狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

借金返済の為の病院経営・・・積極的手術と予防医療

2016-04-10 06:09:54 | 予防医療の危険性と生命倫理
 生体肝移植を受けた患者10人の内7人が1年以内に死亡した、神戸市の民間病院・神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)が、その事で他の診療への影響が出て機能せず病院経営が難しくなった事から、破産申し立ての方針となったとの事。
 成功率50%等の手術を強行する等の背景には、患者側の藁にも縋る(すがる)思いもあったのであろうが、高額の最先端医療機器・設備のリース代や豪奢な建物等の負債が大きかった事から、その借金返済の為のビジネスであった要素を含んでいる事が伺える。
 最近はどこの病院でも、また小さな診療所等でもCT(コンピューター断層撮影)機等の高額医療機器を設置して、同様の理由からの「予防医療」という名目の下、病気を発症していない健康な人達を人間ドック、脳ドック、がん検診、定期検診、職場健診等と、恐怖心を抱かせて引っ張り込み、細かく粗探しをして見つかると患者に仕立て、その後、薬漬けにしての慢性疾患や高額手術へと繋げていくという、一連の医療ビジネスを行っているのである。

 本ブログ過去の関連記事
   ・2013/11/04付:「医療機関と高齢者福祉施設との癒着『患者紹介ビジネス』」
   ・2014/04/29付:「借金まみれの病院がすがる暴力団・・・商品である患者」
   ・2014/05/04付:「矛盾・偽善がはびこり基準・根拠・規範の無い医学・世間においては却って『非常識』が正しい・・・『医者に殺されない47の心得~医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法』を読んで」
   ・2014/05/04付:「矛盾・偽善・欲望の渦巻く現代においては「普通」と認められない『非常識』の方が却って正しい事が多い・・・『テレビも新聞も隠す『真実の情報』 ~知ってはいけない!? 医食住の怖~い話 知らないあなたは"殺される"』を読んで」
   ・2015/04/19付:「基準値の策定により医療施設の放蕩的放射線予防検査ビジネスを抑える」
   ・2015/11/22付:「医療従事者はヒマな者が多い・・・仕事を作る為のマッチポンプ式ビジネス『予防医療』による『医原病』」

 参考記事
  ・2015/06/05付・神戸新聞夕刊:「生体肝移植 再開手術の患者死亡 5人目 神戸の病院 20時間後」
  ・2015/06/05付・神戸新聞夕刊:「生体肝移植 患者が死亡 『なぜ強行』疑問の声 病院側『先延ばしできず』」
  ・2016/03/17付・神戸新聞朝刊:「神戸の肝移植病院 破産へ 最新設備の負債 重荷に 医療都市構想への影響懸念」

 関連文献
  


「医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」
「医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」
「テレビも新聞も隠す『真実の情報』 知ってはいけない!? 医食住の怖~い話 知らないあなたは
「テレビも新聞も隠す『真実の情報』 知ってはいけない!? 医食住の怖~い話 知らないあなたは"殺される」"


最新の画像もっと見る

コメントを投稿