました。」
イラクでは10月に入ってから、首都バグダッドなど一部の州で公共サービスの不備、失業、行政内の汚職に抗議するデモが行われ、治安部隊との衝突にまで発展していました。
こうした中、6日日曜、同国アブドルマハディ首相が、国民の正当な要求実現に真っ先に着手すると呼びかけたことをきっかけに事態は沈静化へと向かいました。
複数の証拠や証言から、イラクでの最近の騒乱は市民による自発的なものではなく、背後で外国が関与していたことが判明しています。」
(以上、2019/10/07付・ParsToday日本『イラク国家安全保障補佐官、「敵によるイラクの平穏かく乱工作は失敗した」』より)
ロシアのラブロフ外相はイラクの首都バグダッドでのモハメド・アリ・アルハキム外相との会談に於いて軍事財供給に関する契約を遂行する意向を示した。2018年2月には、当時のイラクのイブラヒム・アル・ジャファリ外相が、モスクワ訪問中にロシアのS-400ミサイル防衛システムを購入する可能性を検討していることを確認している。
YouTube: Iraq: Russia to supply military goods to Baghdad – Lavrov
2019/10/07
10月9日
イラクのサリフ大統領は抗議者に対する攻撃を非難した。
YouTube: Iraq's President Salih condemns attacks on protesters
2019/10/09
以下、2019/10/10付・ParsToday日本「イラクでの抗議者の殺害におけるアメリカの関与が暴露」より
イラクの民兵組織の一つ、アサイブ・アフル・ハックの代表、カイス・カザリ氏
「イラクの最近の暴動の裏にはアメリカと同国の悪名高い軍事会社ブラックウォーターが存在する」
「このシナリオの目的として、イラク治安部隊の力を消耗させること、民兵組織・ハシャド・アルシャビがテロ組織ISISを掃討した地域から撤退し、これらの地域で治安上の空白を作ることなどが挙げられる」
「イラクでは、最近の抗議デモおよびそれに伴う暴動で、少なくとも104人が死亡、6000人以上が負傷しました。
なお、死亡者のうち8人は治安部隊員とされています。
イラク政府は、抗議者を襲撃した人物を特定するための捜査を開始しています。」
(以上、2019/10/10付・ParsToday日本「イラクでの抗議者の殺害におけるアメリカの関与が暴露」より)
イランのザリーフ外相
「イラク国民の聡明さは他国が悪用することを妨げた」
「(最近イラクで発生した情勢変化に言及し、)イラクの持ち主はイラク国民だ。彼らの権利は守られなければならない」
10月25日
イラク国民主権運動を率いるハキーム師 (親イランのシーア派民兵中心のファタハ連合のアミリー代表とのイラク・バグダッドでの会談)
「公共サービスと雇用創出に関する要求等、国民の要望を迅速に調査し、官僚主義を離れて実施すべき」
10月25~26日
以下、2019/10/26付・ParsToday日本「イラク・カルバラーでデモ、アメリカとイスラエルへの抗議の声も」より
『イラク南部の都市カルバラーの市民らが、国内での汚職や行政の不備に抗議してデモを行い、同時に米国とシオニスト政権イスラエルの政策にも抗議の声を上げました。
イルナー通信によりますと、カルバラーのデモに参加した人々は25日金曜、イラクの首都バグダッドやその他の都市の住民らが街頭に繰り出したのとほぼ同時刻に、経済・政治分野での真の改革や汚職対策、貧困撲滅や雇用創出を強く訴えるとともに、「米国にノー、イスラエルにノー」のスローガンを掲げ、米国がイラクや地域に展開する政策にも反対を唱えました。
イラク南部の港湾都市バスラでは、人々がクウェートに通じる国境検問所で自動車のタイヤを燃やし、国境を封鎖しました。
バグダッド市内のタフリール広場では、抗議者らが特に25日夜~26日土曜未明にかけて複数回集まり、旧米軍管理領域のグリーン・ゾーンに侵入しようとしましたが、治安部隊に取り押さえられました。治安部隊は催涙ガスや音響弾を発射して、抗議者の侵入を阻止しました。
イラク人権委員会は、今回発生した衝突で1人が死亡、227人が負傷、うち3人はイラク・アルムサンナー州の住民で、その他はバグダッド市民だったと発表しました。』
(以上、2019/10/26付・ParsToday日本「イラク・カルバラーでデモ、アメリカとイスラエルへの抗議の声も」より)
以下、2019/10/26付・ParsToday日本「イラクの抗議デモ バスラで治安部隊が手榴弾の攻撃を受ける (動画)」より
『イラク内務省が、同国バスラ州で治安部隊が手榴弾による攻撃を受けたことを明らかにしました。
イラクのテレビ局アル・イラキーヤが56日土曜、報じたところによりますと、イラク内務省は今回の攻撃で軍関係者1人および治安部隊員7人が負傷したことを明らかにしました。
同省はまた、「複数の州で、政府系庁舎や各政党の拠点・事務所が複数のグループによって放火された」と発表しています。
バスラ州では、機動隊の車両2台が何者かによって放火されました。
一部の情報筋は、同国の首都バグダッドで抗議者側の一人が25日金曜、逮捕されたことを明らかにし、この人物が治安部隊と抗議者の双方を銃撃していたと話しています。
これに先立ち、バグダッドでは機動隊に向かって発砲していた1人が逮捕されました。
首都バグダッドを初め、バスラ、ナジャフ、カルバラー、ワーシト、マイサーン、ムサンナー、バービル、ジーカールの各州では25日、汚職や国民の生活の窮状、失業などに抗議する大規模なデモが実施されました。
イラク議会は新たな状況を検討するため、26日に緊急会議を開催する予定です。』
(以上、2019/10/26付・ParsToday日本「イラクの抗議デモ バスラで治安部隊が手榴弾の攻撃を受ける (動画)」より)
YouTube: "More than 60 Iraqis killed in renewed anti-govt. rallies"
2019/10/27
以下、2019/10/27付・ParsToday日本「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」より
『イラクの治安部隊が、同国の首都バグダッド北部の検問所で、兵器を積載した車両を摘発し、押収しました。
イルナー通信によりますと、イラクの治安筋は26日土曜、この車両の運転手が逮捕されたことを明らかにするとともに、問題の車両から各種の兵器が摘発、押収されたとしています。
イラクの治安部隊は今月25日と26日の両日にわたって、バグダッドを初めとする同国の複数の都市での抗議デモにおいて、数名の武装した人物を逮捕しました。
複数の報道から、これらの人物の一部は、警察官やデモ参加者の双方に発砲し、平和的なデモを暴力事件に発展させようとしていたことが判明しています。
イラクの政界の要人の一部は、同国での最近の騒乱にアメリカとシオニスト政権イスラエルが関与し、平和的なデモを暴動に持ち込もうとしていた、として非難しています。
今月25日、イラクではバグダッドのほか、バスラ、ナジャフ、ワーシト、ムサンナ、ジーカール、バービルなどの都市で生活苦や失業、行政内の汚職に抗議するデモが発生しています。
イラク首都で、武器を積載した車両が発見
以上2点の出典:2019/10/27付・ParsToday日本「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」
(以上、2019/10/27付・ParsToday日本「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」より)
YouTube: ¿Quiénes soplan el fuego de la violencia en Irak?
誰がイラクで暴力の火を吹きますか?
2019/10/29
10月27日
イラン外務省のムーサヴィー報道官
「イランはイラクの状況を注意深く監視している」
「イラクの宗教および政治関係者は協力して目標を達成し、より良い未来を築くことができます」
11月3日
以下、2019/11/04付・Middle East Monitor「Iraq arrests UAE spy cell amid protests」より
「Security forces in Iraq have arrested an Emirati spying cell consisting of several Lebanese and Iraqi nationals in the capital Baghdad.
According to Sawt Al-Iraq Radio, security sources were quoted yesterday claiming that the UAE “infiltrators cell” had been carrying out subversive activities aimed at destabilising the Iraqi state, although the Iraqi authorities have yet to officially comment on the arrests.
“The UAE’s team was conducting extremely dangerous activities in Iraq aimed at overthrowing the government,” the Iraqi source said.
The accused have been identified by Iraqi agents as being responsible for financing some demonstrations in Baghdad and other cities.
The arrests comes as an unconfirmed video recently circulated on social media showed a woman distributing US dollars to Iraqi tuk tuk (rickshaw) drivers among the demonstrators, the source of these funds are unknown.
The group allegedly has direct links to the UAE’s security chief Tahnoun Bin Zayed, who is also the brother of the country’s de facto ruler, Crown Prince Mohammed Bin Zayed.
The radio station noted that Abu Dhabi is currently in talks with Baghdad via Western parties to help resolve the issue.
Although Iraq’s protests are largely centred on governmental corruption and economic mismanagement, foreign interference has been suspected with the aim of fermenting the demonstrations towards violence in order to disrupt the close ties between Baghdad and Iran.」
(『「イラクは抗議の中でUAEスパイセルを逮捕」
イラクの治安部隊は、首都バグダッドでレバノン人とイラク人の数人で構成される首長国のスパイ・セルを逮捕した。
Sawt Al-Iraq Radioによると、昨日、治安当局はUAEの「侵入者セル」がイラク国家の不安定化を目的とした破壊活動を行っていたと主張しているが、イラク当局はまだ逮捕について正式にコメントしていない。
「アラブ首長国連邦のチームは、政府を打倒することを目指してイラクで非常に危険な活動を行っていた」とイラクの情報筋は語った。
被告人は、バグダッドおよび他の都市でのいくつかのデモに資金提供した責任があるとして、イラクのエージェントによって特定されている。
最近ソーシャルメディアに於いて、デモ参加者の間に居るイラクのトゥクトゥク(人力車)の運転手に米ドルを分配している女性を示した未確認のビデオが流布された事から逮捕され、これらの資金源は不明である。
このグループは、アラブ首長国連邦の事実上の支配者であるモハメッド・ビン・ザイード皇太子の兄弟でもある、アラブ首長国連邦の治安部長であるタヌーン・ビン・ザイードと直接関係があるとされている。
ラジオ局は、アブダビが現在問題を解決するために欧米方を経由してバグダッドと話し合っていることに注目した。
イラクの抗議については主に政府の腐敗と経済面に於いての誤った運営管理に集中しているが、バグダッドとイランの緊密な関係を破壊するために暴動化に向けてデモを動揺させる目的を持った外国の干渉が疑われている。』)
Middle East Monitor: Iraq arrests UAE spy cell amid protests
(以上、2019/11/04付・Middle East Monitor「Iraq arrests UAE spy cell amid protests」より)
本ブログ過去の関連記事
・2019/08/15付:『イランとイラクの結束(1/3)「イランは常にイラクの同胞と共にあり続けるだろう」/Iran ties with Iraq. Iran would always keep being with Iraq』
・2019/08/15付:『イランとイラクの結束(2/3)「イラクに戦争を望むグループは無い」/Iran ties with Iraq. There are no group which wish for war in Iraq』
・2019/08/15付:『イランとイラクの結束(3/3)「戦争にノー、平和にイエス」イラクはイランと共に立つ事を誓う/Iran-Iraq tie. "No War", Iraq vows to stand with Iran』
・2019/09/10付:『ポピュリズムは「両刃の剣」:香港は反共?それとも共産グローバリストの煽動?「逃亡犯条例改正反対デモ」/Is Hong Kong demo anti-Communism?or globalism?』
・2019/09/14付:『「パニック症」の現「偽」イスラエルによる侵略攻撃-イラク、レバノン、シリア、パレスチナ/Invasion attack by "panic disorder" present Fake Israel』
引用文献
・2019/10/05付・ParsToday日本:「視点;イラクの抗議デモ、疑われる外部からの陰謀(日本語のナレーション付)」
・2019/10/05付・RT QUESTION MORE:「Death toll in Iraq nears 100 amid violent crackdown on nationwide anti-government protests」
・2019/10/07付・ParsToday日本:『イラク国家安全保障補佐官、「敵によるイラクの平穏かく乱工作は失敗した」』
・2019/10/09付・ParsToday日本:『イラン外相、「イラク国民の聡明さが、他国による悪用を阻止した」』
・2019/10/10付・ParsToday日本:「イラクでの抗議者の殺害におけるアメリカの関与が暴露」
・2019/10/26付・ParsToday日本:「イラク・カルバラーでデモ、アメリカとイスラエルへの抗議の声も」
・2019/10/26付・ParsToday日本:「イラクの抗議デモ バスラで治安部隊が手榴弾の攻撃を受ける (動画)」
・2019/10/26付・ParsToday日本:『イラク国民主権運動のハキーム師 「国民の要望を速やかに調査、実施すべき」』
・2019/10/27付・ParsToday日本:「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」
・2019/10/27付・The Iranian(Middle East Monitor):「Iran Says ‘Carefully Monitoring’ Iraq Protests」
・2019/11/04付・Middle East Monitor:「Iraq arrests UAE spy cell amid protests」
関連文献
・2019/10/10付・The Iranian:「Iraq Protests: Spontaneous Or Made In The US?」
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YouTube: US ignited unrest in Iraq to wrest control of country: Commentator
2019/10/31
YouTube: Iraqi government blames "evil hands" for targeting protesters
2019/10/06
YouTube: Why do you think the Iraq protests interest the US and Israeli officials?
2019/11/05
YouTube: US and its allies trying to hijack Iraq protests
2019/11/08
YouTube: Iraqis’ problems rooted in US aggression: Analyst
2019/10/06
YouTube: Iraq: Popular Revolt...Or Color Revolution?
2019/10/09
YouTube: مستشار الأمن الوطني فالح الفياض: سنسقط المؤامرة على العراق
Falih Alfayyadh国家安全保障顧問:イラクに対する陰謀をやめる
2019/10/08
YouTube: هل من عناصر مؤامرة يمكن تلمّسها مما جرى في العراق؟
イラクで起こったことから感じられる陰謀の要素はありますか?
2019/10/08
イラクの抗議デモの騒乱化は「カラー革命」同様の米国CIA謀略の煽動
偽イスラエルMossadの関与、UAEからのスパイセル、サウジアラビア、IS(DAESH)、旧バアス党、民間軍事会社ブラックウォーター(現アカデミ)……
Iraqi protest demonstrations hijacked by CIA-MOSSAD riotize to "color revolution"
政府、上層部の汚職と腐敗、貧困層との格差、公共サービスの不備、高い失業率等が原因となった一般大衆の中の一部が行い始めたデモは、当初は平和的なものであった。
その後、アメリカ等に乗っ取られ、煽られ、操作されて、規模が拡大すると共に暴動化し、騒乱状態に発展してしまった。
その暴動・騒乱に関与するのは、米国のCIAの他、かつて銃乱射虐殺事件等を起こした悪名高き米国の民間軍事会社ブラックウォーター(現名称はアカデミ)、その他の民間軍事・警備会社、その民間軍事会社と行動を共にしているとされる偽イスラエルのMOSSAD、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、サダム・フセインの残党と旧バアス党、そしてIS(DAESH)等が挙げられる。また、イラクの反体制派だけでは無く、イランの在外反体制派もイラン国民に成り済まして紛れ込んだりリンクしている。それらは、同じ顔、似た様な顔つきをしているので、見分けが付かない。
そして騒乱状態となった中では、武器が提供されていたり武装したテロリストが紛れ込み、警官や一般市民の抗議者に向けて発砲している。
占領後に日本を反抗する事も出来ない程に従属化し、概ね自身の意向に沿う様にして成功する事が出来た米国は、その日本のケースで味を占めた事でイラクにも同様の政策を押し付けようとした。しかし、特に最近に於いてはイラクの自己主張は強まっており、その分、米国に迎合せず、阿る(おもねる)事無く、イランとより親しく距離を縮め続け、友好関係と共に経済面での結び付きも飛躍的に向上を続けててより一層の緊密な関係となっている。
米国の成功例は第二次大戦後の日本のケースだけであり、他は皆、イラクをはじめ、ベトナム、アフガニスタン、リビア、シリア等と泥沼にハマるばかりで、尽く失敗を重ねて来たのである。
しかし現在、「反グローバリズム」を掲げて「米国第一」、「中東脱出」を掲げながら、その泥沼から抜け出そうとして米国内でもがきながら闘いを続けるトランプが大統領として存在する事は、中東地域に少し希望が見えて来ると共に、米国内にとっても負債や兵士の命の問題等で救いの兆しが見えるのではないだろうか。しかし未だまだ、米国内の旧来からのエスタブリッシュメントらに足を引っ張られ続けている。
そしてその米国の中東からの離脱を妨げる、自国をディープ・ステートの駒とし続けたいグローバリスト、ネオコン、ネオリベラリスト、シオニストらは、自立しだしたイラクを今一度米国に従順に成る様にしようとして、今回のデモを乗っ取り、操作し、煽り、利用する。
また、イラクとイランとの緊密な関係を壊す事も目的となっている。
ユダヤに握られている主流メディア(MSM)・マスコミは、デモの原因にイランの介入を挙げたり、デモが行われている中でイランの侵入者が一般市民に向けて攻撃している等と述べているが、これらは騒乱のバックに居る者達のプロパガンダであり、「でっち上げ」で、イランの悪者化を謀ったものである。
YouTube: ‘Irak busca alianzas con países que no siguen directrices de EEUU’
「イラクは米国のガイドラインに従わない国との提携を求めています」
2019/10/29
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2019/11/15
デモが始められた頃の10月7日には、ロシアのラブロフ外相とイラクのモハメド・アリ・アルハキム外相との会談に於いて軍事財供給に関する契約を遂行する意向が示された。昨年、当時のイラクのイブラヒム・アル・ジャファリ外相が、ロシアのS-400ミサイル防衛システムを購入する可能性を検討していることが確認されている。また、7日の会談のつい1ヶ月程前の8月末には、現「偽」イスラエルの「暫定」首相ネタニヤフが、やり直し選挙前に追い詰められて「パニック症候群」が発症し、イラクをはじめ、レバノン、シリア、パレスチナ・ガザへのサイコパスでキチガイの八つ当たり侵略攻撃を行った経緯も有る。
10月5日までに
ストップ・ザ・ウォー戦争連合のメンバー、サミ・ラマダーニ (RTへのインタビュー)
「問題は非常に深刻になり、((※2003年以来の)米国主導の侵略による)破壊は非常に大きく、イラクに米国が設置した政治的エリートは殆ど全て腐敗した。そして、これはその破壊的な占領から回復しようとする問題に追加されました」
10月5日
以下、2019/10/05付・ParsToday日本「視点;イラクの抗議デモ、疑われる外部からの陰謀(日本語のナレーション付)」より
「イラクで最近数日間にわたり、首都バグダッドを初め一部の州で公共サービスの不備や失業、行政内の汚職等に抗議してデモが開催されました。
当初平和的に行われていたこの抗議デモは、その後、一部集団の介入によって不審な方法で暴動へと発展し、この中で現在までに48人が死亡する事態を招きました。
複数の証拠から、これらの抗議デモが市民による自発的なものではなく、その発生に外国が関与していた事実が判明しました。その背景として、以下のようないくつかの理由が指摘できます。
第1に、SNSに投稿されたイラク国民による抗議行動の動画は、本物ではなく完全に捏造が疑われていること。
第2に、今回の抗議行動がシーア派3代目イマーム・ホサイン殉教の40日忌=アルバインの行進開始とほぼ同時期に始まったこと。おそらくその目的は、イラクでアルバインの行進が大々的にスタートすることを妨げ、イランなど他国の巡礼者によるイラク訪問を思いとどまらせることにあったと思われます。
第3に、今回の抗議デモが、イエメン人がサウジアラビアに頑なに抵抗し、シオニスト政権が占領地イスラエルで組閣政策の行き詰まりに陥っているのとほぼ同時に発生していること。
イラクは独立した外交政策を有しています。サウジアラビアによる対イエメン戦争、そしてアラブ諸国とイスラエルの関係正常化に反対を唱えています。
一方で、イラクの民営組織ハシャド・アルシャビはイランと緊密な関係を有しています。
以上の理由により、イラクはアラブ・イスラエル・西側の枢軸が思惑とする抗議デモや暴動を形成するための場所として考えられたのでしょう。
第4に、イラクでの抗議デモは、同国政府がハシャド・アルシャビの拠点爆破に関する調査結果を発表したこと、それにイスラエルが直接関与していたとするアブドルマハディ・イラク首相の表明とも時期的に重なること。
第5に、今回の一連の騒乱がイラクの旧バース党政権の一部因子の支持を受けているということです。今回の抗議行動の開始とともに、イラクの元独裁者サッダームの娘はツイッターにデモを支持するコメントを投稿しました。
イラク国内での経済問題や行政内の汚職を否定できないことは事実です。しかし、最近の抗議行動の中で発生した暴動や、西側・アラブ系メディアによるこの出来事を伝える報道は、イラクで現在起きている出来事がある目的を伴った陰謀であることを物語っているのです。」
(以上、2019/10/05付・ParsToday日本「視点;イラクの抗議デモ、疑われる外部からの陰謀(日本語のナレーション付)」より)
10月6日
イラクのアブドルマハディ首相
「(国民に向かって、)イラク政府の優先事項は、国民の合法かつ公正な要求を実現することだ」
10月7日
以下、2019/10/07付・ParsToday日本『イラク国家安全保障補佐官、「敵によるイラクの平穏かく乱工作は失敗した」』より
イラクの民兵組織ハシャドアルシャビのトップを兼任するイラクのアルファイヤーズ国家安全保障補佐官
「わが国の平穏をかく乱しようとした敵の工作は失敗した」
「現在イラクは、見舞われた危機を乗り越えた」
「イラク南部カルバラーのシーア派最高権威・スィースターニー師の代理人を務めるアフメド・アルサーフィー氏も、最近各都市で発生した抗議行動に反応し、三権の長に対し現実的な改革の実現を求めるとともに、衝突した国民と治安部隊それぞれに自制を要求しました。」
イラクでは10月に入ってから、首都バグダッドなど一部の州で公共サービスの不備、失業、行政内の汚職に抗議するデモが行われ、治安部隊との衝突にまで発展していました。
こうした中、6日日曜、同国アブドルマハディ首相が、国民の正当な要求実現に真っ先に着手すると呼びかけたことをきっかけに事態は沈静化へと向かいました。
複数の証拠や証言から、イラクでの最近の騒乱は市民による自発的なものではなく、背後で外国が関与していたことが判明しています。」
(以上、2019/10/07付・ParsToday日本『イラク国家安全保障補佐官、「敵によるイラクの平穏かく乱工作は失敗した」』より)
ロシアのラブロフ外相はイラクの首都バグダッドでのモハメド・アリ・アルハキム外相との会談に於いて軍事財供給に関する契約を遂行する意向を示した。2018年2月には、当時のイラクのイブラヒム・アル・ジャファリ外相が、モスクワ訪問中にロシアのS-400ミサイル防衛システムを購入する可能性を検討していることを確認している。
YouTube: Iraq: Russia to supply military goods to Baghdad – Lavrov
2019/10/07
10月9日
イラクのサリフ大統領は抗議者に対する攻撃を非難した。
YouTube: Iraq's President Salih condemns attacks on protesters
2019/10/09
以下、2019/10/10付・ParsToday日本「イラクでの抗議者の殺害におけるアメリカの関与が暴露」より
イラクの民兵組織の一つ、アサイブ・アフル・ハックの代表、カイス・カザリ氏
「イラクの最近の暴動の裏にはアメリカと同国の悪名高い軍事会社ブラックウォーターが存在する」
「このシナリオの目的として、イラク治安部隊の力を消耗させること、民兵組織・ハシャド・アルシャビがテロ組織ISISを掃討した地域から撤退し、これらの地域で治安上の空白を作ることなどが挙げられる」
「イラクでは、最近の抗議デモおよびそれに伴う暴動で、少なくとも104人が死亡、6000人以上が負傷しました。
なお、死亡者のうち8人は治安部隊員とされています。
イラク政府は、抗議者を襲撃した人物を特定するための捜査を開始しています。」
(以上、2019/10/10付・ParsToday日本「イラクでの抗議者の殺害におけるアメリカの関与が暴露」より)
イランのザリーフ外相
「イラク国民の聡明さは他国が悪用することを妨げた」
「(最近イラクで発生した情勢変化に言及し、)イラクの持ち主はイラク国民だ。彼らの権利は守られなければならない」
10月25日
イラク国民主権運動を率いるハキーム師 (親イランのシーア派民兵中心のファタハ連合のアミリー代表とのイラク・バグダッドでの会談)
「公共サービスと雇用創出に関する要求等、国民の要望を迅速に調査し、官僚主義を離れて実施すべき」
10月25~26日
以下、2019/10/26付・ParsToday日本「イラク・カルバラーでデモ、アメリカとイスラエルへの抗議の声も」より
『イラク南部の都市カルバラーの市民らが、国内での汚職や行政の不備に抗議してデモを行い、同時に米国とシオニスト政権イスラエルの政策にも抗議の声を上げました。
イルナー通信によりますと、カルバラーのデモに参加した人々は25日金曜、イラクの首都バグダッドやその他の都市の住民らが街頭に繰り出したのとほぼ同時刻に、経済・政治分野での真の改革や汚職対策、貧困撲滅や雇用創出を強く訴えるとともに、「米国にノー、イスラエルにノー」のスローガンを掲げ、米国がイラクや地域に展開する政策にも反対を唱えました。
イラク南部の港湾都市バスラでは、人々がクウェートに通じる国境検問所で自動車のタイヤを燃やし、国境を封鎖しました。
バグダッド市内のタフリール広場では、抗議者らが特に25日夜~26日土曜未明にかけて複数回集まり、旧米軍管理領域のグリーン・ゾーンに侵入しようとしましたが、治安部隊に取り押さえられました。治安部隊は催涙ガスや音響弾を発射して、抗議者の侵入を阻止しました。
イラク人権委員会は、今回発生した衝突で1人が死亡、227人が負傷、うち3人はイラク・アルムサンナー州の住民で、その他はバグダッド市民だったと発表しました。』
(以上、2019/10/26付・ParsToday日本「イラク・カルバラーでデモ、アメリカとイスラエルへの抗議の声も」より)
以下、2019/10/26付・ParsToday日本「イラクの抗議デモ バスラで治安部隊が手榴弾の攻撃を受ける (動画)」より
『イラク内務省が、同国バスラ州で治安部隊が手榴弾による攻撃を受けたことを明らかにしました。
イラクのテレビ局アル・イラキーヤが56日土曜、報じたところによりますと、イラク内務省は今回の攻撃で軍関係者1人および治安部隊員7人が負傷したことを明らかにしました。
同省はまた、「複数の州で、政府系庁舎や各政党の拠点・事務所が複数のグループによって放火された」と発表しています。
バスラ州では、機動隊の車両2台が何者かによって放火されました。
一部の情報筋は、同国の首都バグダッドで抗議者側の一人が25日金曜、逮捕されたことを明らかにし、この人物が治安部隊と抗議者の双方を銃撃していたと話しています。
これに先立ち、バグダッドでは機動隊に向かって発砲していた1人が逮捕されました。
首都バグダッドを初め、バスラ、ナジャフ、カルバラー、ワーシト、マイサーン、ムサンナー、バービル、ジーカールの各州では25日、汚職や国民の生活の窮状、失業などに抗議する大規模なデモが実施されました。
イラク議会は新たな状況を検討するため、26日に緊急会議を開催する予定です。』
(以上、2019/10/26付・ParsToday日本「イラクの抗議デモ バスラで治安部隊が手榴弾の攻撃を受ける (動画)」より)
YouTube: "More than 60 Iraqis killed in renewed anti-govt. rallies"
2019/10/27
以下、2019/10/27付・ParsToday日本「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」より
『イラクの治安部隊が、同国の首都バグダッド北部の検問所で、兵器を積載した車両を摘発し、押収しました。
イルナー通信によりますと、イラクの治安筋は26日土曜、この車両の運転手が逮捕されたことを明らかにするとともに、問題の車両から各種の兵器が摘発、押収されたとしています。
イラクの治安部隊は今月25日と26日の両日にわたって、バグダッドを初めとする同国の複数の都市での抗議デモにおいて、数名の武装した人物を逮捕しました。
複数の報道から、これらの人物の一部は、警察官やデモ参加者の双方に発砲し、平和的なデモを暴力事件に発展させようとしていたことが判明しています。
イラクの政界の要人の一部は、同国での最近の騒乱にアメリカとシオニスト政権イスラエルが関与し、平和的なデモを暴動に持ち込もうとしていた、として非難しています。
今月25日、イラクではバグダッドのほか、バスラ、ナジャフ、ワーシト、ムサンナ、ジーカール、バービルなどの都市で生活苦や失業、行政内の汚職に抗議するデモが発生しています。
イラク首都で、武器を積載した車両が発見
以上2点の出典:2019/10/27付・ParsToday日本「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」
(以上、2019/10/27付・ParsToday日本「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」より)
YouTube: ¿Quiénes soplan el fuego de la violencia en Irak?
誰がイラクで暴力の火を吹きますか?
2019/10/29
10月27日
イラン外務省のムーサヴィー報道官
「イランはイラクの状況を注意深く監視している」
「イラクの宗教および政治関係者は協力して目標を達成し、より良い未来を築くことができます」
11月3日
以下、2019/11/04付・Middle East Monitor「Iraq arrests UAE spy cell amid protests」より
「Security forces in Iraq have arrested an Emirati spying cell consisting of several Lebanese and Iraqi nationals in the capital Baghdad.
According to Sawt Al-Iraq Radio, security sources were quoted yesterday claiming that the UAE “infiltrators cell” had been carrying out subversive activities aimed at destabilising the Iraqi state, although the Iraqi authorities have yet to officially comment on the arrests.
“The UAE’s team was conducting extremely dangerous activities in Iraq aimed at overthrowing the government,” the Iraqi source said.
The accused have been identified by Iraqi agents as being responsible for financing some demonstrations in Baghdad and other cities.
The arrests comes as an unconfirmed video recently circulated on social media showed a woman distributing US dollars to Iraqi tuk tuk (rickshaw) drivers among the demonstrators, the source of these funds are unknown.
The group allegedly has direct links to the UAE’s security chief Tahnoun Bin Zayed, who is also the brother of the country’s de facto ruler, Crown Prince Mohammed Bin Zayed.
The radio station noted that Abu Dhabi is currently in talks with Baghdad via Western parties to help resolve the issue.
Although Iraq’s protests are largely centred on governmental corruption and economic mismanagement, foreign interference has been suspected with the aim of fermenting the demonstrations towards violence in order to disrupt the close ties between Baghdad and Iran.」
(『「イラクは抗議の中でUAEスパイセルを逮捕」
イラクの治安部隊は、首都バグダッドでレバノン人とイラク人の数人で構成される首長国のスパイ・セルを逮捕した。
Sawt Al-Iraq Radioによると、昨日、治安当局はUAEの「侵入者セル」がイラク国家の不安定化を目的とした破壊活動を行っていたと主張しているが、イラク当局はまだ逮捕について正式にコメントしていない。
「アラブ首長国連邦のチームは、政府を打倒することを目指してイラクで非常に危険な活動を行っていた」とイラクの情報筋は語った。
被告人は、バグダッドおよび他の都市でのいくつかのデモに資金提供した責任があるとして、イラクのエージェントによって特定されている。
最近ソーシャルメディアに於いて、デモ参加者の間に居るイラクのトゥクトゥク(人力車)の運転手に米ドルを分配している女性を示した未確認のビデオが流布された事から逮捕され、これらの資金源は不明である。
このグループは、アラブ首長国連邦の事実上の支配者であるモハメッド・ビン・ザイード皇太子の兄弟でもある、アラブ首長国連邦の治安部長であるタヌーン・ビン・ザイードと直接関係があるとされている。
ラジオ局は、アブダビが現在問題を解決するために欧米方を経由してバグダッドと話し合っていることに注目した。
イラクの抗議については主に政府の腐敗と経済面に於いての誤った運営管理に集中しているが、バグダッドとイランの緊密な関係を破壊するために暴動化に向けてデモを動揺させる目的を持った外国の干渉が疑われている。』)
Middle East Monitor: Iraq arrests UAE spy cell amid protests
(以上、2019/11/04付・Middle East Monitor「Iraq arrests UAE spy cell amid protests」より)
本ブログ過去の関連記事
・2019/08/15付:『イランとイラクの結束(1/3)「イランは常にイラクの同胞と共にあり続けるだろう」/Iran ties with Iraq. Iran would always keep being with Iraq』
・2019/08/15付:『イランとイラクの結束(2/3)「イラクに戦争を望むグループは無い」/Iran ties with Iraq. There are no group which wish for war in Iraq』
・2019/08/15付:『イランとイラクの結束(3/3)「戦争にノー、平和にイエス」イラクはイランと共に立つ事を誓う/Iran-Iraq tie. "No War", Iraq vows to stand with Iran』
・2019/09/10付:『ポピュリズムは「両刃の剣」:香港は反共?それとも共産グローバリストの煽動?「逃亡犯条例改正反対デモ」/Is Hong Kong demo anti-Communism?or globalism?』
・2019/09/14付:『「パニック症」の現「偽」イスラエルによる侵略攻撃-イラク、レバノン、シリア、パレスチナ/Invasion attack by "panic disorder" present Fake Israel』
引用文献
・2019/10/05付・ParsToday日本:「視点;イラクの抗議デモ、疑われる外部からの陰謀(日本語のナレーション付)」
・2019/10/05付・RT QUESTION MORE:「Death toll in Iraq nears 100 amid violent crackdown on nationwide anti-government protests」
・2019/10/07付・ParsToday日本:『イラク国家安全保障補佐官、「敵によるイラクの平穏かく乱工作は失敗した」』
・2019/10/09付・ParsToday日本:『イラン外相、「イラク国民の聡明さが、他国による悪用を阻止した」』
・2019/10/10付・ParsToday日本:「イラクでの抗議者の殺害におけるアメリカの関与が暴露」
・2019/10/26付・ParsToday日本:「イラク・カルバラーでデモ、アメリカとイスラエルへの抗議の声も」
・2019/10/26付・ParsToday日本:「イラクの抗議デモ バスラで治安部隊が手榴弾の攻撃を受ける (動画)」
・2019/10/26付・ParsToday日本:『イラク国民主権運動のハキーム師 「国民の要望を速やかに調査、実施すべき」』
・2019/10/27付・ParsToday日本:「イラク首都で、武器を積載した車両が発見」
・2019/10/27付・The Iranian(Middle East Monitor):「Iran Says ‘Carefully Monitoring’ Iraq Protests」
・2019/11/04付・Middle East Monitor:「Iraq arrests UAE spy cell amid protests」
関連文献
・2019/10/10付・The Iranian:「Iraq Protests: Spontaneous Or Made In The US?」
【真理と自然観】
《真理》
結論から言って, 真偽は人様々ではない。これは誰一人抗うことの出来ない真理によって保たれる。
“ある時, 何の脈絡もなく私は次のように友人に尋ねた。歪みなき真理は何処にあるのかと。すると友人は, 何の躊躇もなく私の背後を指差したのである。”
私の背後には『空』があった。空とは雲が浮かぶ空ではないし, 単純にからっぽという意味でもない。私という意識, 世界という感覚そのものの原因のことである。この時, 我々は『空・から』という言葉によって人様々な真偽を超えた歪みなき真実を把握したのである。
我々の世界は質感。
また質感の変化からその裏側に真の形があることを理解した。そして我々はこの世界の何処にも居ない。この世界・感覚・魂(志向性の作用した然としてある意識)の納められた躰, この意識の裏側の機構こそが我々の真の姿であると気付いたのである。
《志向性》
目的は何らかの経験により得た感覚を何らかの手段をもって再び具現すること。感覚的目的地と経路, それを具現する手段を合わせた感覚の再具現という方向。志向性とは或感覚を具現する場合の方向付けとなる原因・因子が具現する能力と可能性を与える機構, 手段によって, 再具現可能性という方向性を得たものである。
『意識中の対象の変化によって複数の志向性が観測されるということは, 表象下に複数の因子が存在するということである。』
『因子は経験により蓄積され, 記憶の記録機構の確立された時点を起源として意識に影響を及ぼして来た。(志向性の作用)』
我々の志向は再具現の機構としての躰に対応し, 再具現可能性を持つことが可能な場合にのみこれを因子と呼ぶ。躰に対応しなくなった志向は機構の変化とともに廃れた因子である。志向が躰に対応している場合でもその具現の条件となる感覚的対象がない場合これを生じない。但し意識を介さず機構(思考の「考, 判断」に関する部分)に直接作用する物が存在する可能性がある。
《思考》
『思考は表象である思と判断機構の象である考(理性)の部分により象造られている。』
思考〔分解〕→思(表象), 考(判断機能)
『考えていても表面にそれが現れるとは限らない。→思考の領域は考の領域に含まれている。思考<考』
『言葉は思考の領域に対応しなければ意味がない。→言葉で表すことが出来るのは思考可能な領域のみである。』
考, 判断(理性)の機能によって複数の中から具現可能な志向が選択される。
《生命観》
『感覚器官があり連続して意識があるだけでは生命であるとは言えない。』
『再具現性を与える機構としての己と具現を方向付ける志向としての自。この双方の発展こそ生命の本質である。』
生命は過去の意識の有り様を何らかの形(物)として保存する記録機構を持ち, これにより生じた創造因を具現する手段としての肉体・機構を同時に持つ。
生命は志向性・再具現可能性を持つ存在である。意識の有り様が記録され具現する繰り返しの中で新しいものに志向が代わり, その志向が作用して具現機構としての肉体に変化を生じる。この為, 廃れる志向が生じる。
*己と自の発展
己は具現機構としての躰。自は記録としてある因子・志向。
己と自の発展とは, 躰(機構)と志向の相互発展である。志向性が作用した然としてある意識から新しい志向が生み出され, その志向が具現機構である肉体に作用して意識に影響を及ぼす。生命は然の理に屈する存在ではなくその志向により肉体を変化させ, 然としてある意識, 世界を変革する存在である。
『志向(作用)→肉体・機構』
然の理・然性
自己, 志向性を除く諸法則。志向性を加えて自然法則になる。
然の理・然性(第1法則)
然性→志向性(第2法則)
【世界創造の真実】
世界が存在するという認識があるとき, 認識している主体として自分の存在を認識する。だから自我は客体認識の反射作用としてある。これは逆ではない。しかし人々はしばしばこれを逆に錯覚する。すなわち自分がまずあってそれが世界を認識しているのだと。なおかつ自身が存在しているという認識についてそれを懐疑することはなく無条件に肯定する。これは神と人に共通する倒錯でもある。それゆえ彼らは永遠に惑う存在, 決して全知足りえぬ存在と呼ばれる。
しかし実際には自分は世界の切り離し難い一部分としてある。だから本来これを別々のものとみなすことはありえない。いや, そもそも認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう?
言葉は名前をつけることで世界を便宜的に区分し, 分節することができる。あれは空, それは山, これは自分。しかして空というものはない。空と名付けられた特徴の類似した集合がある。山というものはない。山と名付けられた類似した特徴の集合がある。自分というものはない。自分と名付けられ, 名付けられたそれに自身が存在するという錯覚が生じるだけのことである。
これらはすべて同じものが言葉によって切り離され分節されることで互いを別別のものとみなしうる認識の状態に置かれているだけのことである。
例えて言えば, それは鏡に自らの姿を写した者が鏡に写った鏡像を世界という存在だと信じこむに等しい。それゆえ言葉は, 自我と世界の境界を仮初に立て分ける鏡に例えられる。そして鏡を通じて世界を認識している我々が, その世界が私たちの生命そのものの象であるという理解に至ることは難い。鏡を見つめる自身と鏡の中の象が別々のものではなく, 同じものなのだという認識に至ることはほとんど起きない。なぜなら私たちは鏡の存在に自覚なくただ目の前にある象を見つめる者だからである。
そのように私たちは, 言葉の存在に無自覚なのである。言葉によって名付けられた何かに自身とは別の存在性を錯覚し続け, その錯覚に基づいて自我を盲信し続ける。だから言葉によって名前を付けられるものは全て存在しているはずだと考える。
愛, 善, 白, 憎しみ, 悪, 黒。そんなものはどこにも存在していない。神, 霊, 悪魔, 人。そのような名称に対応する実在はない。それらはただ言葉としてだけあるもの, 言葉によって仮初に存在を錯覚しうるだけのもの。私たちの認識表象作用の上でのみ存在を語りうるものでしかない。
私たちの認識は, 本来唯一不二の存在である世界に対しこうした言葉の上で無限の区別分割を行い, 逆に存在しないものに名称を与えることで存在しているとされるものとの境界を打ち壊し, よって完全に倒錯した世界観を創り上げる。これこそが神の世界創造の真実である。
しかし真実は, 根源的無知に伴う妄想ゆえに生じている, 完全に誤てる認識であるに過ぎない。だから万物の創造者に対してはこう言ってやるだけで十分である。
「お前が世界を創造したのなら, 何者がお前を創造した?」
同様に同じ根源的無知を抱える人間, すなわち自分自身に向かってこのように問わねばならない。
「お前が世界を認識出来るというなら, 何者がお前を認識しているのか?」
神が誰によっても創られていないのなら, 世界もまた神に拠って創られたものではなく, 互いに創られたものでないなら, これは別のものではなく同じものであり, 各々の存在性は虚妄であるに違いない。
あなたを認識している何者かの実在を証明できないなら, あなたが世界を認識しているという証明も出来ず, 互いに認識が正しいということを証明できないなら, 互いの区分は不毛であり虚妄であり, つまり別のものではなく同じものなのであり, であるならいかなる認識にも根源的真実はなく, ただ世界の一切が分かちがたく不二なのであろうという推論のみをなしうる。
【真善美】
真は空(真の形・物)と質(不可分の質, 側面・性質), 然性(第1法則)と志向性(第2法則)の理解により齎される。真理と自然を理解することにより言葉を通じて様々なものの存在可能性を理解し, その様々な原因との関わりの中で積極的に新たな志向性を獲得してゆく生命の在り方。真の在り方であり, 自己の発展とその理解。
善は社会性である。直生命(個別性), 対生命(人間性), 従生命(組織性)により構成される。三命其々には欠点がある。直にはぶつかり合う対立。対には干渉のし難さから来る閉塞。従には自分の世を存続しようとする為の硬直化。これら三命が同時に認識上に有ることにより互いが欠点を補う。
△→対・人間性→(尊重)→直・個別性→(牽引)→従・組織性→(進展)→△(前に戻る)
千差万別。命あるゆえの傷みを理解し各々の在り方を尊重して独悪を克服し, 尊重から来る自己の閉塞を理解して組織(なすべき方向)に従いこれを克服する。個は組織の頂点に驕り執着することはなく状況によっては退き, 適した人間に委せて硬直化を克服する。生命理想を貫徹する生命の在り方。
美は活活とした生命の在り方。
『認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう? 』
予知の悪魔(完全な認識をもった生命)を否定して認識の曖昧さを認め, それを物事が決定する一要素と捉えることで志向の自由の幅を広げる。予知の悪魔に囚われて自分の願望を諦めることはなく認識と相互作用してこれを成し遂げようとする生命の在り方。
《抑止力, 育維》
【育】とは或技能に於て仲間を自分たちと同じ程度にまで育成する, またはその技能的な程度の差を縮める為の決まり等を作り集団に於て一体感を持たせること。育はたんなる技能的な生育ではなく万人が優秀劣等という概念, 価値を乗り越え, また技能の差を克服し, 個人の社会参加による多面的共感を通じて人間的対等を認め合うこと。すなわち愛育である。
【維】とは生存維持。優れた個の犠牲が組織の発展に必要だからといっても, その人が生を繋いで行かなければ社会の体制自体が維持できない。移籍や移民ではその集団のもつ固有の理念が守られないからである。組織に於て使用価値のある個を酷使し生を磨り減らすのではなく人の生存という価値を尊重しまたその機会を与えなければならない。
真善美は生命哲学を基盤とした個人の進化と生産性の向上を目的としたが, 育と維はその最大の矛盾たる弱者を救済することを最高の目的とする。