元参議院議員の平野貞夫さんが、早野&佐高の爺対談で興味深いことを言っている。
全編ぱらぱらに興味深いネタが埋まってるんだけど、最後のこれがなかなか。
佐高パートは今回は全部飛ばしてもOK。平野パートがなかなか。
【佐高×早野+平野の3ジジ放談】経産国家の宿痾 二階小池の正体20200617
45分あたりから、岸といい電通といい、満洲を思わせるものがある。阿片で稼いだ金を国内に送って翼賛選挙に使っていた、と。
戦前は阿片だったけど、今度は阿片の代わりに税金なのかな、と。
48分あたりから
予備費10兆円の問題。半分ぐらいは使い道が指定されたけど、それでも残りは5兆円。驚くべき金額。それなのに、立憲は自民と談合した。反対したのは共産党ぐらい。立憲は議会主義をわかっておらない、と。
財政民主主義の破壊とか言ってるけど、それどころではない。あんなやり方が通るなら、100兆円の予備費だってできる。日本の国家を壊したようなもの。
平野が心配するのは、
予備費から内閣機密費への転用は閣議決定でできる
政権が代わる時には、内閣の金庫はカラになるのが通常
と重ねてみれば、もうすでに何か話が出来ているんじゃないかという気がしてしようがない、と。
いやぁ、これはわかる気がする。
安倍が悪い奴なのは8年前でも知られていたことだが、昨今マスコミが態度を変えてきた感じがする。ということは、変化が起こる。その際に、金を持ち逃げするなり、あらぬところに使ったりといったことが画策されていると考えて悪い理由はない状況でしょう。
で、安倍が見切りを付けられている感じがするのは、別に今日安倍が悪人になったからではなく、日本のシステム上自民党総裁選挙をいつまでも1人で制することはできない。首相は期限付き。そこで次を探すのかな、と。
2017年の選挙の時、ブルームバーグを筆頭に英語記事の日本の選挙報道が、安倍勝った、安倍勝った、安倍だと2021年まで任期。OK、みたいな感じだったのを思い出す。中身なんかなんだっていい。
国内の投開票なんかどうでもいい、結果は同じだといわんばかり
いずれにしても、次も安倍と同様、じゃぶじゃぶの金出し路線を取らせることが「システム」側というか、守旧派からの要請であることには違いないでしょう。
あと、バイデンにしようとしている側が、同様に、なんかちょっと自由と民主主義万歳的な奴を探している、っていう理屈もあるような気がする。目先を変えて、これがみんなのためなのよ、みたいな路線を作るために。あるいは、何かテーマを変えてくるのかもしれないが。