今週は、ウクライナのミサイルがポーランドを襲うが、その瞬時にわかったであろう情報を遮って、ロシアのミサイルがポーランドに着弾して被害、すわNATOとロシアの大戦争~みたいな話として駆け巡ったことが大きな出来事だった。しかし、バイデンが、ロシアが撃ったという話しはunlikely(ありそうにない)と言い、次第に話がしょぼたれて、ポーランドも誰が撃ったかわからないと言い出し、なんとなく静かになった。B . . . 本文を読む
長いこと、「冷戦って要するに、ナチその2の時代だったんです」といったことを書いてきた私ですが、ふとしたところで、まさにその通りのことを言っていたアメリカ人を発見した。元CIAのオフィサーのPhilip Ageeという人。フィリップは、アメリカはドイツのソ連に対する戦争を引き継いだんだ、The US took over the German war against the Soviet Unionと . . . 本文を読む
今週は、火曜日にアメリカでは中間選挙があり、共和党が下院を制し、そして、予想通り、一部で何日たっても開票が最終にならないという事態が起きていた。アメリカの選挙は仕組み的にも、選挙への向かい方においても、なにかこう、到底先進国とは思えない。2020年の大統領選挙の時にいろいろ書いたけど、そもそも制度に問題がある。植民地の時の都合を今まで持ち越して、へんちくりんな観光史学みたいないい加減な理屈をつけて . . . 本文を読む
ミンスク合意で終わっていればよかったものを正面衝突に至らせ、9月に一斉攻撃失敗、9月30日に4州がロシア入りしたところで、既に、ミンスク合意に戻れないことが確定した(今更何を、という感じだが)。ミンスク合意はウクライナの東部とキエフ政権が話し合って結果的に連邦制にしたらいいだろう、という構想。つまり領土的一体性が保たれる。だけどその時点で既にクリミアはロシアに戻ってしまったので、ウクライナの過激派 . . . 本文を読む
今週のハイライトは、「汚い爆弾」騒ぎとプーチンのバルダイ・クラブでの長くて面白くて、知的で、抗いがたく魅力的なトーク、かな。■ 汚い爆弾問題「汚い爆弾」騒ぎは、NATOウクライナが放射性物質を含む爆弾を爆発させて、それをロシアのせいにしようとしているとロシア側が主張し、それを、NATO各国が、そんなわけない、それはロシアがやろうとしているのだ、と言ってる騒動。言うまでもなく、西側の路線がキツイのは . . . 本文を読む
今週は忙しかったのでtwitterにもブログにもあまり時間を割けなかった。ウクライナ方面は、クリミア橋爆破からロシア軍がキエフを含む都市部のインフラ破壊になり、その後ロシアはますます部隊増強、NATOウクライナはヘルソンに拘り、ドンバスのアルチェモフスク (バフムト)を落としそう、といったところ。全体としては、こんな感じだった。総じていうなら西側の軍事支援はロシア軍を弱体化させる役にはほとんど立た . . . 本文を読む
先週の日曜日にはまだクリミア橋は爆破されておらず、ロシア軍によるウクライナ各地へのミサイル攻撃もなかった。そこから1週間。とてもムードが変わった。まずアメリカの中で、核戦争とか何を言ってるんだ、馬鹿なこと言ってるんじゃないみたいなエライおじさんが出てきたり、タッカー・カールソン以下、目立った人たちがこれまで以上にゼレンスキーを酷評するようになった。アメリカの中間選挙が近いという事情もこの傾向を推進 . . . 本文を読む
いろいろ細かいことはまた書こうと思っているところだけど、今現在の根本的な戦いは、これだわな、と思う。2003年バグダッド。NATOは市民殺傷が得意な侵略軍ロシアはそのNATOと戦っているそれがわかるから世界中の大半の人がロシア非難に乗って来ない https://t.co/g9AOVzWt5b— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) October 11, 2022&nbs . . . 本文を読む
10月10日のモスクワ時間早朝、ウクライナ各地にミサイルが着弾しまくった。私はたまたまTelegramを見ていたのでかなり早くに気がついた。最初はキエフだったんじゃないかと思うけど、そこからあれよあれよという間に、キエフ、ポルタヴァ、リヴネ、ジトームィル地域、ドネプロペトロフスク、ハリコフ、フメリニツキー、イヴァノ・フランキーフスク、テルノピリ、リビウなどに着弾していった。インフラ、軍事施設、司令 . . . 本文を読む
いやいやほんと、このクリミア橋の爆破は異常な出来事だ。何がって、爆発もだけど、それよりも、これを西側のいわゆる主流メディアがヘイト丸出しで見世物にしているから。ロイターのこの動画はすごい。異常さのレベルはシリアを超えてきた。「(クリミア大)橋が燃える瞬間を待ち望んでいた。すべての #ウクライナ 国民が待っていたと思う。そしてそれが始まったことに、私たちはとても満足している。」(キーウ市民の女性) . . . 本文を読む